株式市況/ロビンフッドユーザーはいつ売りに転じるのかね。

6月12日の終値。

「素人投資家が上昇させた相場かもね」ではなく、本当にそうだったという話の続き。この記事で書かれているように、ファンダメンタルでみた人達の多くは踏まれた。っていうか、もう旧来の相場の見方から離れて、ロボット売買のご機嫌を最優先で確認しなくてはいけない相場ということだと認識した。
金融は、一足先に「21 lessons」の世界をいっているように感じます。

興味深いことにリスクパリティとCTAは(一部で期待されていたであろうにもかかわらず)断固として株の買い戻しには動かず、一方同じボラティリティを見ていてもリスクパリティより足が速いとされるVolコントロールは一足先にポジションを極小から積極的に復元している。

http://www.shenmacro.com/archives/23295913.html

で、shenさんのブログでも書かれているようにロビンフッドユーザーの突撃の件なんですが、グラフに金額が書かれていないのが気になって調べてみた。
そうしたら、ロックダウン直後にロビンフッド経由のS&P500ETFは急落したのに、V字回復しているじゃないかー。
ロボット売買の動きは、プロにはだいたいわかるだろうが、さすがにこの個人の動きがいつ引くかって読めないよなあ。再度ロックダウンでは、もう急落はないと言われているが、素人考えでは再度売りに転じる可能性もあるのだろうか。

さて、北京の食品卸売市場でクラスター発生で閉鎖したことが報じられたり、米国でも早期ロックダウンを解除した南部州の感染増加だけでなく、感染減少していたニューヨーク、ニュージャージー州でも再度増加傾向が報じられた。

現在の指数先物は以下の通り。
CME  S&P500 2999.0 8:43JST
CME 日経先物 22070 8:34JST
【為替ドル円】 107.39 △0.04% +0.04 [08:41]
ブルームバーグドルインデックス 1216.02 △0.12%

今週の米国の経済予定。日本は今日明日で日銀金融政策決定会合。明日正午頃発表の予定かな。

さて、今後について。
これまたshenさんのブログで掲載されていた Goldman Sachs chart of positioning indicators を、自分でググった。
3月20日時点はほぼすべてがリスクオフだったのに対して、現在のはバラバラだ。いくつかはリスクオンに動いたといっていい。ということは、もし、これらがすべてリスクオンに動いたならば、こんなていどの上昇では済まないことになるのかもしれない。
一方では、リスクオンに動いているのはまだ少ないので、これらがリスクオフに動いたとしてもたいした下落にはならないともいえるのかもしれない。

https://www.marketwatch.com/story/heres-the-only-thing-investors-need-to-know-about-the-stock-market-right-now-says-50-year-veteran-2020-06-09