FRBはレポ縮小。2019年10-11月の14日物タームは半分ほどのレポになった。

昨日の終値。せっかく米最高裁がゴーサインだしたのに、Tモバイル親会社ドイツテレコムがスプリント買収の再交渉になってソフトバンクは大きく下落。
一方で、注目しているファストリテイリングは反発したが、まだ回復するには遠い道のりだ。政府が150億円ほどの財政出動するようですが、日経先物は反応していなかったし株価には影響ないとみている。

【日経平均株価】 23,827.73 ▼0.14% -33.48 [02/13]
TOPIX 1,713.08▼0.34%
マザーズ 857.03△0.53%
【ドル建て日経平均】216.95 ▼0.12% -0.27 [15:00]
【ドル円】 109.83 -0.24 ▼0.22% [15:03]
ファーストリテイリング 60,560 △2.33%
ソフトバンクグループ 5458 ▼5.09% 
東証一部出来高 1,235,410,000株 15:00

まず、昨日は8:55くらいに速報でビッグニュースが飛び込んできたのだ。当然のように米先物急落、日経先物急落、オフショアユアン安、円高になるわけだ。見事に一度に動くので、アラートがリンリン鳴って何事だと思った。
債務問題など何かと話題になる地方政府だが、中央政府が緊急事態に陥っても未だにコントロールできていないというのを世界に宣言してしまったようなもんだな。先日、都市閉鎖して1ヵ月経過するから大丈夫だろうとしていたが、大前提が違っていた。症状がでていても陰性なら、病院から追い返されたそうだ。そりゃ湖北省を囲っても、湖北省内で蔓延するわな。湖北省が再開しないと、多くの工場が再開できないし、1カ所でも部品ができないとサプライチェーンが崩れるだろう。
それにしても、中国のデータ公表を信用できないが、欧米諸国はわかっていながら金儲けのためにETFとか指数とか組成している。困ったものだ。

中国湖北省の衛生健康委員会は13日、新型コロナウイルス感染症例が12日に1万4840件増加したと発表した。前日から45%増えたことになり、同省での感染例は計5万件に近づいた。これまでの方法である核酸の検査キットとともに、画像スキャンで確認された症例を加える。 (中略) 湖北省は新型ウイルス感染拡大の中心であり、医療施設も限界に達している。何時間も待って核酸の検査を受け、陰性となった場合は通常、発熱や咳などの症状が明らかでも病院から追い返される。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-13/Q5M9JBT0AFC301

【上海総合指数】 2,906.07 ▼0.71% -20.83 [16:02]
ハンセン指数      27,730.00   ▼0.34% –
CSI 300 Consumer Staples Index   20018.21 ▼0.60% –
MSCI Emerging Markets 1,106.07↓  [2/13] 
( 52 WEEK RANGE 956.59 – 1,150.91 ) 
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,649.32 ↑  [2/12] 
( 52 WEEK RANGE 1,587.38 – 1,673.26 ) 
バルチック指数    421.00    △0.72% [2/12] 
( 52 WEEK RANGE    415.00 – 2,518.00 )  2016年2/5 297.0が直近最安値

香港の学校が3/16まで再開しないとリリースがでていたが、中国本土工場再開のリリースがでてこない。GMは2/15、キャタピラーは2/17から工場再開できるのかしらん?

続いて、米国市場。 ニューヨーク連銀が翌日物レポオペの規模をさらに縮小すると発表して下落幅が広がったようだ。

【NYダウ】 29,423.31 ▼0.43% -128.11 [02/13]
(52週最高値  29,551.42   52週最安値 23,765.24  ) 
NASDAQ    9,711.97 ▼0.14% –
(52週最高値     9,725.96  52週最安値6190.17 )
S&P500     3,373.94 ▼0.16% –
(52週最高値  3,379.45 △    52週最安値2346.58 ) 
ラッセル2000種指数 1,689.377 △0.71%
(52週最高値  1,706.175   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】14.15↑
Fear & Greed Index  58→(Greed) 
【WTI原油】      51.466↓ 8:02JST
【NY金先物】   1,575.66↑   8:02JST
ドルインデックス:  99.10↑  8:02JST
米国30年債利回り:2.075↓     8:02JST
米国10年債利回り: 1.622↓     8:02JST
米国 2年債利回り:1.456↑     8:02JST
米国3か月債利回り:1.58↑  8:02JST
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  160.4669 △0.22%
( 52 WEEK RANGE   157.4103 – 174.8420 ) 2016年1/15 148が直近最安値
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 2,126.39 △0.36%最高値更新
NYFANG:IND  3,726.791 △0.47%
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 –   3,730.915 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,277.47 △0.07% [2/12]
(52 WEEK RANGE  2,049.76 –   2,287.33 )
BofAML US High Yield Master II Effective Yield 5.09↓[2/12]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield  2.96 ↑ [2/12]
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 11.32↓ [2/12]
米取引所の合算出来高は68億6000万株。直近20営業日の平均は76億4000万株。
AAPL 324.87▲0.71% (52週最高値  327.85 52週最安値153.66 )
AMZN 2149.87▲0.47% (52週最高値 2185.95 52週最安値1566.76 )
GOOG 1514.66▲0.24% (52週最高値 1529.63 52週最安値1025.00 )
MS   183.71▲0.54% (52週最高値 190.70 52週最安値102.17 )
NVDA  270.78▲0.65%( 52週最高値 272.80 52週最安値131.00 )
FB   213.14△1.13% (52週最高値 224.20 52週最安値143.43 )
NFLX  381.40△0.37% (52週最高値 385.99 52週最安値252.28 )
TSLA  804.00△4.78% (52週最高値 968.99 52週最安値176.99 )
BABA  220.36▲1.76% ( 52週最高値 231.14 52週最安値147.95)
※52週最高値・52最安値更新:2020/02/13時点

さて、レポ縮小の話。

ニューヨーク連銀は13日、3月12日までの翌日物オペと14日物タームオペの新しいスケジュールを発表。来週以降、タームオペは50億ドル(約5500億円)減額し最大250億ドルに、3月3日以降に再度縮小し、最大200億ドルとする。一方、翌日物オペは200億ドル減らし1000億ドルを上限とする。
  これによりニューヨーク連銀は2カ月連続で流動性供給を減らすことになる。1月半ばにタームオペを2月から50億ドル減額すると発表していた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-13/Q5NSIFDWLU6Z01

NY連銀の過去のレポ状況をみると、いかにレポ供給していたかがわかりますね。記事では、最大で250億ドル→200億ドルと書かれているが、2019年10月や11月って450億ドルだったわけだ。オーバーナイトについては、1200億ドル→1000億ドルだからそんなに変わっていない。
米国では、現金調達するのに債権担保にしたレポ市場が主流だというが、具体的なカネの流れがわかっていない。このあたり、少し注力して情報収集せねば。

https://www.newyorkfed.org/markets/domestic-market-operations/monetary-policy-implementation/repo-reverse-repo-agreements/repurchase-agreement-operational-details#monthly-summary
https://www.newyorkfed.org/markets/domestic-market-operations/monetary-policy-implementation/repo-reverse-repo-agreements/repurchase-agreement-operational-details#monthly-summary

一方で、FRB外貨準備高は2019年1月15日を上回ってしまっている。

https://fred.stlouisfed.org/series/WALCL

アマゾンにとっても、マクロソフトにとっても株価を揺るがすじたいだと思うので注視していく。

米国防総省が最大100億ドル規模のクラウド事業で米マイクロソフト(MSFT.O)と契約を結んだことを巡り、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)が契約履行の保留を申し立てていた訴訟で、連邦裁判所は13日、アマゾン側の訴えを認め、契約履行の一時差し止めを命じた。

https://jp.reuters.com/article/amazon-com-pentagon-idJPKBN2072ZH

エヌビディアが先週くらいに過去最高値を更新し、動向が気になっている。
市場予想を大幅に超えて、時間外で急騰したようだ。

米半導体大手エヌビディア(NVDA.O)が13日発表した第1・四半期(2─4月)の売上高見通しは、新型コロナウイルス感染拡大による1億ドルの押し下げを想定しているものの、市場予想を超えた。これを受け株価は時間外取引で一時7%近く急伸した。

https://jp.reuters.com/article/nvidia-results-idJPKBN2072Z9?il=0