米国株式市況/来週の新規失業保険申請件数はカリフォルニア州が入らないので注意

【NYダウ】 26,815.44 △0.20% +52.31 [09/24]
【NASDAQ】10,672.27 △0.37% +39.28 [09/24]
S&P500  3,246.59 △0.30%
ラッセル2000種指数  1,451.819 △0.02%
米30年債利回り 1.410↓
米10年債利回り 0.674→
米2年債利回り 0.141↓
Fear & Greed Index 48→(Newtral)
VIX恐怖指数  28.51→
SKEW INDEX  129.17▼0.52%
WTI原油先物 40.24↑ 7:44JST  
フィラデルフィア半導体指数:2147.42△0.97%
ドルインデックス:94.33
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,182.75 ▼0.01%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,277.11▼0.04%[9/23]
バルチック指数 1,426.00△4.55% [9/23] 
米取引所の合算出来高は104億3000万株。
AAPL 108.22△1.03% (52週最高値 131.00 52週最安値51.06 )
AMZN 3019.79△0.66% (52週最高値 3495.00 52週最安値1626.03 )GOOG 1428.29△0.92% (52週最高値 1659.22 52週最安値1025.00 )
MS   203.19△1.30% (52週最高値 231.15 52週最安値115.52 )
NVDA 493.92△1.85%( 52週最高値 543.00 52週最安値132.60 )
FB   249.53△0.20% (52週最高値 304.67 52週最安値137.10 )
NFLX 473.08△0.52% (52週最高値 575.37 52週最安値252.28 )
TSLA  387.79△1.95% (52週最高値502.49 52週最安値43.67)
ZM   464.98▼7.10% (52週最高値494.90 52週最安値60.97)

オープニング前後の経済発表
①新規失業保険申請件数

https://www.dol.gov/sites/dolgov/files/OPA/newsreleases/ui-claims/20201814.pdf

注意しなきゃいけないのは、9/20~10/2はカリフォルニア州の失業保険申請がシステムトラブルで申請できなくなっていること。参照元はこちら
カリフォルニア州の申請件数は毎週20万件強で全米申請件数の4分の1をしめるため、来週から激減しているようにみえてしまうことが想定される。逆に10/8発表分で激増するかもね…
また、新規PUA申請件数も下落しているんだけど、ほとんどの州で増加しているのに対して、カリフォルニア州が10万件くらい減少。疑いたくなるデータだ。

②新築住宅一戸建て販売(季節調整済み、年率換算)101.1万戸( 前月比 △4.8%)

住宅販売は新築も中古も好調だね。

オープニングは、S&P 500とナスダックコンポジットはそれぞれ▼0.3%と▼0.5%してスタート。

ムニューシン財務長官がPPPのような中小企業支援策は超党派で指示されているという発言が好感されて、財政出動期待が高まったようで上昇。ペロシ下院議長も、ホワイトハウスと交渉する用意はあると発言したみたいね。最後期待が折れたようだけど、このあたりは別記事で。

セクター別では、金融セクターはなんとかプラスだったが、フィンセン文書で名指しだったモルガンなんかは続落しているね。欧州STOXX® Europe 600 Bankも小幅に下落しているし、なかなか厳しい状況だよね。

都市から郊外の流れが止まらない。

今朝のブルームバーグTVだが、主な都市での賃貸状況は下落が激しい。特にサンフランシスコからの流出が多いみたいね。
また、8月のマンハッタンの空室数も前年比で3倍に膨れ上がっている。

不思議なんだけど、NY州はコロナ感染陽性者数をかなりおさえこんでいるんだよね。第一波でおさえこんだ成功州ともいえる。CA州なんか第三波到来しているほどだけど、なんでこうなっているか少し不思議。

トルコ中銀が利上げ

トルコ中銀が1週間物レポ金利を10.25%とこれまでの8.25%から引き上げ。
2018年終盤の通貨危機以降で初の利上げ。とはいえ、8月のインフレ前年比率が11%だから、追い付いていないよなあ。
外貨準備の枯渇などへの懸念から、リラは今年に入って対ドルで23%も下落しているし… 外貨準備は、$43.159Bで低空飛行の状況。

Sovereign CDSみると、アルゼンチンとベネズエラは既にデフォルトしておりますが、次に危ないのはウクライナかトルコだといえます。一時は、ウクライナよりもデフォルト率が高かった。経済規模の大きさでいくと、デフォルト率が高い順で、トルコ、ブラジル、メキシコ、ギリシャ、イタリアあたりはたまにウォッチしておいた方がよさそうですね。まあ、やられるとしたらまずはトルコでしょう。FRBがスワップ協定を結んでいない通貨なので、ドル入手が困難であることは間違いないので。

http://www.worldgovernmentbonds.com/sovereign-cds/