米国株式市況/FOMC議事要旨で株売り・債券利回り上昇

【NYダウ】 27,692.88 ▼0.31% -85.19 [08/19]
【NASDAQ】11,146.46 ▼0.57% -64.38 [08/19]
S&P500    3,374.85 ▼0.44%
ラッセル2000種指数  1,572.066△0.15%
米30年債利回り 1.424↑
米10年債利回り 0.683↓
米2年債利回り 0.145→
Fear & Greed Index 68↓(Greed)
VIX恐怖指数  22.54↑
WTI原油先物  42.91↑ 7:45JST
フィラデルフィア半導体指数:2200.77▼0.63%
ドルインデックス:93.00↑
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,172.62 ▼0.05%
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF  135.72▼0.26%
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF  84.47 ▼0.28%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,254.56 ▼0.05%  [8/18] 
バルチック指数  1,586.00 ▼0.75% [8/18] 
米取引所の合算出来高は86億1000万株。直近20営業日の平均は97億2000万株。
AAPL 462.83△0.13% (52週最高値 457.65 52週最安値170.27 )
AMZN 3260.48△1.57% (52週最高値 3344.29 52週最安値1626.03 )GOOG 1547.53▼0.71% (52週最高値 1586.99 52週最安値1025.00 )
MS   209.70▼0.61% (52週最高値 216.38 52週最安値115.52 )
NVDA 485.54▼1.00%( 52週最高値 460.19 52週最安値132.60 )
FB   262.59△0.10% (52週最高値 278.89 52週最安値137.10 )
NFLX  484.53▼1.49% (52週最高値 575.37 52週最安値252.28 )TSLA  1878.53▼0.45% (52週最高値1794.99 52週最安値176.99)
ZM    273.51▼1.19% (52週最高値281.00 52週最安値60.97)

オープニング前に発表された経済指標
先日、過去最低の30年住宅ローンをマークしたが、今週は金利急上昇でローン申請件数が下落。住宅ローン申請件数からみても、住宅は好調なのよね。
・MBA住宅ローン申請件数指数 (前週比) ▼3.3%(前週△6.8%)
- リファイナンスの需要は1週間で5%減少、前年比より38%高
・MBA 30年住宅ローン利率 3.13%

オープニングでは、 S&Pは0.15%上昇 。ナスダックは0.09%上昇でスタート。

日本時間午前2時からは、大規模な米20年債入札。30年債に続き、低調さがみられたようだ。

米財務省が19日実施した過去最大規模となる250億ドルの20年債入札は、最高落札利回りが1.185%と、入札前に取引されたいた水準を約1ベーシスポイント(bp)上回り、低調な需要が示された。
応札倍率は2.26倍だった。

https://jp.reuters.com/article/usa-debt-auction-idJPL4N2FL3MC?il=0

米10年債のイールドカーブのスティープ化が進んでいるよなあ…

さて、注目されていた日本時間午前3時のFOMC議事要旨の発表。
株価をみると、発表後に大きく株売り、債券売り(利回り上昇)に動いたようなのでネガティブ材料になったようだ。
ドルは上昇し、金は売りになった。

議事要旨では、連邦準備理事会(FRB)が金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性について検討していたことが判明。また新型コロナウイルス流行が招いた景気低迷からの回復を巡って、かなりの先行き不透明感が存在するとの懸念も示された。
市場では「議事要旨が一段とハト派的な内容になるとの期待もあったため、これが失望に転じ、株安・ドル高につながった」とみられている。
(中略)
また、5、6月に回復した雇用は減速した公算が大きく、労働市場の一段の「大幅な改善」は経済活動の「幅広く持続的な」再開にかかっているという見解が示されたほか、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)などのハト派的な政策の導入に当局が現時点で否定的であることが分かった。

https://jp.reuters.com/article/ny-markets-summary-idJPKCN25F2PQ?il=0

最後に、セクター別では、珍しくすべてのセクターがマイナス。
不動産セクターがもっとも下落したが、住宅ローン金利上昇が嫌気されたかね。
ただ、不動産セクターの中でも電波塔REITの下落が目立つ。

FEMAから11州が失業給付300$上乗せ

もう2週間くらい前のことなので、忘れかけられているが、大統領令で失業給付上乗せを実現させようとした。思い出せない方は、こちらの記事を。

今のところ、大統領令に基づいた失業給付300$上乗せに手をあげた州が以下の11州となった。州が100$支払わなきゃいけないという部分があったけど、実際は、100$支払う必要がないとCMBCは報道しているね。州政府は、平均すると失業給付に300$/週支払っているとのこと(一部南部州は200$)。となると、4週で1200$となると、家賃月額中央値(しかも南部)が1000$を考えると生活はかなり厳しいですね。

共和党州:アリゾナ、アイダホ、アイオワ、ルイジアナ、ミズーリ、モンタナ、オクラホマ、ユタ州
民主党州:ニューメキシコ州、メリーランド州、コロラド州
選挙対策にしては、スウィング州が入っていない…

The federal government has approved funding for 11 states — Arizona, Colorado, Idaho, Iowa, Louisiana, Maryland, Missouri, Montana, New Mexico, Oklahoma and Utah — to offer the $300 supplement to jobless benefits, according to the Federal Emergency Management Agency, which is overseeing the assistance.

https://www.cnbc.com/2020/08/18/7-states-approved-to-offer-extra-300-weekly-unemployment-benefits.html

あとはこの失業給付上乗せがどれくらい続くか。
FEMA ファンドは8月の初めに740億ドルの残高があったようだけど、ハリケーンシーズンの災害にも備える必要があるし、どこまでこの予算を使うつもりなのかね。