日本市場サマリー
昨日はBOJはなし。本日正午頃には、日銀政策決定会合の発表。
【日経平均株価】 21,530.95 ▼3.47% -774.53 [06/15]
TOPIX 1,530.78 ▼2.54%
マザーズ 958.28
【ドル建て日経平均】208.09 ▼0.77% -1.62 [06/12]
【為替ドル円】 107.16 ▼0.17% -0.18 [15:02]
東証一部出来高 1,363,920,000株 15:00
The Japan 5 Years CDS value is 20 (last update: 15 Jun)
アジア・欧州市場
【香港ハンセン指数】 23,776.95 -2.16% -524.43 [06/15]
USD/CNH 7.066↓ 7:32JST
The Hong Kong 5 Years CDS value is 45.1↑(last update: 15 Jun)
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 2,175.86 ▼0.11%
MSCI Emerging Markets 966.32 ↓[6/15]
Europe Stoxx 600 353.09 ▼0.27%
STOXX® Europe 600 REITs 47.55 △0.36%
バルチック指数 923.00 △10.01% [6/12] →WOW~!
米国市場サマリー
【NYダウ】 25,763.16 △0.62% +157.62 [06/15]
【NASDAQ】9,726.02 △1.43% +137.21 [06/15]
S&P500 3,066.59 △0.83%
ラッセル2000種指数 1,419.607 △2.30%
Fear & Greed Index 53→(Newtral)
【VIX恐怖指数】 34.40 ↓
【WTI原油先物】37.22↑7:42JST
ドルインデックス:96.62 7:42JST
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,208.76 ▼0.15%
フィラデルフィア半導体指数:1931.01△1.43%
United States 5 Years CDS 18.4→ [6/15]
MSCI US REIT IDX : 1,063.90 +12.38 (△1.18%)
ブルームバーグ商品指数トータルリターン 135.7910 ▼0.09%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,218.74▼0.06% [6/12]
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF 134.22 △1.42%
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF 83.24 △0.97%
米取引所の合算出来高は123億1000万株。直近20営業日の平均は129億4000万株
AAPL 342.99△1.24% (52週最高値 354.77 52週最安値170.27 )
AMZN 2572.68△1.09% (52週最高値 2690.00 52週最安値1626.03 )GOOG 1419.85△0.47% (52週最高値 1532.11 52週最安値1025.00 )
MS 188.94△0.64% (52週最高値 198.52 52週最安値115.52 )
NVDA 366.95△2.70%( 52週最高値 374.67 52週最安値132.60 )
FB 232.50△1.71% (52週最高値 241.21 52週最安値137.10 )
NFLX 425.50△1.78% (52週最高値 458.97 52週最安値252.28 )
TSLA 990.90△5.95% (52週最高値1027.47 52週最安値176.99)
EQUINIX 694.53△2.64% (52週最高値 718.33 52週最安値446.04)
ZOOM 239.02△8.88% (52週最高値 224.46 52週最安値60.97)
BABA 217.03▼0.28% (52週最高値 231.14 52週最安値147.95)
S&Pは2%下落、ナスダックは1.5%下落してスタート。東部時間7時の時点で先物が既に下落していたが、それを反映してスタートした。午前の時間でVIXは40ポイント超えに達していた。航空株、クルーズ株あたりが5%を超える大幅下落となっていた。
東部時間10:30頃に、 中小企業向け融資を支援する「メインストリート貸し付けプログラム(MSLP)」の受け付けを開始し、融資を即時始めるよう金融機関に促した。ことが報じられ、株価は少し反発をみせた。
正午頃には、S&P500は▼0.2%下落まで反発して、ナスダック総合指数はプラスに転じた。12:30頃にダラス連銀カプラン総裁の発言があったが、この発言であまり大きく動いたとはいえないだろう。
14:30頃に、FRBが 「セカンダリーマーケット・コーポレートクレジットファシリティー(SMCCF)」の下で米企業の社債買い入れを開始すると発表した。SMCCFでこれまでに買い入れたのは、上場投資信託(ETF)のみだった。 これで株価が急騰する。尚、米債10年債もここで利回りが急上昇をみせてプラスに転じたまま終えた。
BlackRockのiShares iBoxx 投資適格社債ETFファンドは1.9%上昇w
ついでにiShares iBoxxハイイールド社債ETFまで1.6%上昇w
中央銀行の買い支えで上昇するETF。
このSMCCFには、 2,500億ドル予算がらうが、社債を購入するETFに約55億ドルがETFを通じて買われている。個別に社債を買っていくのですか~。
U.S. stocks climbed to the highs of the day after the announcement. BlackRock’s iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond exchange-traded fund, the largest credit ETF, jumped 1.9% to hit session highs, while the iShares iBoxx High Yield Corporate Bond ETF climbed as much as 1.6%.
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-06-15/fed-will-begin-buying-broad-portfolio-of-u-s-corporate-bonds?sref=lw8NgS9l
(中略)
The SMCCF is one of nine emergency lending programs announced by the Fed since mid-March aimed at limiting the damage to the U.S. economy by the coronavirus pandemic. With a capacity of $250 billion it has so far invested about $5.5 billion in ETFs that purchase corporate bonds.
さて、セクター別にみてみよう。最も上昇したのは金融セクターだ。前場では▼2.65%も下落していたのにね( ゚Д゚)
ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ・シティなどは3%を超える下落していたのに、1%前後のプラスで終えた。 メインストリート貸し付けプログラム(MSLP) が開始すれば、手数料収入は入るだろうからね。
一方で、エネルギーセクターは、週間パフォーマンスで最も下落しているが、FRBの口先介入ではあまり上昇できなかった。おそらくエネルギーセクターについては、コロナウイルス第二波による需要回復が遅れることが懸念されているのだろう。航空株もデルタ航空はかろうじてプラスで終わったが、アメリカン・エアライン、アラスカ航空などはマイナスで終了している。
さて、昨日も書いたネタをもう少し追加で書くことにする。
CNBCには、ロビンフッドユーザーの保有株上昇は関係ないと書かれていた。 さらに、CNBCのジム・クレイマー氏によると、ウォールストリートのプロが、プレマーケットでRobinhoodの優先株を購入し、市場時間中に購入する個人投資家にそれらを販売しているのではないかという話もでている。ほほー。
何度も書いているが、なぜ上昇しているかといった因果関係を追っても時間の無駄になる。しかしながら、誰がどれくらい買っているか、売っているかについては答えがあるし、追及する価値があると考えている。
リスクパリティとCTAなどが動いていないとして、今後も動いていないとすれば 下落要素は以下二つしかなさそうな気がしている。
1)VIXが上昇してボラティリティコントロール型ファンドが売りに走る
2)ロビンフッド素人投資家たちが投げうる
①Hertzなどの破産株やペニー株を買って、安いからといって買った人達が痛い目にあう
②彼らが投げ売りしたくなるような恐ろしいことが起きる(これが何かイメージ湧かないんだよなぁ…)
2)については、素人たちは経済指標とかまったく考慮していないと思われる。コロナ以前の株価に戻って、素人投資家にとってお買い得感がなくなったら買わなくなる気はするが、どうなんだろうか。
逆にいえば、上昇要素は多くあるし、そもそもS&P500はMAGA構成率が20%もあるのでこれらが上昇すれば足を引っ張る銘柄があろうと上昇するだろう。それにつられて日本株まで上昇するのが厄介だが、新興国株をみてもよっぽど個別的な事情がない限り、米株が上がればお金が流れてくる。そういうものなのだ。