株式市況/米失業保険の継続受給者数

日本市場サマリー

【日経平均株価】 19,674.77 △0.28% +55.42 [05/07]
TOPIX 1,426.73▼0.32%
マザーズ 839.71△6.48%
ドル建て 185.09 15:00JST
【為替ドル円】 106.34 ▲0.18% +0.20 [15:07]
東証一部出来高 1,351,340,000株 15:00
The Japan 5 Years CDS value is 32.4 (last update: 7 May )
ダウ先物は下落していたが反発して終値付近まで接近

アジア・欧州市場

上海総合指数】 2,871.52 ▼0.23% -6.62 [05/07]
ハンセン指数     23,980.63 ▼0.65%
MSCI Emerging Markets 896.89↓  [5/7] 
Europe Stoxx 600   337.98 +3.64 (△1.09%)
REIT Europe    1,191.88 -23.43    ▼1.93%  [5/7] 
バルチック指数     534.00   [5/6] 

米国市場サマリー

【NYダウ】 23,875.89 △0.89% +211.25 [05/07]
【NASDAQ】8,979.66 ▲1.41% +125.27 [05/07]
S&P500  2,881.19 △1.15%
ラッセル2000種指数   1,282.927 △1.58%
Fear & Greed Index 41→(Fear) 
【WTI原油】 23.66 △1.11% +0.26 [07:51]
ドルインデックス:  99.84 ↓ 7:52JST
フィラデルフィア半導体指数 1724.93△1.04%
米国30年債利回り:1.329↓
米国10年債利回り:0.643↓
米国 2年債利回り:0.153↓
米国3か月債利回り:0.12→
United States 5 Years CDS 19.4[5/7]
MSCI US REIT IDX : 956.59 +16.49 (△1.75%)
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  132.2496 △0.87%
NYFANG:IND  3,583.391 △1.33%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,113.56 △0.09%  [5/6] 
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF  127.27 △0.27%
BofA US High Yield Index Effective Yield  8.04→[5/6] 
 ICE BofA BBB US Corporate Index Effective Yield  3.48↑ [5/6]  
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 18.22↑ [5/6]
米取引所合算出来高は104億株。直近20営業日の平均は117億株。
AAPL 303.74△1.03% (52週最高値  327.85 52週最安値170.27 )
AMZN 2367.61△0.70% (52週最高値 2475.0 52週最安値1626.03 )GOOG 1372.56△1.87% (52週最高値 1532.11 52週最安値1025.00 )
MS   183.60△0.68% (52週最高値 190.70 52週最安値115.52 )
NVDA 304.87△2.38%( 52週最高値 316.32 52週最安値132.60 )
FB   211.26△1.34% (52週最高値 224.20 52週最安値137.10 )
NFLX  436.53△0.52% (52週最高値 449.50 52週最安値252.28 )
TSLA  780.04▼0.32%  (52週最高値 968.99 52週最安値176.99)
EQUINIX 675.34▼1.29% (52週最高値 715.75 52週最安値446.04)

まずは、S&P500業種別。エネルギー業種、金融業種が上昇。金融業種は、 LINCOLN NATIONAL CORP△16%、 AMERIPRISE FINANCIAL INC 13%、 BRIGHTHOUSE FINL INC 13%と大幅上昇。いずれも保険・年金運用の企業。金融業種の中でも、BoA、WellsFargo、 CHUBB、などは戻っていないね。 ブルームバーグによると、 米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し0.64%。4月15日以来の大幅な下げとなった。 2年債と5年債の利回り過去最低に。また、米市場では来年にマイナス金利に突入するという観測がでてきたようだ。

米失業保険の継続受給者数

米国の制度では、失業保険申請者はアメリカンセンターから職の紹介を受けて自己都合で断ると基本的には失業保険給付が停止する。新型コロナウイルス感染しているなどの理由があるとどうなるかはわかっていないが、自己都合で失業保険給付をもらえないことを意識しておかねばならない。そのへん、日本は期間内なら自己都合の無職であっても給付がもらえるので事情が違う。

で、 米失業保険の新規申請件数も、継続してどのくらいの新規失業が発生しているかを知るのは重要なのだが、 失業保険の継続受給者数の方が重要だと私は考えている。米失業保険継続受給者数(4/25までの週)は、2260万人となり、予想の1980.0万人を上回っただけでなく、前回発表の1799.2万人から約500万人も増加したのだ。こっちのほうが深刻だ。

失業保険の継続受給者数は4月25日までの1週間に増加し、過去最多の2260万人となった。これにより、労働人口に占める失業保険受給者の割合は15.5%に上昇した。 8日発表の4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が2130万人減、失業率はデータが残る1940年代以降で最悪の16%が予想されている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-07/Q9YOG1T0AFB701?srnd=cojp-v2

また、今晩発表される予定の4月失業率の予測はブルームバーグによると以下の通りだ。

少し話がそれるが、なぜ、失業が増加しつづけているのかを考えてみたい。
ヒントを紐解くための一つのデータがある。それが、給与保護プログラム PPPローンへの州別の申請率だ。
このグラフをみてもらうと、感染者数が多いNY州、NJ州、などは申請率が20%未満だ。大規模な自宅待機を命じているカリフォルニア州なども申請率が20%未満だ。一方で、自宅待機命令が一度もでたことがないノースダコタ州が申請率トップで60%近い。ソウスダコタ州、ネブラスカ州とか田舎州が申請率高いってなんかおかしいでしょこれ。

また、個人事業で店を営んでいるようなところは、雇用していないので失業保険税を支払っていないから、この米失業保険の新規申請件数には含まれないはず。今は休業したり、自身の給与を削って持ちこたえているが、彼らも事業停止したら失業に該当する。

じゃあ米国にどれくらいいるかというと、2014年の雇用調査によると、個人事業主は2300万人もいるのだ。だとすると、この個人事業主が事業再開できるか、軌道にのるかで民間消費もおおいに変わってくる可能性がある。

https://www.jpmorganchase.com/corporate/institute/small-business-economic.htm

中国の外貨準備高

4月末の中国の外貨準備が先月より増加した。2015年のチャイナ・ショックで大きく外貨準備を減らしたわけだが、そこからは3兆ドルを維持している。中国のドル建て債務は約1兆ドルあるが、まあ外貨準備が3兆ドルあれば、なんとか持ちこたえられるのかもしれない。

https://tradingeconomics.com/china/foreign-exchange-reserves

中国人民銀行(中央銀行)が発表した4月末の外貨準備は3兆0910億ドルで、前月末から308億3000万ドル増加した。
外貨準備の増加は予想外。ロイターがまとめた市場予想は106億3300万ドル減の3兆0500億ドルだった。
新興国市場では新型コロナの流行を受けて3月に売りが膨らんだが、海外勢は4月に中国株・債券の購入を再開した。

https://jp.reuters.com/article/china-economy-forex-reserves-idJPKBN22J1AL