株式市況/各国中央銀行は利下げの用意

昨日の終値。昨日は、1003億お買い上げで1日の買い入れ額としては最高額。
【日経平均株価】 21,344.08 △0.95% +201.12 [03/02]
TOPIX 1,525.87▲0.99%
マザーズ 741.51▲5.83%
【ドル建て日経平均】197.23 △1.59% +3.08 [15:00]
【ドル円】 108.25 +0.19 △0.18% [15:01]
【日経VI】37.78 -5.03 ▼11.75% [14:41]
東証一部出来高 2,035,150,000株 15:00

続いてアジア市場と欧州市場。
【上海総合指数】 2,970.93 △3.15% +90.63 [16:02]
ハンセン指数     26,291.68 △0.62%
CSI 300 Consumer Staples Index 20397.91 △2.72%
MSCI Emerging Markets 1,017.03↓  [3/2] 
( 52 WEEK RANGE 956.59 – 1,150.91 ) 
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,621.58 ↓ [2/28] 
( 52 WEEK RANGE 1,587.38 – 1,673.26 ) 
ユーロ・ストックス50 3,338.83  △0.28%
バルチック指数       539.00   △0.75% [3/2] 
( 52 WEEK RANGE    415.00 – 2,518.00 )  2016年2/5 297.0が直近最安値

昨日、欧州が実は火種になるんじゃないかと書きましたが、感染者数は急上昇。ドイツ国内ではパニック買いも観測されています。
欧州の方が火種になる要因は、中央銀行が既にマイナス金利を適応していて、中央銀行の武器が少ない事、中国需要減退による経済打撃がコロナウイルス前から観測されていた、中国人観光収入に頼っていたなどがあります。


続いて、米国市場。
主要7カ国(G7)財務相は3日 (日本時間午後9時) に電話会議を開催予定。経済指標としては、 ISM製造業総合景況指数は50.1に低下。

【NYダウ】 26,703.32 △5.09% +1293.96 [03/02]
(52週最高値  29,551.42   52週最安値  24680.57  ) 
NASDAQ   8,952.17  △4.49%
(52週最高値      9,731.18   52週最安値7292.22 )
S&P500       3,090.23  △4.60% –
(52週最高値   3,380.16    52週最安値2722.27) 
ラッセル2000種指数  1,518.491 △2.85% –
(52週最高値  1,706.175   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】       33.42  ↓ WOW~!
Fear & Greed Index  14↑(Extreme Fear) 
【WTI原油】        47.52↑
【NY金先物】   1,590.15  ↑
ドルインデックス:   97.54
米国30年債利回り:1.723↑
米国10年債利回り: 1.172↑
米国 2年債利回り:0.915↓  2016年6月以来の安値
米国3か月債利回り:1.22↓ 
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  154.5201 △2.12% 
( 52 WEEK RANGE   151.3185 – 174.8420 ) 2016年1/15 148が直近最安値
フィラデルフィア半導体指数 1765.38△3.31%
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 2,014.11 △1.80%
NYFANG:IND   3,508.778 △4.96%
( 52 WEEK RANGE   2,244.232 – 3,921.452 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,233.66 ▼0.81% [2/28]
(52 WEEK RANGE  2,049.76 –   2,287.33 )
BofAML US High Yield Master II Effective Yield 6.07↑[2/29]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield 2.80↓ [2/28] 
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 12.81↑ [2/28]
↑2018年末の13.74まで地価ついてきた。
140億ドルの出来高ってこと・・・?
Trading was very busy on U.S. exchanges, with 14 billion shares changing hands compared with a 9.5 billion-share average for the last 20 days.
AAPL 298.81△9.31% (52週最高値  327.85 52週最安値153.66 )
AMZN 1953.95△3.73% (52週最高値 2185.95 52週最安値1566.76 )
GOOG 1532.11△3.72% (52週最高値 1529.63 52週最安値1025.00 )
MS   172.79△6.65% (52週最高値 190.70 52週最安値102.17 )
NVDA 276.43△2.35%( 52週最高値 315.41 52週最安値131.00 )
FB   196.44△2.06% (52週最高値 224.20 52週最安値143.43 )
NFLX  381.05△3.26% (52週最高値 392.92 52週最安値252.28 )
TSLA  743.62△11.32% (52週最高値 968.99 52週最安値176.99 )
BABA  210.98△1.43% ( 52週最高値 231.14 52週最安値147.95)
※52週最高値・52最安値更新:2020/02/13時点


各国中央銀行の動きを整理しましょう。
日本銀行は、10時少し前に、総裁談話を日銀サイトおよびプレスリリースで出して、ETFを1000億円も買い付けました。なんとしても株価を下げないという強いメッセージでしょう。

最近の内外金融資本市場では、新型コロナウイルス感染症の拡大により経済 の先行きに対する不透明感が強まるもとで、不安定な動きが続いている。 日本銀行としては、今後の動向を注視しつつ、適切な金融市場調節や資産買 入れの実施を通じて、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針 である。

https://www.boj.or.jp/announcements/release_2020/rel200302a.pdf

一方で、FOMCについては2月末の発言以来、沈黙を守っています。ニュースのヘッドラインでは、GSが0.5%利下げ予測だとか色々出てきてもう利下げについて市場は確信しているようです。FOMCを待たずに緊急利下げを実施するとしたら、リーマンショック以来のことですね。
2月28日時点でのFedWatchは、50BPの利下げは60%だったのですが、本日は10%ですか。やりすぎじゃないですかね。
4月29日も25BP利下げする予測が70%なんですが、 75-100BPでいいんでしょうか。

本日は 豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利発表予定です。
オーストラリア中央準備銀行(RBA)は25BP利下げと予測がでています。

次に、英中央銀行。英中央銀行は声明を出してます。こちらも利下げが25BPの観測があります。

一方で、ECBについては、ラガルド総裁は必要に応じて適切な対応措置をとるといいつつも、副総裁は更なる金融緩和については牽制しています。しかしながら、金利先物市場については10BP利下げを織り込んだ動き。

EONIA(ユーロ圏無担保翌日物平均金利)先物市場は、ECBの4月理事会での10ベーシスポイ ント(bp)利下げが完全に織り込まれた。また、短期市場が織り込む来週の理事会での利下げ確率も90 %を超え、1週間前の約10%から急上昇した。

https://reut.rs/2TdQcoS

カナダも5年ぶりの利下げに動く見込みで、 4日の金融政策決定会合。

短期金融市場は米株の下げが加速した前週の2月27日以降に急変動。今週の利下げはほとんど予想されていなかったが、足元では約25ベーシスポイント(bp)の利下げが織り込まれており、4月の追加利下げも見込まれている。

https://jp.reuters.com/article/canada-cenbank-coronavirus-idJPKBN20P332

あと、アジア各国の中央銀行について、わかった範囲で。

韓国は、2月27日に利下げを見送り、市場関係者を驚かせました。 7日物レポ金利を1.25%に据え置きしたまま。

インドネシア銀行(中央銀行)は市中銀行の預金準備率を引き下げる。 市中銀行の外貨に関する預金準備率を4%と、これまでの8%から引き下げる