株式市況/海外投資家の爆買い/カミングス民主党議員の訃報

昨日の終値。
【日経平均株価】 22,799.81 △0.22% +49.21 [10/25]
TOPIX 1,648.44△0.29%
マザーズ 865.68▲0.48%
【ドル建て日経平均】209.77 △0.14% +0.30 [15:00]
【ドル円】 108.66 0.04 △0.04% [15:06]
東証一部出来高 1,100,850,000株 15:00

先週1.2兆も買い越ししているんですよ。しかも現物と先物で半々くらいです。
現物で大幅に買ってきているのは珍しいんじゃないかな。
9月月間が1.5兆の買い越しで久々の大幅買い越しだったんですが、たった1週間で9月分の買い越し額に達するなんて異常ですよ! まあでも、海外がずっと保有しているなんてことはないので、短期的な買いだと予測しています。
つくづく日本市場は海外に弄ばれる市場だと感じます。
とはいえ、信用の返済期限までに売却するかはわからないですね😢

さて、今朝の日経平均はちょい上昇。
【CME日経平均先物:円建て】22,815 (0)  5:59 
【ドル円】 108.66 0.00 0.00% [06:00]


続いてアジア市場。
ハンセン指数  26,667.39 ▼0.49%
【上海総合指数】 2,954.93 △0.48% +14.01 [10/25]
MSCI Emerging Markets 1,035.84↓ [10/25]
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,634.61  ↓[10/24]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数    1,801.00 △0.90%  [10/25]

中国はペンス副大統領のスピーチに対して非難。ね、言ったでしょ。
中国は少しでも批判されると、非難しますよん。
ペンス副大統領は最大限の配慮をしたスピーチは伝わっていません。

中国外務省の華春瑩報道局長は25日の定例記者会見で、ペンス米副大統領の対中政策演説について「中国の社会制度や人権、宗教の状況をねじ曲げており、政治的偏見とうそに満ちている」と反論、「強烈な憤りと断固とした反対」を表明した。
 ペンス氏は24日、中国の香港対応を強く批判する一方、中国指導部と「建設的な関係を求めている」と強調し、硬軟織り交ぜたメッセージを発信した。

https://this.kiji.is/560384655018361953?c=39550187727945729

中国は交渉なんてする気はないですよ。
仮に口約束で合意したとしても、中国の行動は合意に沿って動くわけがない。
このあたりは、 China 2049 – マイケル・ピルズベリーの本の通りかと。

ペンス氏は「米国民をあまりに長い間利用してきた貿易慣行を止めることで、米中両国は前へと進み、このまたとない歴史の瞬間に新たなスタートを切るだろう」とし、先行きに楽観的な見方を示した。だが、協議に詳しい筋によると、中国は米国が要求している構造改革に関してはほとんど関心を示していない。
 それどころか、中国は正反対の動きをしている。欧米の業界団体によると、トランプ氏が貿易交渉をいったん停止した5月以降、中国は情報技術(IT)や通信、自由なデータ移動を制限する複数の措置を講じた。
 こうした措置により、例えば米金融企業が現地で完全子会社の設立を認められたとしても、中国事業を成功させることは難しくなる。
 加えて、中国は企業版「社会信用システム」の導入を進めており、ある業界が外資に開かれていたとしても、外国企業が制裁対象にされる恐れがある。社会信用システムでは、企業がどの程度中国の法律や規則を順守しているか、アルゴリズムが決定する仕組みになっている。
 中国はまた、トランプ政権が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を安全保障上の懸念がある外国企業を列挙した「エンティティ・リスト」に加えたことを受けて、中国企業に打撃を与える外国企業を対象とした「信頼できないエンティティ・リスト」に米企業を指定する構えを見せている。

https://jp.wsj.com/articles/SB11799071238186113647004585633063563053570

EUは離脱延期承認したようですよ。
もう欧州は勝手にやっててくださいという気分です。

英国を除くEU加盟27カ国の代表はこの日、英国の離脱延期の期間を巡り協議。EU当局者は協議後、「延期が必要との完全な見解の一致があった」と述べた。週末にかけてさらに協議を進め、来週28日、もしくは29日にブリュッセルで再度会合が開かれる可能性があるとしている。
フランスの外交官によると、この日の協議で27カ国は原則的に延期で合意。

https://jp.reuters.com/article/eu-brexit-idJPKBN1X41U4

続いて、米国市場。アップルはまたもや最高値更新。
時間外で7%近く下落していたアマゾンは結局1%程度の下落。
USTRが貿易協議について前進したとの報道が好感されたようです。

【NYダウ】 26,958.06 △0.57% +152.53 [10/25]
(52週最高値  27,398.68  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ   8,243.12 △0.70%
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500    3,022.55 △0.41%
(52週最高値   3,025.86  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数 1,770.317 △0.44%
(52週最高値 1,779.484   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】12.65↓ [10/25]
【WTI原油】   56.66↑ [5:59JST] 
【NY金先物】 1507.15↑  [5:59JST] 
ドルインデックス: 97.60  ↓  [5:59JST] 
米国30年債利回り:2.284 ↑  [5:59JST] 
米国10年債利回り: 1.798 ↑  [5:59JST] 
米国 2年債利回り:1.628 ↑  [5:59JST] 
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,709.42 △0.22%
NYFANG:IND    2,695.885 △1.96%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,218.43△0.08%   [10/24]
(52 WEEK RANGE 2,049.76 –   2,228.89 )
米取引所の合算出来高は62億9000万株。直近20営業日の平均は64億6000万株
AAPL 246.58△1.23% (52週最高値  246.58  52週最安値142.00 )
AMZN 1761.33▼1.09% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1265.13△ 0.33% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  204.54△3.90% (52週最高値 249.88 52週最安値124.46 )
FB    187.89△ 0.81% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  276.82△1.96% (52週最高値 385.99 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/10/15時点

同盟を組んでいたクルド人は見捨てるが、クルド人勢力が抑えていた油田だけは守るという米国。

エスパー米国防長官は25日、過激派組織「イスラム国(IS)」が勢力を拡大し油田を掌握することがないよう、米国がシリアの油田地帯に戦車などを投入し、軍の存在を拡大させると述べた。
トランプ大統領がシリアからの米軍の一部撤退を決めたことをきっかけにロシアがこの地域で影響力を拡大させるなどの動きが出ており、エスパー氏のこの日の発言で米国の対シリア政策の混乱ぶりが改めて浮き彫りになった。

https://jp.reuters.com/article/us-syria-idJPKBN1X420X

ほぼ毎日観ているPBS NEWS SHOW
ダイジェスト版でElijah Cummingsの葬儀を見ましたが、全編もアップされていました。BBKINGが歌うわ、バプテスト牧師の熱のこもったスピーチ、もちろん元大統領のバラク・オバマ、クリントン夫妻、民主党議長のナンシー・ペロシなどそうそうたるメンバーが参列していましたよ。

民主党エリジャ・カミングスは、トランプ大統領に批判する人物の一人だった。
7月にはトランプ大統領に「ネズミがはびこる街、ボルチモア」と批判されたり、人種差別的な発言もされたことがあった。
彼は、黒人として初の国会議員になり、公民権運動に尽力してきた。リーダシップも高い評価を受けてきた。今回のトランプ大統領弾劾調査でも、推進する主要メンバーの一人だった。このタイミングで亡くなるのは、民主党にとっては相当痛いだろう。アダム・シフ議員だけでは無理な気がする。

それにしても、ジョン・マケイン故といい、エリジャ・カミングス故といい、国会議員として支持が厚い人物が、トランプ大統領に立ち向かうことは重要な意味があったと思う。
トランプ大統領にとっては厄介な人物が、次々に訃報になっていく。もちろん、二人とも病死ではあるが、次期大統領選挙にとっては有利になった。