①米議会スケジュール
上は上院議会、下は下院議会。どちらも2/15のプレジデント・デーの1週間は休会予定です。下院は今週は委員会活動のみで投票はなし。
それにしても、シューマー上院院内総務は2/8から弾劾裁判開始するといっているが、1週間で終わらないだろうに。修正第十四条を用いて、トランプ大統領の再出馬を阻止するために視野にいれてるが、それは休会後にやるつもりかね?
上院では、バイデン大統領が指名した閣僚メンバーの公聴会が各委員会で2/5まで続きます。2/1、2/2に国土安全保障長官 Alejandro Mayorkas 、運輸長官 Buttigieg の承認投票が実施予定です。バイデン大統領が指名した閣僚の上院による承認投票を無事終えたのは5~6名ほどしかいませんよ。まだ、こんなに残っているんですよ!最新は反映されていないが、nprのこの記事がよくまとまっています。
ちなみに、次期、銀行委員会委員長に就任予定のブラウン民主党議員は、ロビンフッドCEOやら相場混乱させた件に関して公聴会開く!と息巻いていますが、公聴会のスケジュールみると、現段階では入っていない。
②共和党上院議員10名が6000億ドルのコロナ追加対策予算を提案。
リーダーはスーザ―・コリンズ共和党上院議員。コリンズ議員以外に提案に賛同して署名した共和党議員は10名。
ロブ・ポートマン、ビル・キャシディ、リーサ・マーカウスキー、ミット・ロムニー、トッド・C・ヤング、シェリー・ムーア・カピト、ジェリー・モラン、マイク・ラウンズとトム・ティリス。
提案内容としてはWPを参照する限り、以下の内容のようだ。
・失業給付金週300$上乗せで6月まで延長
・年間5万ドル以下の所得の場合は、1人1000$の小切手配布
・ワクチン接種などの公衆衛生に1600億ドル
この提案を受けた上でおさえたほうがいいポイントとしては以下二点。
・共和党中道派でさえ最低賃金15ドルには強く反対しているという意思表示
・共和党中道派でさえ州・地方政府への財政援助はしたくないということ
さあ、民主党はこの共和党案に乗っかるならば、共和党からの10票を確保できるのですみやかに追加経済対策を実行できるわけだが、サンダース議員など急進左派が強くおしえている最低賃金15ドルの要求を蹴ることになるわけだ。シューマー多数党院内総務がどう動くか見ものだね。
③上院議会で何が起きているか
上院議会ではいまだに議事運営方法が決まっていない状態での開催が続いています。いつまで続くのかみものですね。
財政調整プロセスのバード・ルールを無視するなんて話(参照元:The Hill)もでてきて私は驚愕しております。
④経済スケジュール
そっか雇用統計がある週ですね。
株価など先週の終値は土曜日のブログにまとめました。
まだ市況書く思考回転が戻らない…