米国株式市況/ファイザーのワクチンで株高。ナスダック下落は懸念。

【NYダウ】29,157.97△2.95%
【NASDAQ】11,713.78 ▼1.53%
【 S&P500】3,550.50 △1.17%
ラッセル2000種指数  1,705.037△3.70%
米30年債利回り 1.708↑ ←WOW!
米10年債利回り 0.920↑  ←WOW!
米2年債利回り 0.175↑  ←WOW!
VIX恐怖指数  25.75↑  
SKEW INDEX 127.41△2.29%
WTI原油先物 39.82 △6.51%
フィラデルフィア半導体指数:2497.59 ▼1.25%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 92.828△0.65%
LQD   135.16 ▼0.76%
HYG  85.88 △0.76%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,276.81△0.12%[11/6]
AAPL 116.32▼2.00% (52週最高値 137.98 )
AMZN 3143.74▼5.06% (52週最高値 3552.25)
GOOG 1763.00△0.07% (52週最高値 1733.18)
MS   218.39▼2.38% (52週最高値 232.86)
NVDA 545.23▼6.40%( 52週最高値 589.07)
FB   278.77▼4.99% (52週最高値 304.67)

ファイザーのワクチンニュースがでてきて、ダウ先物は約5%上昇、S&P500は約4%上昇していた。一方で、ナスダック100先物指数は急落し、マイナス圏に下落。ZOOMは時間外で▼15%下落するような状況だった。
ラッセル2000は、先物で7%上昇してサーキットブレーカー発動w
欧州も Europe Stoxx 600 380.99 △3.98% で爆上げとなった。
Europe Stoxx 600 旅行・娯楽関連株指数は7%上昇し、8カ月ぶりの高値ですって。ドイツ10年債利回りは11.5bp急上昇し、-0.507%。3月以来の大幅な伸び。

S&P500のオープニングは△3.7%、ナスダック総合指数は△1.3%
S&P 500、ダウは日中で最高値更新。
航空会社は15%超上昇!

S&P500でウェイトが数%しかしめていないエネルギーセクターが△15%近く上昇するなんて!WTI原油が一時40ドルを超えていて△8.5%まで上昇。

最後に債券。長短金利差は2018年2月以来の大きさに拡大。2年債と10年債の金利差は一時78.3bpまで拡大。
ていうかジャンク債の利回りも4.56%で過去最低を記録しているけどなあ。

米財務省がこの日実施した540億ドルの3年債入札では、最高落札利回りが0.2 5%となった。応札倍率は2.4倍と前回の2.44倍を下回った。アクション・エコノ ミクスによると、4月以来の低水準だが、応札倍率の低下は入札規模の増加によるものと した。 間接入札者比率は38.9%で、19年5月以来の低水準。10月は55.7%、平 均は52.2%だった。

https://reut.rs/36qBnoC

さて、なぜ大統領選後にワクチンの話がでてきた。ヒントはここかなぁと。
米食品医薬品局(FDA) とワクチンをめぐってはトランプ政権はもめていて、政治利用されたくないという意図があり、ファイザーCEOもそれを尊重したようなので情報だすの待っていたのでしょう。
ブーラCEOは無料で米国民にワクチン配布すると宣言したようなので、連邦政府の財政についても懸念しなくていいかもね。仮に政府がお金を支払うにしてもモデルナの支払い額15~20億ドルなら大統領権限でうごくFEMAでもいけそうだね。

コロナワクチンをめぐっては、世論調査の支持率で後れを取るトランプ氏が「10月中には接種できる」と期待を寄せ、FDAや製薬会社に実用化をせかしてきた。これに対して許認可権を持つFDAは反発。ワクチンの信頼性低下を懸念し、重篤な副作用がないか慎重に調べるよう義務付ける指針案を9月下旬に作成していた。
 厳格な承認手続きに反対していたホワイトハウスが6日、一転してFDAの指針案を認めた。トランプ氏自身がコロナに感染したことで、治療に使われた米リジェネロン社の未承認薬を含めて新薬の実用化が加速するとの見方も浮上していたが、FDAがワクチンの「政治利用」に待ったをかけた形だ。
先行する米製薬大手ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)は、FDAの独立性を尊重する考えを強調した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100700411&g=int