【NYダウ】 28,425.51 △0.43% +122.05 [10/08]
【NASDAQ】11,420.98 △0.50% +56.38 [10/08]
S&P500 3,446.83△0.80%
ラッセル2000種指数 1,628.547 △1.09%
米30年債利回り 1.585↓
米10年債利回り 0.785↓
米2年債利回り 0.153↓
VIX恐怖指数 26.36↓
SKEW INDEX 121.81△1.00%
WTI原油先物 41.36 7:49JST
フィラデルフィア半導体指数:2356.16△1.17%
ドルインデックス:93.57
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,169.92 ▼0.04%
LQD 134.62△0.25%
HYG 84.76△0.22%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,268.01 △0.17% [10/7]
米取引所の合算出来高は89億2000万株。直近20営業日の平均は97億6000万株。
AAPL 114.97▼0.10% (52週最高値 131.00 52週最安値51.06 )
AMZN 3190.55 ▼0.16% (52週最高値 3495.00 52週最安値1626.03 )
GOOG 1485.93△1.76% (52週最高値 1659.22 52週最安値1025.00 )
MS 210.58△0.36% (52週最高値 231.15 52週最安値115.52 )
NVDA 553.55▼0.90%( 52週最高値 543.00 52週最安値132.60 )
FB 263.76△2.19% (52週最高値 304.67 52週最安値137.10 )
NFLX 531.79▼0.54% (52週最高値 575.37 52週最安値252.28 )
TSLA 425.92△0.15% (52週最高値502.49 52週最安値43.67)
ZM 478.55▼0.43% (52週最高値494.90 52週最安値60.97)
オープニング前の経済発表。
今週もカリフォルニア州はシステムトラブルで先々週の数字をあてて概算で算出。フロリダ州、イリノイ州ではそれぞれ約7000人の増加。
PUAは減少。9/19日までの週でのトータルの失業給付者数は 25,505,499で100万人ほど減少していたようだ。CA州の影響、ないよね…
アジア時間では、副大統領の討論会があったがディベート中に米国先物指数はほぼ動かず。S&P 500とナスダックはそれぞれ、△0.5%および △ 0.7%でスタート。米国では東部標準時間の朝から、ムニューシンとペロシ下院議長が、航空会社への支援にフォーカスして協議するというニュースがあり航空会社が買われる。
また、朝からトランプ大統領はFOXニュースに登場。討論会参加をリモートでするしないはどーでもいいのですが、コロナ追加予算については協議再開と明言。
はっきり言葉に出されると、そりゃあ上昇しますね。
Pres. Trump on stimulus talks, which he claims have now restarted or something: “We’re talking about airlines and we’re talking about a bigger deal than airlines.”
— Phil Mattingly (@Phil_Mattingly) October 8, 2020
(Airline convos are real – broader bipartisan talks are not…yet)
ポイントは、またもやペロシ下院議長が明確に「単独法案での交渉はしない」と明言したことだよね。トランプ政権は個別の対策法案を、5月くらいから支持している。共和党は、予算規模と使い道を懸念しているから個別対策法案での交渉には同意している。マコネル上院院内総務は、明確に拒否はしなかったものの、まあ交渉は進展しないよね。2022年での引退表明したパット・トゥーミー共和党上院議員(PA州選出)ですが、彼も財政保守派なので大規模予算には猛反対している一人。
米民主党のペロシ下院議長は8日、コロナ禍の打撃を受けた航空業界を支援する法案は国家安全保障に絡む問題とし、包括的なコロナ経済対策法案への取り組みが保証されれば、議会通過は可能との認識を示した。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-congress-idJPKBN26T2RD
共和党のマコネル上院院内総務は「追加の支援策が必要との見方では一致しているが、規模を巡り大きな隔たりがある」とし、大統領選を控える中、超党派の妥協を得ることは困難との見方を示した。
また、共和党のパット・トゥーミー、マイク・リー上院議員の2人は同日、航空業界支援に反対を表明。
落選しそうな共和党上院議員5名の資金調達
FiveThirtyEightだと民主党51議席、共和党49議席の予測。
現職議員AZ,NC,CO,IA,ME州の5名の上院議員が落選すると予測していますが、一番接戦なのはIA州で、次の接戦はNC州、ME州ですね。
で、opensecrets.org から上院議員接戦州となっている州の上院議員と対抗馬の資金調達をチェックしてみた。データが6月末のものもあり古いんだけど、資金調達状況みると共和党議員は確かに苦しそうだねえ…
共和党PACは、コロラド州でぜったいに落とさないために共和党として上院議員選に資金を大量に振り分けたとThe Hillであったけど、厳しそうだね。
アリゾナ州の対抗馬であるMark Kellyなんか元宇宙飛行士のユダヤ系。資金調達がかなりうまくいっているようです。一方で、マーク・マクサリー上院議員は元戦闘パイロットでしょ。レイセオンあたりから資金があってわかりやすい。
ざっとみた感想としては、 Democracy Engine という民主党の献金団体が対抗馬の献金上位にいる候補者がいて、党としての戦略として資金集めているよね。あと、各州立大学はだいたい民主党上院議員候補者にいれているね。あとは、意外にアルファベットとディズニーがこの5州の上院議員献金リストで入っているね。
あと、サウスカロライナ州上院議員なんて共和党グラム上院議員で決まりだと思っていたら、民主党対抗馬が1億ドル調達ですってよ。過去の調達資金額って1300万ドルだったのに10倍!グラム上院議員がピンチってのがおもしろい展開です。
選挙は資金調達だけでは決まらないけど、とはいえ、資金調達で決まる部分もあるのでこれらの候補者の最新の資金調達状況が非常に気になります。
トランプ・キャンペーンの9月の最新資金調達もまだ発表されていないしね。
副大統領候補の討論会、2024年大統領選
ペンス副大統領の討論会については、討論会中から共和党上院議員のツイッター上での後方支援がすごく多かった。そして絶賛していましたよ。特に、ペンスより上院議員任期が長い上院仮議長であるチャック・グラスリー上院議員が褒めたたえていました。トランプ大統領の時は、こんなのあったっけな?という感じです。
で、ハリス副大統領候補の発言について、共和党上院議員からの反発が凄まじい。彼女の討論会での失言やはぐらかした回答は、共和党上院議員に燃料注いでしまったという印象です。特に、最高裁判事承認、中絶問題、中国に対して。
彼女の経歴をみると、外交経験ないですし、外交についてまともに答えられるのか疑問だったのですが、ダメすぎだな。レガシーな外交経験してきたバイデンと外交方針がまるで何もないハリス副大統領候補って恐怖でしかないですよね。フォーリン・アフェアーズは、だいぶ前からバイデン大統領候補の外交手法で世界を再構築できるかには疑問を呈しています。
まあいずれにしろ、ハリス副大統領候補の失言や失態で、共和党に危機感が高まったことは事実でしょうね。民主党は、あれでいいんですかね?
2024年の大統領候補で共和党は、ペンス副大統領、ニッキー・ヘイリー元国連大使、テッド・クルーズ議員など粒ぞろいですが、民主党はまた今年のように小粒な候補者たちが多く立候補しそうですね。コーリー・ブッカー上院議員あたりが頑張ってくれれば何か変わりそうな気もしますが。
共和党も民主党も内部分裂を起こしてる
共和党は、大きく分けると極めて小さな政府を目指すコーカスと、企業利益中心としているコーカス。あとは4~5名の女性議員を中心とした民主党寄りの議員。小さな政府目指すコーカス以外は、後者は1.6兆ドルの財政出動にも同意するくらい。なんですが、なんとか、党内で合意をとれる範囲なんですよね。特に安全保障の面では、中国への強硬姿勢とか一致団結するんですよ。何よりもプロテスタント、カトリックがほとんどを占めているので価値観で統一をはかれます。
一方で、民主党の内部分裂はかなり深刻。
民主党の献金団体は、労働組合、弁護士、金融ウォール街、大学など。金持ち集団と労働組合が混在しているって普通におかしいですよ。しかも、アフリカ系アメリカ人を取り込むのはプロテスタントかカトリックなのでまだ理解できるが、ムスリムやヒンドゥーとかまで取り込んじゃって価値観で統一を図れるはずがないでしょ。「トリプルブルー」といっているが、次の4年間で政権をとれたとしても内部分裂が激しくなり2022年の上院選挙でまた議席を奪われ、2024年では60議席奪われることになるんじゃないかなあとも思います。