株式市況/10/16まで米上院議会は休止予定

10/3のブログはこちらです。米指数先物はやや上昇してスタートしてますね

今週のスケジュール

①経済指標スケジュール

たいした発表はないね。中国は10/8まで休場。香港は本日からオープン。

② 米議会スケジュール

下院議会は、結局、休会(各自、選挙区に戻っての活動)になったようですね。
本日の段階では、10/6、10/7に委員会活動予定は入っていて公聴会開催。

上院議会は、本来は10/12から休会に入る予定でしたが、
TheHillによると、10/19まで上院議員はワシントンに戻らないとのこと。プロフォーマセッションは実施するので、少数の上院議員はワシントン入りするとのこと。
つまり、10/5~10/16まではすべての投票および決議が止まります。
下院は、コロナ禍の中で、リモート投票を実施してきましたが、上院はマコネル上院院内総務の方針で、リモート投票は実施してきませんでした。今回も、その意向でしょう。

10/16まで上院議会が止まる予定

共和党上院議員は、3名も陽性者がでています。
それだけでなく、陽性者と接触していたことで1~2週間の自主隔離している共和党議員も私が確認しているだけでも数名はいます。

マコネル上院院内総務は、リモート投票はしない方針のはずです。
今の上院における共和党議席は53議席しかないので、陽性者が3名でた時点で50議席しか確保できないので投票なんかするわけがないということです。

一方で、最高裁判事候補のエイミー・コーニー・バレットについての公聴会は10/12から予定通り進めるようです。これは知らなかったんですが、司法委員会の指名公聴会はほとんどがZOOMで実施しているようですね。まあ民主党議員は全員ZOOMなんでしょうが、2名だけしか対面で参加していないということは、共和党議員も多くがZOOM参加のようです。これは意外でした。

トランプ大統領「復活」シナリオ

トランプ大統領の再選はなくなったといったような報道が多いんですが、私はそうみてません。むしろ、ここからが勝負ではないかと思っています。私が、トランプ大統領のキャンペーンスタッフだったら、キリストの「復活」をイメージさせるような演出をします。少なくとも、クリスチャン相手にはそのように演じて熱狂させます。

民主党で信仰氏が薄い米国人、日本人を筆頭としたノンクリスチャンは、今回のトランプ大統領のCOVID-19陽性について「自業自得」「マスクをつけていないんだから陽性になって当然」と考えます。

一方で、クリスチャンは「神がトランプ大統領に与えた試練だ」という風にみていると思います。「神のご加護があれば、トランプ大統領は復活する」と思っているでしょう。ポイントは、COVID19陽性反応というのは「神」がトランプ大統領に与えたと考えていることです。無宗教の人は、そんなバカなと思いますが、クリスチャンは真面目にそう考えていると思います。米連邦議事堂に刻まれている「IN GOD WE TRUST」なんですよ。

これまたノンクリスチャンにはわかりづらいんですが「復活」というのはクリスチャンにとって特別な意味をもちます。米国や欧州で「復活祭」って祝日にもなっていますよね。神によって生かされたから「復活」したわけです。

少なくとも、福音派で聖書を重んじているペンス副大統領あたりは「復活」をイメージさせるような言葉を織り込んでくるのではないでしょうか。

信仰があるがゆえにトランプ大統領を支持している人は、そんなに揺らがないと思います。むしろ、「復活」したら、ますます熱狂的になるのではないでしょうか。

大統領選のスケジュールなどについては、また別途まとめます。