【NYダウ】 27,682.81 ▼0.48% -134.09 [10/02]
【NASDAQ】11,075.02 ▼2.22% -251.49 [10/02]
S&P500 3,348.44 ▼0.96% –
ラッセル2000種指数 1,539.297△0.53%
米30年債利回り 1.481↑
米10年債利回り 0.692↑
米2年債利回り 0.133↑
Fear & Greed Index 40↓（Fear）
VIX恐怖指数 27.63↑
SKEW INDEX 119.12△1.14％
WTI原油先物 37.01 8：33JST
フィラデルフィア半導体指数：2221.12▼3.08%
ドルインデックス：93.81
ﾌﾞﾙｰﾑﾊﾞｰｸﾞ ﾄﾞﾙ･ｽﾎﾟｯﾄ指数 ： 1,174.38 △0.05%
LQD 134.81△0.01%
HYG 83.83▼0.00％
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,262.59△0.07% [10/1]
米取引所の合算出来高は９３億株。
AAPL 113.02▼3.23% （52週最高値 131.00 52週最安値51.06 ）
AMZN 3125.00▼2.99％ （52週最高値 3495.00 52週最安値1626.03 ）GOOG 1458.42▼2.13％ （52週最高値 1659.22 52週最安値1025.00 ）
MS 206.19▼2.95% （52週最高値 231.15 52週最安値115.52 ）
NVDA 522.49▼4.06％（ 52週最高値 543.00 52週最安値132.60 ）
FB 259.94▼2.51% （52週最高値 304.67 52週最安値137.10 ）
NFLX 503.06▼4.63％ （52週最高値 575.37 52週最安値252.28 ）
TSLA 415.09▼7.38% （52週最高値502.49 52週最安値43.67）
ZM 482.23▼0.16％ （52週最高値494.90 52週最安値60.97）
米国東部標準時間では深夜時間、日本時間では午後13：55頃に、突然、トランプ大統領がコロナ検査で陽性反応だったことがツイートされた。S&P500先物指数は▼1.5％近く下落していった。
中国、香港、韓国、インド市場とアジア市場は休場だったため、日本市場でしか反応がみれずアレ。中国だけ10/7まで休場が続く。
オープニング前の米経済指標発表
◆雇用統計
・９月非農業部門雇用者数（事業所調査、季節調整済み）は前月比66万1000人増
（前月は149万人増（速報値137万人増）に上方修正）
・ 家計調査に基づく失業率は7.9％
・ 労働参加率は0.3ポイント低下の61.4％
・ 長期失業者として分類される人は９月に78万1000人増えて240万人
・ 時間当たり平均賃金 前月比０．１％増。
◆ ９月米ミシガン大学消費者マインド指数（確定値） 80.4 （前月 74.1）
◆９月のＩＳＭ製造業総合景況指数 55.4（前月 56）
オープニング前に、雇用統計が悪くはなかったことや、ペンス副大統領夫妻やムニューシン財務長官が陰性だったことがニュースとして入る。
オープニングは、 S＆P 500は▼1.55％、ナスダック総合指数▼2％。
またもやペロシ下院議長が、新型コロナ追加予算の合意について楽観的な見解を示す。この発言で、今朝の時間外で下落していた航空会社株がプラスに転じていく。
また、バイデン大統領候補も陰性だったことが判明。
後場になると、ワシントン・ポストが、ムニューチン財務長官が、少なくとも1人の共和党上院議員と話し合ったことが報じられ株価は上昇。
ええとですね、共和党内部でも1.6兆ドルほどの新型コロナ追加予算に賛成する議員が半数くらいいることは確かです。一方で、財政保守を含めて20名くらいは1兆ドルほどの追加予算なんてとんでもないとかんがえているわけです。
保守グループの一つである Americans for Prosperity Actionは、2020年ですでに共和党に2500万ドルほど献金していますが、政治グループの代表であり、共和党コンサルタントのティム・フィリップスはこれ以上の追加財政をしないように働きかけているようです。この記事によると、2020年連邦議員選挙に向けて、ジョン・コーニン上院議員（TX）に約97万ドル、トム・ティリス上院議員（NC）に約130万ドルを投じています。トム・ティルス議員なんて負けそうになっていますからね。
Some conservatives, including a sizable minority of Senate Republicans, argue that Congress has already spent enough money and that no more action is needed, in light of the ballooning budget deficit.
https://www.washingtonpost.com/us-policy/2020/10/02/democrats-white-house-economic-stimulus/
On Friday morning, leaders from the conservative groups Americans for Prosperity, R Street, the Libre Initiative and Heritage Action joined a conference call urging lawmakers to reject any agreement.
“We are very concerned about any possible deal at this point,” said Tim Phillips, president of Americans for Prosperity. “We are urging Congress: Do not do another spending deal.”
上院共和党議員でコロナ感染が相次ぐ
マイク・リー上院議員、トム・ティルス上院議員がコロナ陽性反応を示しました。このことで２つの大きな動きがありそうです。
- 司法委員会メンバーが陽性になったことで、最高裁判事承認にむけた動きが滞る可能性がある。
幸い、上院司法委員会委員長のグラム議員は陰性でしたが、共和党の司法委員会メンバーから2人も陽性反応がでてしまいました。
上院司法委員会は、共和党議員12名、民主党議員10名で構成されています。10/12（月）から公聴会を開始予定で、10/19（月）の週に委員会採決したいというスケジュールで進んでいましたが、遅れる可能性があります。というのも、共和党議員2名欠席のまま委員会内採決すると10vs10になるからです。復帰してからの採決になると、本会議での採決が遅れる可能性がでてきました。
明日くらいまで、上院議員のコロナ検査反応結果発表が相次ぐと思いますが、司法委員会メンバーでさらに陽性がでてきたら、最高裁判事承認が大統領選に間に合わないかもしれません。 - 上院では共和党が多数派とれない可能性が高くなってきた。
これはまずいなあと思ったのが、共和党の上院議席が過半数を割り込むことになる可能性が高まってきました。というのも、議席を奪われそうな上院議員が6名います。そのうち、3名は確実視されています。
一方で、民主党はほぼ確実にアラバマ州から議席を失う予定です。
議席を奪われそうな議員
Martha McSally（AZ）落選確実
Cory Gardner（CO）
Joni Ernst（IA） 落選確実
Susan Collins（MA） 落選確実
Steve Daines（MT）
Thom Tillis（NC）
この時点で51名の議席が確保できていますが、残り３名もはっきりいってスティーブ・ダイン議員以外は危ういです。
しかも、今回、トム・ティリス議員が陽性反応になってしまったので、落選確実に傾いたと思います。こんな選挙前の重要な時期にコロナ感染し、さらには司法委員会で時間をとられるわけです。
となると、コーリー・ガードナー議員とスティーブ・ダイン議員が当選したとしても50議席。最新予測では、コーリー・ガードナー議員は負ける見込みでもあります。となると、議席を49席にしてしまう可能性が高い。
共和党にとってはかなりのピンチでしょう。特に、再選挙を抱えていて、落選しそうな議員、あるいは、司法委員会メンバーの陽性が多発すると大敗退の道がみえるでしょう。