米国株式市況/コロナ追加予算は期待しても無駄だと思うけど

【NYダウ】 27,781.70 △1.20% +329.04 [09/30]
【NASDAQ】11,167.51 △0.74% +82.26 [09/30]
S&P500 3,363.00 △0.83%
ラッセル2000種指数    1,507.692 △0.20%
米30年債利回り 1.461↑
米10年債利回り 0.687↑
米2年債利回り 0.278↑
Fear & Greed Index 45→(Neutral)
VIX恐怖指数  26.37↓
SKEW INDEX  120.94▼2.41%
WTI原油先物  39.99 7:57JST
フィラデルフィア半導体指数:2244.12△0.07%
ドルインデックス:93.80
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,176.56▼0.06%
LQD  134.71▼0.01%
HYG  83.90△0.41%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,263.69▼0.06% [9/29]
米取引所の合算出来高は103億8000万株。
AAPL 115.81△1.51% (52週最高値 131.00 52週最安値51.06 )
AMZN 3148.73△0.12% (52週最高値 3495.00 52週最安値1626.03 )GOOG 1469.60△0.02% (52週最高値 1659.22 52週最安値1025.00 )
MS   210.33△1.48% (52週最高値 231.15 52週最安値115.52 )
NVDA 541.22△2.30%( 52週最高値 543.00 52週最安値132.60 )
FB   261.90△0.04% (52週最高値 304.67 52週最安値137.10 )
NFLX 500.03△1.33% (52週最高値 575.37 52週最安値252.28 )
TSLA  429.01△2.37% (52週最高値502.49 52週最安値43.67)
ZM   470.11△0.99% (52週最高値494.90 52週最安値60.97)

昨日の経済指標発表
・9月のADP雇用者数は前月比74万9000人増(前月は48万1000人増)
・8月の中古住宅販売成約指数(季節調整済み)132.8( 前月比△8.8% )
 - 2001年の統計開始以降で最高
・第2四半期GDP確報値(季節調整済み) 年率換算で前期比▼31.4%
・9月シカゴ購買部協会景気指数(PMI、季節調整済み) 62.4 (前月51.2)
・米国石油協会 週間原油在庫 -0.831M
・米国クッシング原油在庫 +1.785M

オープニングは、S&P 500とナスダック総合指数はそれぞれ△0.2%と△0.1%で上昇。2001年の統計開始以降で最高に達した中古住宅販売成約指数の追い風や、コロナ追加対策予算の協議が期待されて上昇。 S&P 500とナスダック総合指数はそれぞれ正午頃に△1.3%と△1.6% に達した。
ところが、東部標準時間14:20頃に、マコネル上院院内総務から追加コロナ予算についてネガティブ発言があり急落する。共和党側がどう考えても民主党に歩み寄るメリットなんてほぼないのに、妥協するわけないじゃん。合意があるとすれば、民主党が共和党案に合意することです。

東部標準時間16:20頃に合意に達しなかったとあり、更に下落するが、明日も協議が継続すること、ムニューシン財務長官やペロシ下院議長からもポジティブなメッセージが発信されたようで、株価はやや反発して終了。

さて、私が気になっていた議会の動向であるCRは決着つきました。年度予算が9月末で終了するのですが、CR(継続予算決議)は上院で通過しました。深夜までにトランプ大統領が署名することで、12月11日までは政府閉鎖を免れることになりました。議会の会期切り替わりは、1月初め。総選挙結果次第で、更なる延期になるでしょう。

また、FRBが、自社株買いを2020年末まで禁止延長。金融セクターはハイテクセクターの次に2019年まで多額の自社株買いをしてきていて、特にウェルズ・ファーゴやバンク・オブ・アメリカはセクター内でも自社株買い上位だった。これで金融セクターは更に株価が上がりにくくなったはず。

米連邦準備理事会(FRB)は30日、大手銀行を対象とした現行の資本還元制限を2020年末まで延長すると発表した。大手行は引き続き自社株買いが禁止され、配当支払いに上限が設けられる。
資産1000億ドル以上の銀行が対象で、JPモルガン・チェースやシティグループ、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ、大手外銀の米国部門など34行に適用される。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-banks-idJPL4N2GR4UX?il=0

ヘルスケア、金融セクターが最も上昇しているが、よくわかっていない。
あと、個別株では、ピーター・ティールが支援したパランティアとアサナが上場。パランティアは、IPOではなく直接上場という形式での上場。新しい株式を発行せず、既存株主が新しい投資家に株式を売却できるようにする上場なんだね。知らなかったぞ~。


株式投資は、美人投票というが、大統領選と議会採決については違う。

株式投資は、美人投票とはいうものの、採決者が不在の場合であって、参加者の投票だけで決まるからそうなる。で、大統領選と議会についてはどう考えても違うと思うのですよ。

昨日、「市場関係者はバイデン当選だと考えている」というのをいくつか見かけて、非常にモヤモヤしていた。まず、そもそもですね、 http://Opensecrets.orgで確認する限り、MAGA+Fで共和党献金してる企業は一社もないし、金融も企業としての献金はブラックストーンとウェルズファーゴだけなんですよ。そりゃあ市場やネット上では民主党勝利目線になってしまうわけです。でも、いわゆる保守派の扇動者とか、ティー・パーティー・パトリオットとかみていると、全然違う視点なわけですよ。

民主党と共和党が分断しすぎていて、お互いの視点から見れる人がほぼいないんじゃないかなあと思っています。 トランプ嫌いの人達って、トランプ支持者のことについて共感する必要はないけど、理解はした方がいいんじゃないかね。共和党政権および、トランプ大統領を敗退させたいなら。

特に民主党員は、トランプ大統領の品のなさとかを指摘してるが、支持者はそこってどうでもいいんじゃないかな。特に福音派などの信仰がある人は、相手の信仰で判断していて、人格では判断していないかと思う。トランプ大統領支持者のクリスチャン(主に福音派)は、トランプ大統領が信仰上、重要なことを公約してるから支持している。あるいは、信仰上の指導者(フランクリン・グラハム)が支持しているからというのもあるだろう。

このあたり、どうもモヤモヤしているので、どっかで一度まとめます。