株式市況/ライトハイザー代表の発言が懸念された米市場

昨日はBOJなし。
【日経平均株価】 22,455.76 ▼0.56% -126.45 [06/17]
TOPIX 1,587.09▼0.40%
マザーズ 1,022.56△2.13%
ドル建て 209.38▼0.31%
【為替ドル円】 107.28 [15:03]
東証一部出来高 1,176,980,000株 15:00
The Japan 5 Years CDS value is 19.8 (last update: 17 Jun
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米国は今日もパウエル議長の議会証言がありますね
【CME ダウ先物】 26,094.00 ▼0.38% -99.00 [14:55]
ダウ比:-195 (▼0.75%)

アジア・欧州市場

【香港ハンセン指数】 24,481.41 +0.56% +137.32 [06/17]
USD/CNH  7.07029↑ 7:37JST 
The Hong Kong 5 Years CDS value is 45.3←(last update: 17 Jun)
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000)  2,281.25 △1.42%
MSCI Emerging Markets  994.62 ↓[6/17] 
Europe Stoxx 600   366.02 +2.69 (△0.74%)
STOXX® Europe 600 REITs  48.35 ▼0.02%
バルチック指数     1,054.00 △8.32%  [6/16] 
バルチック指数はやっと1000ポイント台を回復して前年比115%、全前年比76%の水準。ここから上昇するかどうかが重要かと。

https://tradingeconomics.com/commodity/baltic

米国市場サマリー

【NYダウ】 26,119.61 ▼0.65% -170.37 [06/17]
【NASDAQ】9,910.53 △0.15% +14.66 [06/17]
S&P500   3,113.49 ▼0.36%
ラッセル2000種指数      1,426.531 ▼1.77%
Fear & Greed Index 51↓(Newtral)
【VIX恐怖指数】    33.47  ↓
【WTI原油先物】37.65←7:49JST
ドルインデックス:97.08 7:49JST
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :   1,213.57 ▼0.05%
フィラデルフィア半導体指数:1984.08 ▼0.05%
United States 5 Years CDS 18.5↓ [6/18]
MSCI US REIT IDX : 1,069.26 -18.76 ( ▼1.72%)
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  136.7024 △0.20%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,220.17 △0.51% [6/16] 
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF 133.59 ▼0.19%  
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF   83.19 ▼0.47%  
米取引所の合算出来高は104億株。直近20営業日の平均は129億3000万株
AAPL 351.59▼0.14% (52週最高値  354.77 52週最安値170.27 )
AMZN 2640.98△0.98% (52週最高値 2690.00 52週最安値1626.03 )GOOG 1451.12△0.58% (52週最高値 1532.11 52週最安値1025.00 )
MS   194.24△0.35% (52週最高値 198.52 52週最安値115.52 )
NVDA 369.44△1.85%( 52週最高値 374.67 52週最安値132.60 )
FB   235.53▼0.05% (52週最高値 241.21 52週最安値137.10 )
NFLX  447.77△2.67% (52週最高値 458.97 52週最安値252.28 )
TSLA  991.79△0.98%  (52週最高値1027.47 52週最安値176.99)
EQUINIX 698.00△0.11% (52週最高値 718.33 52週最安値446.04)
ZOOM   236.76▼2.39% (52週最高値 224.46 52週最安値60.97)
BABA  224.5△0.73% (52週最高値 231.14 52週最安値147.95)

まずは、オープニング前に発表された経済指標。
MBAによると、 住宅を購入する住宅ローンの申し込み数は、先週より4%増加し、1年前よりも21%と大幅に増加。 30年固定金利住宅ローンの平均契約金利が3.30と記録的な低金利で活況となっていることや、都市から郊外への特需が起因しているようだ。MBAの購買指数は、2009年1月以来の高水準。

S&P500は0.3%、ナスダックは0.5%上昇でスタート。

場中で発表された経済指標。
住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は 前年比では23.2%減少したが、前月比4.3%増の97万4000戸。2015年以降で2番目に低い水準となった。
・ 着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数は、14.4%増の122万件

その後の10:30頃にいったんマイナスに転じる。
新型コロナウイルスの感染拡大で当初7月末までとしていたクルーズ船の運航停止期間を延長を発表したことで、 Norwegian Cruise Line, Carnival and Royal Caribbean など8%近く下落した。
さらに、 経営破綻した米レンタカー大手ハーツが新株発行による資金調達を断念するという発表アリ。

午後からFRBパウエル議長の議会証言があったが、昨日と異なりパウエル議長の発言は好感されたようで株価はやや上昇した。パウエル議長は、財政支援策を引き上げるなと発言したようだが、なぜそれを上院で言わなかったのかが謎。まぁそれか下院民主党は望んでいるから、そういった回答を引き出したのかもね~

で、取引最後の一時間で米主要指数はマイナスに転じた。
日本時間明け方4時頃直前に下落しているが、 トランプ大統領が昨年6月に中国の習近平国家主席と会談した際、自身の再選の支援を要請していたと報じられて急落したっぽいw

クロージングベル後(あるいは直前)に起こったこととしては、トランプ大統領、ウイグル人権法案に署名
あと、ライトハイザー代表の議会証言は相場中あるいは相場後にパラパラあったようなのでよくわからずだが、要点をまとめておく。落ち着いていた貿易摩擦懸念に燃料投下ですかね。

ライトハイザーの主な発言

・ ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が、 英国含む欧州10カ国・地域でデジタルサービス税が導入済み、もしくは導入が検討されているか調査を開始すると発表。導入済み、もしくは検討中と判断すれば、米国は新たな関税措置を打ち出す可能性がある。
・ ライトハイザー代表は17日の議会証言で、1月に発効した日本との貿易協定に続き、サービスや投資を含む包括的な第2段階交渉を数カ月以内に始めたい意向を表明
ライトハイザー代表は、トランプ政権が世界貿易機関(WTO)の「旧態依然とした関税を巡る判断」の広範な修正を推し進め、数年にわたる米国の不公平な扱いを正す

続いて、セクター別の動向。S&P500よりもパフォーマンスが悪かったセクターは、エネルギー、金融、不動産セクター。 WELLS FARGO & COMPANY やBoACが3%近く下落していて、どうも金融セクターの弱さが目立つ。
FRBによる銀行ストレスチェックが26日(金)に公表予定だが、それが安心材料になるか懸念材料になるかはわからず。

ロビンフッドユーザーたちのことをアレコレ考える

素人投資家が売る要素といえば、何か恐怖に駆られた狼狽売りの可能性が高い。彼ら・彼女たちは「今はコロナウイルスだけど、そのうち落ち着いて株価も上がるはず」という発想のもとに買っているはず。
そこには、経済指標の推移などは関係ない。個人投資家がプロと違って、最も有利な点である「待てる時間」があるわけだ。

しかも、中国内でコロナウイルスが感染拡大していた間、中国株は暴落したかもしれなかったが、米国や欧州にはほぼ打撃はなかった。おそらくプロでさえ「極東で起こっている出来事」という認識だったはずだ。なので、北京で感染拡大しようがお構いなしだ。米国内で起こったとしても、「テキサスやフロリダの南部州で広がっているだけでしょ?わたしたちには関係ないわ」という考えもありそうだ。

じゃあ、どんな時に狼狽売りが発生するかといったら、彼らや彼女たちには想定できなかった地政学リスクじゃないかなぁとも思う。
あるいは、大型ファンドが一斉に売りだしたら、さすがに恐怖に駆られるかもしれない。こんな状況で、売りを仕掛けられるというか、売らざるおえなくなるのは原油安による財政難に陥った産油国ファンド(ノルウェー含む)かもしれないね。もいっかい原油安がきたら話が変わってきそうだが、まだ大幅下落は見受けられない。