株式市況/多くの国が米国債保有残高を減少

BOJは1005億お買い上げ。
【日経平均株価】 20,037.47 △0.62% +122.69 [05/15]
TOPIX 1,453.77△0.50%
マザーズ 839.53△2.23%
【ドル建て日経平均】186.90 △0.25% +0.47 [05/15]
【為替ドル円】 107.22 ▼0.02% -0.03 [15:24]
東証一部出来高 1,293,290,000株 15:00
The Japan 5 Years CDS value is 30 (last update: 16 May

アジア・欧州市場

【上海総合指数】 2,868.46 -0.07% -1.88 [05/15]
【香港ハンセン指数】 23,797.47 -0.14% -32.27 [05/15]
MSCI Emerging Markets 901.16↑ [5/15] 
Europe Stoxx 600   326.71 -7.26 (▼2.17%)
REIT Europe  1,112.06 -18.89 ▼1.67%
バルチック指数  393.00 ▼1.26% [5/14] 

米国市場サマリー

【NYダウ】 23,685.42 △0.25% +60.08 [05/15]
【NASDAQ】9,014.56 △0.79% +70.84 [05/15]
S&P500 2,863.70△0.39%
ラッセル2000種指数 1,256.992△1.57%
Fear & Greed Index 39→(Fear)
【VIX恐怖指数】31.89↓
【WTI原油先物】 29.71
ドルインデックス: 100.36↑
フィラデルフィア半導体指数 1700.89▼2.19%
米国30年債利回り:1.324↑
米国10年債利回り:0.647↑
米国 2年債利回り:0.157↑
米国3か月債利回り:0.11↓
United States 5 Years CDS 19 [5/16]
MSCI US REIT IDX : 889.54 -3.99 (▼0.45%)
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  131.5352△0.61%
NYFANG:IND 3,679.222△1.80%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,127.73▼0.36%  [5/14] 
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF 128.55△0.35%
BofA US High Yield Index Effective Yield  8.14↑[5/1 4 ] 
ICE BofA BBB US Corporate Index Effective Yield  3.42↓ [5/14]  
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 18.10↑ [5/14]
米取引所の合算出来高は113億6000万株。直近20営業日の平均は113億9000万株。
AAPL 307.71▼0.59% (52週最高値  327.85 52週最安値170.27 )
AMZN 2409.78△0.88% (52週最高値 2475.0 52週最安値1626.03 )GOOG 1373.19△1.26% (52週最高値 1532.11 52週最安値1025.00 )
MS   183.16△1.46% (52週最高値 190.70 52週最安値115.52 )
NVDA 339.63△5.73%( 52週最高値 316.32 52週最安値132.60 )
FB   210.88△1.97% (52週最高値 224.20 52週最安値137.10 )
NFLX  454.19△2.77% (52週最高値 449.50 52週最安値252.28 )
TSLA  799.17▼0.52%  (52週最高値 968.99 52週最安値176.99)
EQUINIX 658.66▼0.09% (52週最高値 715.75 52週最安値446.04)

S&P500セクター別では、プラスだったセクターはS&P500よりアウトパフォームしているけど、マイナスも目立つ。S&P500指数の月間パフォーマンスは△2.29%なんだが、明らかにアンダーパフォームしているセクターがあるのだ。その中でも、やはり注目すべきは金融セクターと不動産セクターなんではないかと考えている。不動産セクターは、先日述べた通り、商業施設・オフィスREITを中心に戻っていない。では、金融セクターはどうかというと、 COMERICA INC、 WELLS FARGO & COMPANY 、 DISCOVER FINANCIAL SERVICES が年初来で▲56%も減少したままでほぼ動いていないのだ。 DISCOVER 、 COMERICA については月間パフォーマンスで15%近く上昇しているので70%近く時価総額がふっとんでいたのだ。で、問題は WELLS FARGOだ。昨日の終値で23.36ドルで2009年の信用不安以来、10年ぶりの安値にまで下落した。先日の決算で第一四半期に貸倒引当金を40億ドル計上して、9割の純利益がふっとんだ。また、2018年に不正が発覚して、FRBから資産制限を設けられていた。4月の給与保護プログラム(PPP)で融資制限の一時解除されているが。
で、FOXの報道によると、どうやらゴールドマンサックスが、 WELLS FARGOを狙っているということなのだ。バロンズは、ありえないと反論記事を書いているが、どうなるかはわからない。

また、銀行株が危険な兆候が別の角度からもでてきた。
どうやら、ウォーレン・バフェットが米銀株をこぞって売却したとのことだ。しかも、ゴールドマンサックス、JPモルガン、USバンコープなど一気に保有減になった。リーマンショックの時に、銀行再編をすることで乗り切ってきたが、ありえそうな気がしてきた。

保有するゴールドマン・サックス株の8割を3月末までに売却していたことが15日、明らかになった。バフェット氏は米銀株を好み、多額の資金を振り向けている。2008年のリーマン・ショック時にゴールドマンに出資し、その後大株主となっていた。
。ゴールドマンのほか、バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴ、JPモルガン・チェースの大株主として名を連ねる。バフェット氏は米経済の将来に「強気」で、その恩恵を最も受ける米銀株を好んでいた。ただ、今回はJPモルガン株の保有減も明らかになった。13日には米大手地銀USバンコープ株の一部売却も公表した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59209020W0A510C2000000/

来週の経済予定

毎週木曜の新規・継続失業保険申請件数の注目が続くのはいうまでもないけど、
22日(金)の中国全人代でどういった発言がでるかが注目されるでしょう。

日本しか米国債を支えなくなりそうだ

海外勢が米国債保有残高を減らした。っていうか、大半の国が減少させて、第一位の減少額は サウジアラビアの253億ドル減、 中国が107億ドル減。ブラジルもインドも210億ドルほど減少させている。増やした国なんて、日本、台湾とか政治的な意図がある国くらいじゃなかろうか。
このまま中国の米国債買入が進まなくなると、日本の買い入れが進むしかなさそうだが、GPIFのポートフォリオを外債(米債)60%とかにしちゃうんかね。クジラのポートフォリオ変更で米国債比率が上昇していれば、そうなっていくことになるのかもなあ。

米財務省が15日公表した報告によると、外国勢の米国債保有残高は3月に2000年初頭にさかのぼるデータで最大の落ち込みとなった。外国勢全体の保有残高は6兆8100億ドル(約729兆円)と、2月から2566億ドル減った。
  新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な市場の混乱で米国債利回りが過去最低を付けるとともに、ボラティリティーが高まった。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-15/march-saw-biggest-drop-in-foreigners-treasury-pile-this-century?sref=lw8NgS9l
https://ticdata.treasury.gov/Publish/mfh.txt

下院は審議なしで新型コロナウイルス救済第五弾を可決

審議なしで採決取ったことに対して、共和党は猛反発していますなあ。グラム議員は上院でこんな法案とりあげるか、バーカと宣言しております。
マコネル上院院内総務は、発言にきおつけながらも、「今はまだ必要な時ではない」と何度も主張しています。

The House passed a $3 trillion Democratic economic stimulus bill Friday that Republicans and President Donald Trump have already rejected and isn’t likely to trigger bipartisan negotiations any time soon.

https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-16/house-passes-3-trillion-democratic-stimulus-with-no-path-to-law?srnd=politics-vp&sref=lw8NgS9l