日本市場サマリー
昨日は、3%上昇→ずるずる下落→マイ転→2%上昇。
BOJは買い入れなし。
緊急事態宣言の記者会見をみていましたが、つくづく株価を動かせない政府だと感じました。上昇は、米国先物市場と原油が牽引していていただけ。
【日経平均株価】 18,950.18 △2.01% +373.88 [04/07]
TOPIX 1,403.21▲1.96%
マザーズ 636.59▲3.55%
【ドル建て日経平均】174.14 △2.24 +3.82 [15:00]
【ドル円】 108.89 -0.31 ▼0.28% [15:07]
【日経VI】40.03(高値:42.42) -1.15 ▼2.79% [14:48]
東証一部出来高 1,703,510,000株 15:00
米国先物指数は14:30から急上昇し小幅にプラス圏
アジア市場と欧州市場
【上海総合指数】 2,820.76 △2.05% +56.78 [16:02]
ハンセン指数 24,253.29 △2.12%
Europe Stoxx 600 326.61 △1.88%
MSCI Emerging Markets 878.15 ↑[4/7]
( 52 WEEK RANGE 758.20 – 1,150.91 )
バルチック指数 604.00 ▼1.05% [4/6]
( 52 WEEK RANGE 415.00 – 2,518.00 )
米国市場サマリー
【NYダウ】 22,653.86 ▼0.12% -26.13 [04/07]
(52週最高値 29,568.57 52週最安値 18,213.65 )
【NASDAQ】7,887.26 ▼0.33% -25.98 [04/07]
(52週最高値 9838.37 52週最安値 6631.42 )
S&P500 2,659.41 ▼0.16%
(52週最高値 3,393.52 52週最安値2191.86)
ラッセル2000種指数 1,139.170 △0.03%
(52週最高値 1,706.175 52週最安値 966.216 )
【VIX恐怖指数】 46.70 ↑
Fear & Greed Index 26↓(Fear)
【WTI原油】 24.408↓ 7:53JST
【NY金先物】 1647.97 ↓ 7:53JST
ドルインデックス:99.96↓ 7:54JST
フィラデルフィア半導体指数 1585.83▼0.47%
米国30年債利回り:1.299↓
米国10年債利回り:0.712↑
米国 2年債利回り:0.268→
米国3か月債利回り:0.16↑
ブルームバーグ商品指数トータルリターン 134.8425 △0.64%
NYFANG:IND 3,041.091 △0.43%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,050.07△0.89% [4/4]
BofA US High Yield Index Effective Yield 9.74↓ [4/6]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield 4.61↑ [4/6]
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 19.30↓ [4/6]
米取引所の合算出来高は139億2000万株。直近20営業日の平均は154億2000万株。
AAPL 259.43▼1.16% (52週最高値 327.85 52週最安値170.27 )
AMZN 2011.60△0.70% (52週最高値 2185.95 52週最安値1626.03 )
GOOG 1186.51▼0.03% (52週最高値 1529.63 52週最安値1025.00 )
MS 163.49▼1.08% (52週最高値 190.70 52週最安値115.52 )
NVDA 259.03▼3.49%( 52週最高値 315.41 52週最安値132.60 )
FB 168.83△1.98% (52週最高値 224.20 52週最安値137.10 )NFLX 372.28▼2.02% (52週最高値 392.92 52週最安値252.28 )
TSLA 545.45△5.66% (52週最高値 968.99 52週最安値176.99 )
米国の業種別でみると、そこまで偏った動きはなし。WTI原油価格が下落しているのに、エネルギー業種が2%上昇したのは意外。
原油価格戦争は続くよ、どこまでも
議会が再開予定は4月20日だが、タンクが満タンになるのは4月末~5月上旬と予測されているから間に合うのか疑問だ。本日、米国の原油在庫量の発表となる。
米国の超党派議員団は7日、原油価格の急落で打撃を受けているエネルギー会社を支援するため、30億ドルを投じて石油を購入し戦略石油備蓄を積み増す法案を提出した。 米議会は新型コロナウイルスに対処する経済対策に戦略石油備蓄を積み増す予算を盛り込んでおらず、エネルギー省は先週、石油3000万バレルを購入する予定だった入札を中止している。
https://jp.reuters.com/article/global-oil-usa-reserve-idJPKBN21P3GS?il=0
動き出した灰色のサイ、中国の民間債務
中国の各銀行でコロナウイルス融資が開始した時に、コロナウイルス対策備品・感染拡大防止などの目的で計上するための融資が既に背負っている債務返済や利払いに使われていたことはロイターが何度か報じていたし、私も何度か言及していた。どれだけ債務を背負っても、①著しい低金利 ②通貨が著しく下落しない ②利払いのための新規融資(自国通貨建て)をしてもらえる環境があれば、債務は膨らみ続ける。
中国が崩壊するとすれば、①失業者数が増加して国家への不満から政情不安に陥るか、②外貨準備建ての枯渇 ③融資国がほぼすべて債務踏み倒し ④収入減少なのに急激なインフレで民間が疲弊して政情不安
こんなところだろうか。
一部の中国の銀行とオンライン融資プラットフォームの経営幹部はここ数週間、クレジットカードや融資の返済が遅れる消費者が増えていると述べている。滞納は今後何カ月かのうちに雪だるま式に膨れ上がり、債務不履行の増加につながる恐れがある。このため一部の貸し手は、当局が経済全般にわたる信用供与の維持を要請しているにもかかわらず、新規融資を減らしている。
https://jp.wsj.com/articles/SB10645022620265424847104586306373695225418
中国の2月の外貨準備は、1月より減少したもののまだ3兆ドルほどある。まだ余裕があるのだろう。元ドルは7.0なので、ロシアとかクローネとか石油国通貨は10~20%ほど下落しているが、元はまだ維持している。
中国の公式データは、ドル建て債務が政府と民間あわせて2兆ドルていど。通貨が大きく毀損せず、外貨を稼げていれば、つなぎ融資ができていれば、まあ、まだなんとかなるのだろう。
しかし、今までは、中国国内がどうなるかの話。
今まで、中国は海外で数多くの旅行と消費、不動産投資を行ってきた。民間の経済がシュリンクすると、当然消費に使えるお金も減る。中国人が風邪をひくと、中国からの投資・消費で潤っていた国が重篤な肺炎になるといったとこだろう。
米国、欧州、オーストラリア・ニュージーランド、日本などは、国内需要が戻ってきても、中国からの投資・消費が戻らないだろう。
おそらく、中国人(東アジア人)へのヘイトが、より一層、中国人を海外消費から遠ざけることになる気がする。もしかしたら、ヘイトがない韓国、日本では彼らの消費は戻ってくるかもしれないが。
共産党のことだから、海外消費ではなく、国内消費を強力に促すようにするだろうし、ここにはあまり期待しないでいいだろう。