日本市場サマリー
BOJは2004億円のお買い上げ。
【日経平均株価】 16,887.78 △2.02% +334.95 [03/23]
TOPIX 1,292.01△0.68%
マザーズ 560.17△0.41%
【ドル建て日経平均】153.62 △1.01% +1.54 [15:00]
【ドル円】 109.89 -0.92 ▼0.83% [15:03]
【日経VI】55.09(高値:59.79) -3.36 ▼5.75% [14:43]
東証一部出来高 2,697,390,000株 15:00
Japan 5 Years CDS 45.9
米国主要先物指数は寄り付き直後からサーキットブレーカーだったが、日本時間11時頃から再開している
アジア市場と欧州市場
【上海総合指数】 2,660.17 ▼3.11% -85.45 [16:02]
ハンセン指数 21,696.13 ▼4.86%
Europe Stoxx 600 280.43 ▼4.30%
MSCI Emerging Markets 758.20 ↓[3/23]
( 52 WEEK RANGE 758.20 – 1,150.91 )
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,564.12 [3/20]
( 52 WEEK RANGE 1,581.54 – 1,673.26 )
バルチック指数 625.00 ▼0.79% [3/20]
( 52 WEEK RANGE 415.00 – 2,518.00 )
米国市場サマリー
【NYダウ】 18,591.93 ▼3.04% -582.05 [03/23]
(52週最高値 29,568.57 52週最安値 18,591.93 )
NASDAQ 6,860.67 ▼0.27% –
(52週最高値 9838.37 52週最安値 6,860.67 )
S&P500 2,237.40 ▼2.97% –
(52週最高値 3,393.52 52 52週最安値 2,237.40 )
ラッセル2000種指数 1,002.399 ▼1.13% –
(52週最高値 1,706.175 52週最安値 966.216 )
【VIX恐怖指数】 61.59 ↓
Fear & Greed Index 5(Extreme Fear)
【WTI原油】 23.598 ↑
【NY金先物】 1552.0 ↑
ドルインデックス:102.49 ↑
米国30年債利回り:1.364↓
米国10年債利回り:0.793↓
米国 2年債利回り:0.320 ↓
米国3か月債利回り:0.02↓
ブルームバーグ商品指数トータルリターン 132.2568 △1.49%
フィラデルフィア半導体指数 1342.12△3.36%
NYFANG:IND 2,700.409 △1.67%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 1,826.43 ↑ [3/20]
(52 WEEK RANGE 1,802.84 – 2,287.33 )
BofA US High Yield Index Effective Yield 10.75↑[3/20]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield 5.23→[3/19]
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 19.17↑ [3/20]
Volume on U.S. exchanges was 15.7 billion shares, just shy of the 15.8 billion-share average for the full session over the last 20 trading days.
AAPL 224.37▼2.12% (52週最高値 327.85 52週最安値170.27 )
AMZN 1902.83 △ 3.07% (52週最高値 2185.95 52週最安値1626.03 )
GOOG 1056.62▼1.46% (52週最高値 1529.63 52週最安値1025.00 )
MS 135.98▼1.00% (52週最高値 190.70 52週最安値115.52 )
NVDA 212.69 △ 3.37%( 52週最高値 315.41 52週最安値132.60 )
FB 148.10▼1.09% (52週最高値 224.20 52週最安値137.10 )NFLX 360.27△8.24% (52週最高値 392.92 52週最安値252.28 )
TSLA 434.29△1.58% (52週最高値 968.99 52週最安値176.99 )
※52週最高値・52最安値更新:2020/03/05時点
新型コロナ対策共和党予算が通ることはない
協議は継続しつつも、共和党は再度、予算を審議にかけた。昨日の段階で5名の共和党員が陽性反応あるいは自主隔離をしているので、47名の共和党上院しかいなかった。一人戻ってきたようで、結果は賛成 49-反対46だったが可決60票まで足らないので、否決された。民主党から1名造反者がでたようだが、たった一人だったので米民主党の結束が固いようだ。長引けば長引くほど、共和党員から新型コロナウイルス陽性者がでて投票者数が減りそうなんですけどね。昨日も書きましたが、マコネル上院院内総務は遠隔投票は認めない意向なので自業自得。
ペロシ下院議長は、上院で可決しないと考えたようで、下院民主党で先に進めるべく、本日予算案を公表する予定。
ただし、下院は先に休暇にはいって選挙活動やら地元のコロナ対策支援などしていたのでワシントンに全員が戻るのは25日になるとか。危機のさなかではありますが、下院は2年ごとに全員が選挙なので選挙対策も進めなくてはいけない。
ここからは、米民主党が何に反対しているかを詳しくみていく必要がある。
The HillやPOLITICOを見る限りは、以下の二点では両党合意している。
◆3000億ドル規模の小切手による税還付(現金配布ではないはずだが自信ない)
◆3500億ドルの小規模企業向け融資や助成金も合意済。
民主党が問題視しているのは、航空業界への救済を含めた5000億ドル規模の企業融資だ。共和党は、企業に救済をしたいようだが、民主党は猛反対している。一つの懸念は企業融資をすると自社株買いなどに利用されて雇用者や失業者に給付がまわらないと主張している。まぁごもっとも。リーマンショックの時もそうだけど、共和党の方が企業救済に積極的になり、民主党は企業の荒稼ぎをブロックする動きに走る。ドッド・フランク法をつくったのも民主党議員ですしね。
あとは、企業への税金投入というのは、米国民受けがすこぶる悪いので、ここで猛反対することで大統領選挙・連邦議員選挙対策も兼ねているんだろうと邪推している。オバマ大統領が当選して、連邦議員が上院・下院ともに民主党が勝利したのは、矢継ぎ早の企業救済をした共和党政権への批判だったという見方もあるからだ。ちなみに、シューマー上院院内総務も、ペロシ下院議長も2007-2008年に政権中枢部にいたので、当時のことを思い起こしながら動いているはずです。
ポイントは、民主党は2兆ドル規模の経済対策予算に反対しているわけではないということだ。となると、株式市場は2兆ドル規模の予算は折込済みから邪推する。 問題は、企業への融資がどれだけ実施されるかが焦点になり、個々は株式市場が大きく動きそうなポイントだ。
3000億ドル規模の税還付だが、失業率が24%とか30%とか大恐慌なみの失業率が予測されている現段階では効果が薄いのではないかと邪推している。
例えば、ミシガン州では失業件数は、通常平均の2100%増加して108,710件だ。これから、一気に失業者数増加のニュースが舞い込んでくるだろう。
Michigan: “108,710 unemployment claims were filed between last Monday and Friday, compared to a normal average of around 5,000 claims – an approximate 2,100% increase.” https://t.co/anSJLACTvv @aaronsojourner @marthagimbel @thesugar pic.twitter.com/acl0sKw67B
— Sam🔔 (@sam_a_bell) March 23, 2020
FRBの債券無制限購入
米国の商業用不動産ローン担保証券(CMBS)市場が破綻の瀬戸際にあるという報道があった矢先に、FRBの CMBS 買い入れ宣言。
米連邦準備制度理事会(FRB)は23日、大型経済支援策の第2弾を発表した。借り入れコスト抑制のために債券を無制限で購入するほか、企業や州政府、地方自治体に確実に信用のフローが行き渡るためのプログラム創設などの対策が盛り込まれている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-23/Q7NAUEDWRGGA01?srnd=cojp-v2
声明によると、FRBは米国債に加え、政府支援機関(GSE)保証付きの住宅ローン担保証券(MBS)を購入する。購入額については「円滑な市場機能を支え、広範にわたる金融環境と経済に対し金融政策を効果的に伝達することを支援する上で必要な額」とした。GSE保証付き商業用不動産担保証券(CMBS)も購入する。
データがないのでアレですが、社債の膨大な売りが発生しているのは確かで、ハイ・イールド債やジャンク級社債などは利回りが急上昇している状況です。社債で調達できないとすると、破綻のドミノ倒しが起きてもおかしくないはずなんですが、強く懸念はされているが、まだそこまで至っていない状況のようだ。
New Odd Lots! @TheStalwart and I speak with Chris White of @viablemkts about the huge sell-off in the corporate bond market. We've had years of worrying about mispriced risk in corporate credit and now the shakeout…https://t.co/p0uxCIBwpL
— Tracy Alloway (@tracyalloway) March 23, 2020