もう3月6日の終値とか関係なくなっている気がするけど、いちおう振り返り。
土日でニュースが出ていたので、会長のように相場開始前にまとめるべきでした”(-“”-)”
【CME日経平均先物:円建て】19,595 (-835) 日経比:-1154.75 8：05JST
【ドル円】 103.969 [8：15JSt]
WTI原油 33.22 8：16JST
【NY金先物】 1,694.10 △1.30% +21.70 [08:16]
FF金利先物をつかって次回FF金利予測のFed Watchですが、3月18日の利下げで50BPの利下げが95.2％ですか。土曜日、60％でしたよね…
しかも75BP利下げ予測が4.8％も出てきているんですか。さらに4/29の予測では0-0.25のレンジが51.3％もあるんですか。
リーマンショックの時は、5％台から下落して0.08％前後まで下落しているから、まさにリーマンショックの時と同じくらいの金利が予測されている。
最新の3月4日時点の資産状況は、横ばいでしたが、やや増加して4.2兆ドル。2018年8月以来の水準に戻ってきています。
ガイトナー回顧録を読了して確信しましたが、FRBの権限ってそんなにないです。FF金利やディスカウントレートをコントロールしているのはFRBですが、倒産しそうな企業を助けることはできません。ヘンリー・ポールソン元財務長官も、ガイトナー元NR連銀総裁＆元財務長官も懺悔のように書いていますが、リーマン・ブラザーズをあえて倒産させたのではなく、行政府とFRBには救う権限がなかったのです。それは今も同じはず。フレディマックも、ファニーメイ、AIGは、予算権限をもつ議会が救うべきと判断したのです。
トランプ政権にはこの危機は乗り越えられないと考えています。
リーマンショックは、不幸中の幸いだったと思います。オバマ大統領は、世界覇権を陥落させましたが、ガイトナー財務長官にじゅうぶんな権限を与えて対処させたことは素晴らしい判断だった気がします。
ガイトナー元財務長官やポールソン元財務長官が、今のトランプ政権の危機対策をどう評価するか知りたいものです( ﾟДﾟ)
私たち4人（ガイトナー、ポールソン、バーナンキ、ドン・コーン）は、それぞれの経歴でかなりうまく補完しあうことができた。市場、金融政策、金融危機の経験という幸運な組み合わせで、不況期の経済についても知識が豊富だった。ワシントンＤＣでは稀なほど、おたがいを尊敬し、相手を信頼して、協力した。でも、こういう関係を私は、危機に見舞わされた他の国では一度もみたことがない。私たちは、議論し、過ちも犯したが、アメリカは大胆な不屈の実験を行う時期を必要としているという、フランクリン・Ｄ・ルーズベルト大統領の言葉を重んじながら、うまくいく方法を模索した。
「ガイトナー回顧録」ティモシー・ガイトナー 危機チームに捧げる