FRB流動性指数は過去50年で最も高い1年だった

昨日の日本市場は休場。

【上海総合指数】 2,901.67 △0.39% +11.19 [16:02]
ハンセン指数     27,583.88   △1.26%
CSI 300 Consumer Staples Index 20109.36 △1.70%
MSCI Emerging Markets 1,099.41↑  [2/11] 
( 52 WEEK RANGE 956.59 – 1,150.91 ) 
MSCI Intl Emerging Market Currency   1,644.46  →  [2/10] 
( 52 WEEK RANGE 1,587.38 – 1,673.26 ) 
バルチック指数   418.00    △1.70% [2/11] 
( 52 WEEK RANGE    415.00 – 2,518.00 )  2016年2/5 297.0が直近最安値

本当かどうか知らないけど、「感染確認」の定義を変えたという話があります。一連のツイートによると、2月20日(木)には都市封鎖を停止して再開したいようでもあります。昨日も書きましたが、2月20日(木)の再開なら都市封鎖して1ヵ月経過しているので、発症した人を隔離しておけば更なる蔓延はないのではないでしょうか。あとは、原油、天然ガス、石炭、銅などの商品指数が、中国工場の稼働見込みを教えてくれるでしょう。商品指数は実体経済を教えてくれる。


続いて、米国市場。S&P、ナスダックは過去最高を更新していて、債券利回りも上昇しているけど、原油は下落し、 Fear & Greed Index も横ばいなので様子見相場になっているのでしょう。

【NYダウ】 29,276.34 ▼0.00% -0.48 [02/11]
(52週最高値 29,379.77  52週最安値 23,765.24  ) 
NASDAQ   9,638.94△0.11%
(52週最高値    9,638.94  52週最安値6190.17 )
S&P500   3,357.75 4△0.17%
(52週最高値 3,357.75 4△    52週最安値2346.58 ) 
ラッセル2000種指数 1,677.515 △0.59% +
(52週最高値  1,706.175   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】   15.18
Fear & Greed Index  56→(Greed) 
【WTI原油】      49.915  ↓ 7:51JST
【NY金先物】   1,567.80 ↓  7:51JST
ドルインデックス:  98.75 → 7:51JST
米国30年債利回り:2.069↑  7:51JST
米国10年債利回り: 1.599↑  7:51JST
米国 2年債利回り:1.436↑  7:51JST
米国3か月債利回り:1.57↑  7:51JST
ブルームバーグ商品指数トータルリターン  158.4605 △0.25%
( 52 WEEK RANGE   157.4103 – 174.8420 ) 2016年1/15 148が直近最安値
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 2,089.60 ▼0.09%
(最高値 2020年1月17日  2,108.3 )
NYFANG:IND  3,655.861 △0.27%
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 –   3,730.915 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,274.98   △0.01% [2/10]
(52 WEEK RANGE  2,049.76 –   2,287.33 )
BofAML US High Yield Master II Effective Yield 5.19↓[2/10]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield  2.91 ↓ [2/10]
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 11.39↑ [2/10]
米取引所の合算出来高は73億3000万株。直近20営業日の平均は76億7000万株。
AAPL 319.61▼0.60% (52週最高値  327.85 52週最安値153.66 )
AMZN 2150.80△0.79% (52週最高値 2185.95 52週最安値1566.76 )
GOOG 1508.79△0.01% (52週最高値 1529.69 52週最安値1025.00 )
MS   184.44▼2.26% (52週最高値 190.67 52週最安値102.17 )
NVDA  267.89△1.87%( 52週最高値 272.50 52週最安値131.00 )
FB   207.19▼2.76% (52週最高値 224.20 52週最安値143.43 )
NFLX  373.69△0.71% (52週最高値 385.99 52週最安値252.28 )
TSLA  774.38△0.40% (52週最高値 968.99 52週最安値176.99 )
BABA  217.21△0.67% ( 52週最高値 231.14 52週最安値147.95)
※52週最高値・52最安値更新:2020/02/12時点

株価が上がらないので、トランプ大統領はFRBを攻撃しています。FRB議長の議会証言後に株価は落ちたとトランプ大統領は指摘しております。
FRB議長の発言も重要だけど、実際にどれだけ資産を増やしたかは水曜日の日本時間深夜に更新されるので、そっちの方が重要な気がしています。

https://fred.stlouisfed.org/series/WALCL

そしてこれすごくないですか。12カ月タームの連邦準備銀行流動性指数でみると、過去50年で最も高い流動性だったって。リーマンショックでは、段階的にQEしていたので突き抜けていたってわけではないようですね。元ネタはどこからなんだろうか。

2006~2008年の金融危機では、バーナンキFRB元議長、ガイトナーNY連銀長、ポールソン財務長官、ブッシュ大統領、連邦議員が綿密に連絡取りあって火消しに努めていました。危機が起きた時にチームを組んで動けるのかね?
ていうか、無理だろうな。
連邦予算(政府のカネ)を動かすには、議会承認が必要になる。議会は超党派で取り組む必要があるが、今の険悪な状況ならまず難しいだろう。政府が経済危機を救うには、連邦予算を動かさなきゃいけなくて、その連邦予算は議会の特権でもあります。
さらに、パウエル議長の危機対応力には就任当時から懸念されているようです。
政府、議会とのチームプレーもできず、本人の危機対応力も乏しいとすれば、危機が起きれば、最悪な事態になるんだろうなと予測されます。
新興市場や外国為替は未経験って、これだけ中国市場が世界市場に影響を及ぼしている状況で未経験って大丈夫なんかい。少なくとも経済指標が良好な時代なので、このチームでも機能しているのでしょう。

さらに大きな懸念は、パウエル氏が次の金融危機を上手く乗り越える能力を備えているかどうかだ。パウエル氏の理事就任期間中、金融市場はリセッション(景気後退)や大規模な混乱から持ち直し、比較的穏やかだった。同氏は2008年の金融市場のパニックや量的緩和を巡る議論を経験していない。またFRBの重要な意志決定に関し、パウエル氏の見解が影響を及ぼした形跡もほとんどないもようだ。
 1つ確実なのは、向こう4年は変動がより激しくなるということだ。とりわけ成長が加速して金利が上がれば、FRBのバランスシート縮小も進行する中で、不安定さが増す。パウエル氏は国内金融市場の経験はあるが、外国為替や新興国市場は未経験だ。FRBのパウエル氏、財務省のムニューシン氏のコンビは、金融版「SEAL(海軍特殊部隊)チーム6」とはいかない。

https://jp.wsj.com/articles/SB11352670455644674702804583494143117934174

独占に該当するかどうかって、まだ調査は続いているのね。一応注視しておきたいです。アマゾン以外は、株価が下落しているけどこれの影響もあるようです。
それにしても、もうFANGは古いようですね、時代はMAGAなようです。トランプ大統領の人気にあわせて持ち上げるってなんかアレだなぁ…

米連邦取引委員会(FTC)は、グーグル親会社のアルファベットアップルフェイスブックアマゾン・ドット・コムマイクロソフトに対し、2010年1月から2019年末までに完了した小規模の新興企業買収について、条件や目的などの情報を提供するよう命じた。台頭しつつあった競合相手の排除が狙いだったかどうかを調べる。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-11/Q5K0N9T0AFB401?srnd=cojp-v2
https://www.cnbc.com/2020/02/11/trump-heaps-praise-on-trillion-dollar-tech-club-calling-four-big-companies-maga.html