株式市況/市場は米中通商合意に懐疑的なまま

昨日の終値。BOJは702億お買い上げ。

【日経平均株価】 23,916.58 ▼0.45% -108.59 [01/15]
TOPIX 1,731.06▼0.54%
マザーズ 887.00▼0.05%
【ドル建て日経平均】217.58 ▼0.33% -0.71 [15:00]
ドル円 109.92 15:00JST
東証一部出来高 1,122,530,000株 15:00
ダウ先物指数 28,896.00 19:26JST
SP500先物指数 3,285.00 19:26JST

日銀によるJ-REITの買い入れ額がどうなっているか気になっています。
2010年から累計6189億円も不動産(主にオフィス・商業施設)にお金が入っているっていうわけですか。
2019年:528億円
2018年: 564億円
2017年: 898億円
2016年: 875億円
2015年: 921億円
2014年: 372億円
2013年: 299億円
2012年: 446億円
2011年: 643億円
2010年: 643億円

19年のETFの購入額は4兆3772億円にとどまった。年間の残高増ペース(11月時点)でみても5兆円強と目標を2割ほど下回る。REITの購入額も19年は528億円どまりで、残高増ペースは400億円台前半と目標の半分以下だ。

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO54000490R31C19A2NN1000…

しかも、こっちも海外投資家の大幅買い越しが2017年頃から続いている。そりゃ日銀と外国人投資家の買い支えがあれば、J-REIT指数は上がるわけだし、不動産価格も上がるわけだ。2008年の不動産ミニバブルも外国人投資が原因だったようだが、また同じことを繰り返しているってわけでしょうか。

引用元: https://www.smbcnikko.co.jp/inv/item/pdf/leaflet/3826.pdf

J-REIT指数の用途別不動産、地域別構成比をみてみるとダントツでオフィス・商業施設でしかも23区で5割を占める。関東地方という広域でみると、7割を占めるのでそれ以外はお金が流れてきていないってことですよね。

引用元: https://www.smbcnikko.co.jp/inv/item/pdf/leaflet/3826.pdf

続いてアジア市場。
バルチック指数は、沈んだまま春節に入るってことなのかしら。

ハンセン指数  28,773.59 ▼0.39%
【上海総合指数】 3,090.04 ▼0.54% -16.78 [16:02]
CSI 300 Consumer Staples Index 21147.49 △0.46%
MSCI Emerging Markets  1,137.98 ↓  [1/15] 
( 52 WEEK RANGE 945.28 – 1,149.54 ) 
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,670.44  ↑  [1/14]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 –    1,672.66 ) 
バルチック指数   763.00  ▼0.26%   [1/14]


続いて、米国市場。SP500はマイナスに転じる場面もあり、最後30分でプラスに転じた。ダウは、UNH、VISA、マクドナルドが大きく寄与して上昇。
ムニューシン財務長官が、早朝にFOX出演していたり、カドロー氏も出演していたけど、もう株価が反応しないね。面白いくらいに市場は中国が契約履行するか懐疑的です。詳細の合意内容はコチラです。

【NYダウ】 29,030.22 △0.31% +90.55 [01/15]
(52週最高値   29,054.16  52週最安値 23,765.24  ) 
NASDAQ   9,258.69 △0.08%
(52週最高値      9,298.33      52週最安値6190.17 )
S&P500    3,289.29 △0.19%
(52週最高値     3,294.25 52週最安値2346.58 ) 
ラッセル2000種指数 1,682.396 △0.40%
(52週最高値   1,684.339   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】   12.42 ↑ 
【WTI原油】   58.094 ↓ 8:05JST
【NY金先物】   1,555.46 ↑  8:05JST
ドルインデックス: 97.21↑ 
米国30年債利回り:2.238↓ 
米国10年債利回り: 1.786↓
米国 2年債利回り:1.547↓
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 2,061.84 △ 0.99%
(最高値 2019年4月23日 2103.75)
NYFANG:IND     3,346.179 ▼0.42%
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 –   3,399.383 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,286.13△ 0.04% [1/14]
(52 WEEK RANGE  2,049.76 –   2,286.13 )
BofAML US High Yield Master II Effective Yield 5.12 ↓[1/14]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield 3.12↓ [1/14]
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 11.36↓ [1/14]
米取引所の合算出来高は73億株。直近20営業日の平均は70億株。
AAPL 311.34▲0.43% (52週最高値  317.57  52週最安値142.00 )
AMZN 1862.02▲0.40% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1439.20△0.58% (52週最高値 1441.80  52週最安値970.11 )
MS   163.18△0.65% (52週最高値 163.94 52週最安値93.96 )
NVDA  245.57▲0.69% ( 52週最高値 252.99 52週最安値124.46 )
FB   221.15△0.95% (52週最高値 222.38 52週最安値123.02 )
NFLX  339.07△0.11% (52週最高値 385.99 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2020/01/16時点

米10年国債ETFなんていうものがあるんですね。
2018年4月以来の1億ドル以上の買いが入ったようです。これの影響かはわからないけど、米国債利回りは下落していて、金価格も小幅に上昇しています。
何を警戒しているのかはわからないのですが、市場は楽観視しつつも、何かを警戒しているように感じます。その何かは、中東情勢なのか、トランプの対中強硬政策なのか、予想もつかない何かなのかはわかりませぬが。


さて、議会の動き。トランプ政権の肝入り政策であるUSMCAの審議が早まりました。どうやら共和党と政権は、 政権は議会でのトランプ氏の一般教書演説が予定される2月4日までに無罪を確定させたいようです。
内容がよくわかっていないんですが、どうやら弾劾条項は議員が質問などをしなかったとしても、かなり時間がかかるようで2月4日より前に終わるかどうか?というところらしい。

上院の各委員会は、先月下院を通過したUSMCA実施法案を前進させるため動きを速めている。上院予算委員会は14日に発声投票で同案を前進させ、上院外交委員会は審議を16日から15日に前倒し。上院歳出委員会も同日行動する計画。
  下院は15日に弾劾条項を上院に送付する見通しだが、上院での弾劾裁判は他の上院の課題より優先されねばならないことから、来週開始される公算が大きい。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-15/Q44LHCT0AFBD01