株式市況/小売りが好調だが、米消費者は高金利で買い物している現実

【日経平均株価】 23,782.87 ▼0.20% -47.71 [12/25]
TOPIX 1,721.42▼0.39%
マザーズ 892.32△1.44%
【ドル建て日経平均】217.43 ▼0.17% -0.38 [15:00]
【ドル円】 109.38 +0.01 △0.01% [18:09]
東証一部出来高 776,590,000株 15:00

ハンセン指数    休場
【上海総合指数】 2,981.88 ▼0.03% -0.80 [12/25]
CSI 300 Consumer Staples Index   20198.41 ▼0.06%
MSCI Emerging Markets 1,109.69 ↓  [12/25] 
( 52 WEEK RANGE 945.28 – 1,111.64 ) 
MSCI Intl Emerging Market Currency  1,654.26    →  [12/23]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数        1,103.00▼1.78%    [12/23]
( 52 WEEK RANGE 595.00 – 2,518.00 )

CMEは現地時間25日18時(日本時間26日8時)から再開
債券市場はまだ休場
議会は当然休暇にはいってしまい、1月2週目まで開会しないのでつまらない。
【WTI原油】 61.284 ↑ 8:19JST  
【NY金先物】 1498.17↓ 
【CME日経平均先物:円建て】23,735 8:11JST
【ドル円】 109.38 [08:21]
ダウ先物指数  28,518.00  8:11JST
SP500先物指数 3,227.75  8:12JST

トランプ大統領は、クリスマスホリデー期間に昨年よりも小売り売上が3.4%も増加したぞ!歴史的な記録更新だ!おめでとう、アメリカ!と言っている裏で…
ここ数十年で最も高い金利17%のカードで買ってるんだよ(バカやろー!)
とか、年利29%で買ってるんだよ(バーカ!)という声が興味深い。
年利17%とか29%ってクレイジーなんだけど、本当なんだろうなぁ…

ちょっとよく理解できないんだが、企業利益による伸びの寄与分が1%以下ってどういうことだ…。しかも配当利回りが1.9%程度って…
インカムゲインではなく、キャピタルゲインが圧倒的なのか。。

今年のS&P500種株価指数の上昇率は29%に達しており、2013年以来最高となるペースだ。このうち企業利益の伸びの寄与分が控えめな0.4%にすぎないことが、今年の株価上昇を際立たせる一因になっている。企業利益の伸びは、通常は株価の継続的上昇を支える最も重要な要因になる。 (中略)
例えば10年物国債の利回りは先ごろ1.903%に低下し、S&P500の配当利回りとほぼ同水準となった。

https://jp.wsj.com/articles/SB11015226514967544603204586099254016649000

ところで、トランプ大統領について、中林さんの本を読み返していたら、トランプ大統領の戦術を知る重要な部分があった。話を持ち掛けておきながら、結局はクリスティ知事を起用しなかった理由は、クシュナー上級顧問の反対にあったからだ。
要は、トランプ大統領は、自分が不利な立場におかれた時に、すぐに有利にできるようなカードを出してくる人物である。しかも、自身はメディアをフェイク・ニュースとしながらも、自身はメディア操作に長けた人ということだ。何を発言すればメディアが注目してくれるかも熟知しているということだろう。
トランプ大統領自身にどこまでこれをカバーできる能力があるかわからないが、少なくとも政権中枢に情勢を見極めて仕掛けられる能力があるということだ。
まぁ、今の株価操作と一緒ですね。市場はこれでいいのか…?
それにしても、こんな手法をしていて、相手国の信頼を勝ち取れるとは思えない。実際、米国離れを起こしているよなぁ…
アメリカ合衆国への信用はまだあるが、トランプ大統領への信頼はないといったところだろうか。
中国はもともと「騙される方が悪い」と考える国家だから、ある意味、トランプ政権の中では最も手ごわい敵になるのだろう。

「この日はス ーパ ーチュ ーズデイを目前に控え 、テレビ討論会でルビオが非常に良いディベ ートをしてトランプは酷い出来だった 。翌日からはマスコミも形勢の逆転を大々的に報じるに違いないと期待したら 、それを察知したトランプが討論会の直後にクリスティ知事に電話をかけ 、閣僚の椅子と引き換えにトランプ支持を発表するようもちかけた 。翌日のニュ ースはクリスティ知事のトランプ支持宣言一色になり 、結局テレビ討論での大成果という報道はそちらのニュ ースにさらわれてしまった 。信じられない展開とタイミングで手を打ってくるのがトランプだ 。 」たしかに 、クリスティ知事のトランプ支持発表のニュ ースは 、アメリカでは圧倒的な大きさで取り上げられていた 」

—『トランプ大統領とアメリカ議会』中林 美恵子著  http://a.co/iwyRe2Q