株式市況/クシュナー夫妻が米中交渉に関係を強めている

【日経平均株価】 23,135.23 ▼1.05% -244.58 [12/04]
TOPIX 1,703.27▼0.20%
マザーズ 912.66▼0.29%
【ドル建て日経平均】213.01 ▼0.53% -1.13 [15:00]
ドル円 108.61 [15:00]
東証一部出来高 1,085,040,000株 15:00

ハンセン指数     26,062.56 ▼1.25%
【上海総合指数】 2,878.12 ▼0.23% -6.58 [16:11]
MSCI Emerging Markets  1,036.57 ↓  [12/4]
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency   1,629.86  ↓  [12/3]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数    1,606.00  △2.42% [12/3]
( 52 WEEK RANGE 595.00 – 2,518.00 )

【NYダウ】 27,649.78 △0.53% +146.97 [12/04]
(52週最高値  28,164.00  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ   8,566.67 △0.54%
(52週最高値      8,705.17      52週最安値6190.17 )
S&P500   3,112.76 △0.63%
(52週最高値       3,153.63   52週最安値2346.58 ) 
ラッセル2000種指数  1,602.630 ▼0.31%
(52週最高値  1,634.774   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】 14.80 ↓ 
【WTI原油】 58.292↓ [8:00] 
【NY金先物】 1474.71↓  [8:01] 
ドルインデックス: 97.61↓  
米国30年債利回り:2.232↑  
米国10年債利回り: 1.781↑  
米国 2年債利回り:1.582↑  
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,722.32 ▼0.65% NYFANG:IND  2,831.049 △ 0.03%
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 –     2,902.928 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100   2,236.17△ 0.00%   [12/3]
(52 WEEK RANGE  2,234.70 –   2,236.24)
米取引所の合算出来高は70億株。直近20営業日の平均は67億9000万株。
AAPL 261.74△0.88% (52週最高値   268.00 52週最安値142.00 )
AMZN 1760.69▲0.52% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1320.54△1.95% (52週最高値 1323.74  52週最安値970.11 )
MS   149.85△0.36% (52週最高値 152.50 52週最安値93.96 )
NVDA  209.42△0.85% ( 52週最高値 221.41 52週最安値124.46 )
FB   198.71▲0.06% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  304.32▲0.60% (52週最高値 385.99 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/11/28時点

ブルームバーグが「合意は近づいている」という匿名関係者が報じたニュースを流して米国先物市場は上昇して、市場がリスクオンムードになっていきました。
まぁ彼は思いっきり皮肉っていますね。
ところで、リスクオンムードの中で、こういった匿名情報が出てくるってもはや不自然でならないんですよね。ヘッジファンドなどから「こういうフェイクニュースを流してくれ」という依頼を超高額で受けて、ファンドはブルをフルで買っておいて儲けるということが裏で行われていてもおかしくない。
もしくは、ブルームバーグ社は利用されているだけで、フェイクニュースを本当のニュースのように流すように仕掛ける流れがあってもおかしくないです。ニュースのヘッドラインで自動ロボット売買が稼働するって米国市場関係者は常識みたいなようなので、それの逆をついた行動をしている人がいても何らおかしくない。

株価上げるために米中貿易に進展があったってトランプ大統領や政府当局関係者がフェイクニュース出してんだろって中国メディアに言われてるしねw
中国国内にいながら、Twitterを発信できるという中国共産党から許可を得ているGlobe Times編集長。まぁもう彼にばれているってことは、中国政府もそのように理解しているってことですよね。


一方で、非常に嫌なニュースが出てきた。米中交渉でクシュナーが関係を強めているとのことだ。彼がいなかったらUSMCAは実現できなかったというのは知らなかった。それにしても、彼がこれだけ裏で対応しているとすると、糸を引いているとしたら、これだけのフェイクニュースが相次いでいる理由も妙に納得がいく。

米中交渉はライトハイザー通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が主導しているが、クシュナー氏は「当初から交渉に関わり、両氏に全面協力し両氏を支えている」(ホワイトハウス当局者)という。
通商分野の専門家によると、クシュナー氏は崔天凱・駐米中国大使とも複数回会っており、水面下での交渉ルートを確立している。
クシュナー氏は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で影の立役者となった。ライトハイザー代表は記者団に対し「ジャレッドでなければこの合意は実現しなかった」と発言。メキシコのビデガライ外相(当時)も、クシュナー氏が両国関係の修復に一度ならず貢献したと述べている。

https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-kushner-idJPKBN1Y811Z

ライトハイザー氏とは会話が成立しないカナダのクリスティア・フリーランド外相と裏面で接触。そして、旧友であるビデガライ・メキシコ外相と落としどころを探り、米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に漕ぎ着けたのである。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181211/soc1812110008-n2.html

2017年の記事だが、トランプ大統領が大統領当選後に一時、親中国路線に傾いたのは、キッシンジャーとクシュナーが影で動いていたことがある。
キッシンジャーは先月もブルームバーグ主催の中国で開催された経済サミットで登壇している。
この時、ナヴァロ大統領補佐官は、 国家安全保障会議の常任委員から外されているので影響力が遠のいたのに2019年に急に復活したというのが気になる。
尚、クシュナーは、 2017年にクシュナー一族は米国における不動産開発の資金を中国で調達しようとする動きを強めて非難を浴びたことがある。

中文メディアでは「クシュナーと中国大使との関係構築工作」という言葉で表現されている。つまり習近平国家主席が、崔天凱大使を使って、イヴァンカさんを取りこみ、クシュナー氏を中国陣営に取り込んで、トランプ内閣を改造させろという作戦である。トランプ大統領が娘イヴァンカさんの言いなりになり、その婿クシュナー氏を重用していることに目をつけた中国は、「クシュナーとイヴァンカ」にターゲットを絞ったのである。 (中略)
しかしキッシンジャー氏がアメリカに帰国した後の12月6日、クシュナー氏に会って、中国の楊潔チ・国務委員と会うように忠告したことは、あまり知られていない。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7691.php

ティラーソン前国務長官が2019年6月に、クシュナーの単独外交活動に怒りを感じていたとも述べられている。

米国のレックス・ティラーソン前国務長官は議会に対し、ドナルド・トランプ大統領の娘婿で大統領上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー氏が単独で外交活動を行ったため、しばしば不意打ちに遭ったと述べていた。27日公表された議会証言の記録で明らかになった。

https://jp.wsj.com/articles/SB12120469692213223839204585392020815634594

疑問に思うのは、どこで中国強硬路線が復活したのかということだ。ナヴァロは未だに細々とFoxニュースに出ている。噂に惑わされないでほしいとは訴えているが、あまり届いていないのだろう。
アップルのロビー活動にはイヴァンカ・クシュナー夫妻が活躍しているし、2019年6月のG20にもこの夫妻は出席していたようだ。
それにしても、クシュナーが、ジョージ・ソロス、ピーター・ティールをつないでいるのか。ジョージ・ソロスがつながっているとは知らなかった。

クシュナー氏は大型不動産プロジェクトと投資家をつなぐマッチングサイトを運営するテクノロジー新興企業、Cadre(カドレ)に出資している。これは現役の政権幹部がゴールドマン・サックス・グループや著名投資家のジョージ・ソロス氏、ピーター・ティール氏らとビジネスパートナーの関係にあることを意味する。

https://jp.wsj.com/articles/SB12652521234638683744804583122230004551810

さて、中国との合意はクシュナーが解決できるのかという点に話を戻そう。
私は実現が難しいのではないかと考えている。なぜかというと、USMCAは何より共和党議員が望んでいる協定だからだ。民主党は一年経過しても批准していないことを考えると渋っていることは確かだ。ついでにいうと、ナヴァロ大統領補佐官も推進しているので渋っているのは米民主党だけだ。
一方で、対中国となると事情が異なる。議会が次々に中国に関する規制法案を可決している。先日では、米下院がウイグル人権法案を可決して上院での審議段階となった。おそらく上院も可決するだろう。共和党も民主党も中国を脅威と感じているのは一緒で、議会は非常に強硬路線を貫いている。
中国は面子を重んじる国家だ。つまり、どんなにホワイトハウス政権が中国を甘やかすことをしたとしても、議会が黙ってはいない。香港人権法では上院・下院ともにほぼ反対している人はいないので、大統領が拒否権を発動しても、議会で再審議して成立してしまう。
また、トランプ大統領の弾劾も着々と進んでいるので、上院共和党から反感をかうことをしたくないだろう。中国政府やファーウェイは既に米国へのロビー活動に多額の資金を投じいるが、効いている兆しはない。
クシュナー夫妻がいかにトランプ大統領を懐柔しようが、対中国強硬路線をとる議会は変わらないだろう。
民主党議員はどちらかというと人権寄りな観点で非難しているが、共和党は覇権を維持するために中国と対抗しなくてはならないと考えているのだ。 共和党上院議員 ジョシュ・ホーリー氏の寄稿文がなによりもそれを表している。

必要なのは、他のいかなる国も覇権国になるのを防ぐことだ。(中略)
われわれが目指したのは、他国による支配を防ぐこと、われわれの独立を守ること、民主主義的な生き方のために国際秩序を安全に保つことだ。”

https://jp.wsj.com/articles/SB10889753074974684588504586047063489377494

頭がクシュナーのことでいっぱいになってしまいましたが、昨日は重要な出来事だったのでメモ。改めて貴重な機会をいただいたことに感謝いたします。興奮してしまってすみません…。
伝授して知っていても、体感すると強烈なインパクトとして残るんですね。今回、それがよくわかりました。

  1.  メンターがいると最短距離で吸収できる
    強烈に体感しました。
    今の自分がここまでくるのに丸3年半かかっていますが、自分がいかに最短距離で来ているかを痛感しました。( もっとも、私より暗記力が強い人や、回転が速い人はもっと早く到達できるかと)
    どんなに頭のいい人でも、付き合う人、教わる人によって、全然違う方向にいってしまうということがよ~~くわかりました。
    前半の話はサッパリわかりませんでしたが、後半については、私でも「それ違うよね」「おかしいよね」ということがいくつかわかったので重要な経験でした。それに気づいたのも、日々の会長の市況や、デートでの伝授のおかげです。
  2.  頭の良さと、金儲け偏差値が比例関係とは限らない。
    これも衝撃でした。聞いてはいたけど、どこかで、そんなことはないんじゃないかなという思いもありました。でも、昨日、明確に気づきました。
    頭の良さと金儲け偏差値は相関関係が1ではない!
    この気づきは、衝撃です。