株式市況/香港人権法案成立への報復発表はまだか

11月30日(土)の市況はこちら。

香港でデモが再開したようだ。
区議会議員選挙で民主派が圧勝したからといって、すぐに何かの変化が起きるって期待していた市民はアレじゃなかろうか。民意を反映した選挙結果だったことは大きな勝利ではあろうが、それだけでしかない。そもそも区議会では条例作成や予算権限はもっていない。政府に提言する役割でしかない。唯一、影響力があるとすれば次回行政長官選挙で影響力をもつ程度だ。しかし、次回は2022年の予定だ。調べてないが、現在の行政長官を更迭する権限はないのだろう。
中国は引き続き、香港と中国との国境付近で、軍隊がデモ隊対応訓練を実施している映像を放映するくらいの威嚇はしているようだ。

そういえば、香港人権法案成立への報復は発表されていないですね。
中国市場が閉まって、米国連休明け市場前に発表をぶつけてきたら、中国は米国株式市場を混乱させようと企んでいるということかと思います。発表タイミングに要注目ですね。

11月24日の選挙では民主派候補が圧勝し、中国政府を後ろ盾とする香港政府を拒否する結果となったが、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は選挙後もデモ隊に新たな譲歩を行っておらず、それが週末に見られたデモ参加者の怒りに拍車をかけた可能性がある。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-01/Q1UPI5T0AFB501?srnd=cojp-v2

香港の区議会は18の区に設置されている。今回の選挙では452の小選挙区で議席が争われる。区議会は条例や予算をつくる権限はなく、地域にかかわる政策を政府に提言する役割に限定されている。2014年の抗議活動「雨傘運動」の後、15年に行われた前回の区議会選では親中派が約7割の議席を確保した。
注目すべきなのは、区議会選の結果が政府トップである行政長官の選挙(次回は22年の予定)に影響を及ぼす可能性があることだ。行政長官の選挙は産業界などから選出された1200人の選挙委員による間接選挙だが、そのうち一部は区議会に割り当てられている。もしも民主派が区議会選で過半数の議席を取ると、行政長官の選挙に間接的に影響力を持てるようになる。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52550840U9A121C1000000/

さて、SP500は年初来で25%上昇しています。
日経平均とTOPIXも年初来20%上昇で、世界で2番目にいいパフォーマンス(‘ω’)
SP500、米国市場がさらに一段高ブーストするには、雇用者数が伸びていることが条件になるでしょう。Fed Watchでは12月11日(米国時間)FOMCでは利下げなしが約95%です。80%の予測で翌年3月までは利下げがないと見込まれています。FF金利が一定だとすると、株式市場の下落要素は米中貿易摩擦か、経済指標で何らかの悪材料がでてくることくらいだと思います。

2018年の年末商戦は、 2.9%増の7075億ドルだった。貿易摩擦、政府閉鎖の影響で落ち込んでいた。2019年は、3.8~4.2%増になる見込みなので、昨年よりは回復しそうだ。

 米年末商戦の幕開けとされる感謝祭翌日の「ブラックフライデー」の小売売上高は、オンライン販売が70億ドル超に増加する一方、感謝祭当日の夜は実店舗への来客が数年ぶりに増加し、消費者が店舗で買い物するタイミングが変化していることが調査会社のデータでわかった。 全米小売業協会(NRF)は10月、2019年の米年末商戦の小売売上高(自動車・ガソリンスタンド・外食除く)が3.8─4.2%増になるとの見通しを示した。金額ベースでは7279億─7307億ドル。過去5年の年間平均は3.7%増。[nL3N26O31U]

https://jp.reuters.com/article/usa-holidayshopping-sales-idJPKBN1Y51ET?il=0

さて、今朝の日経平均はちょい上昇
23,370.00  8:45JST
【ドル円】 109.55 +0.04 △0.03% [12/01]
ダウ先物指数 28,088.00 8:35JST
SP500先物指数  3,145.50  8:35JST


興味があり、借りて読み始めましたが、なんですかこの分厚さとこのボリューム!全部読み切れる気がしません😢辞書的に利用した方がよい気がしてきたので、どこかのタイミングでKindleで買います。

2015年か2016年に読みましたが、この本が最も伝えたいことだけを理解して、細かいところは全く理解できていませんでした。今、読むと、非常に面白いですしほぼ理解できます(*’▽’)
ドルコスト平均法についてもここに詳しく書いてあり、決して万能薬ではないが、極めて有益だということが細かい事例とともに掲載されていました。
定期的に読み返すべき1冊ですね。