株式市況/中国は輸出を欧州と東南アジアでカバーしている

【日経平均株価】 23,373.32 △0.35% +80.51 [11/26]
TOPIX 1,705.71△0.16%
マザーズ 905.19△1.21%
【ドル建て日経平均】214.49 △0.24% +0.52 [15:00]
【ドル円】 108.98 +0.04 △0.04% [15:04]
東証一部出来高 1,622,990,000株 15:00

今朝の日経先物
23,470.00  8:51JST
【ドル円】 109.09 +0.05 △0.04% [08:51]
ダウ先物指数  28,113.00  8:42JST
SP500先物指数  3,143.00    8:42JST

昨日は「フェーズ1合意に向けた協議継続することを合意」というヘッドラインが出たおかげで急上昇したが、その後に、単なる協議継続の合意だったことが判明して急落。Reikerで往復とれたので悔しい😢

中国発のニュースの「合意」には特に反応するようです。
もはや「市場がどう考えているか」ではなく、「売買ロジックアルゴリズムが何を考えているか」で相場は変わるというほうがピッタリですね。

環境時報編集長は、更に中国ではもはや貿易協議が話題にのぼることはほぼないとつぶやいているしw 問題解決したい米国と、協議に関心がなくなってきた中国との温度差が激しいね。
少なくとも米国市場は貿易協議の行方に多大な関心があるが、中国本土や中国にとっては優先事項ではない気がしています。それよりも香港や一帯一路の方が優先課題でしょうね。まあ最初から「合意」という表現の認識もずれてそうだし、米国というかプロテスタント国家にとっては、合意は契約に合意であり、中国にとっては、「契約」という概念が極めて薄いでしょう。貿易協議も、面子を保つために対応しているだけではないかという気さえします。
お互いの言葉に対する行動が違うのに「合意」というWORDでロジック組んでいいのでしょうかね。私はそこが違和感でしかないです。


ハンセン指数  26,913.92 ▼0.29%
【上海総合指数】 2,907.06 △0.03% +0.89 [16:02]
MSCI Emerging Markets  1,047.84↓ [11/26]
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency     1,631.68 ↓ [11/25]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数   1,426.00 △5.55% [11/26]
( 52 WEEK RANGE 595.00 – 2,518.00 )

中国は、米国輸出が減少したことで大きな痛手があったが、欧州と東アジアでカバーしたので実質的な痛みは20億ドルだという話。中国を好きではない国家は少なくないと思いますが、自国に投資してくれるとなればすり寄りたいですよね。以前も述べましたが、領土問題で争っているフィリピンでさえ「中国大好きだ」としてすり寄ってます。もはや中国は、米国との貿易協議にさえ関心ないんだとさえ思うが、貿易協議している理由は、もはや面子を保つためなのだろうか?
それにしても、日本も輸出シェアは2012年以降約4%をキープしているが、株価が3倍になっているんですよね。間違いなく資産バブルなんでしょうかね。
もちろん、為替も2012年は80円前後だった円高な状況を、110円、120円まで円安にさせたことも寄与したとは思いますが。

中国は米国からの関税で相当な痛手を負ったが、その多くは東南アジアと台湾に向けた輸出が急増したことで相殺されている。中国の19年7-9月期(第3四半期)の対米輸出額は前年同期比で190億ドル(約2兆0700億円)減少したが、欧州と東アジアに対する輸出額は約170億ドル増加した。中国の統計改定値によると、同国の輸出全体に対する打撃は20億ドルと厳しいものではあるが、壊滅的なレベルではない。

https://jp.wsj.com/articles/SB10889753074974684588504586040661233955064

一方で、中国の方が交渉に躍起になっているという話。
米国産鶏肉輸入禁止解除は、アフリカ豚コレラの問題があって豚肉価格が2倍とかになっているからであって、そんなに中国は交渉したいのかな?
まぁ欧州のリセッションが迫っていて、欧州輸出が期待できなくなっているから交渉を急ぎたいという面もあるだろうけど…

中国側はとりわけ、交渉継続に躍起だ。中国当局はここにきて、米中協議の進ちょく状況を国民に定期的に知らせている。米国側が合意への期待を高らかに唱える一方、中国側は沈黙を保っていた4月とは対照的な対応だ。当時の協議は、直前で物別れに終わった。米国は中国が約束をほごにしたためだと批判していた。 だが今回は、中国側も前向きなシグナルを発している。26日の発表や知財保護措置に加え、中国は今月、4年にわたる米国産鶏肉の輸入禁止を解除。米国産農産物の購入も、小規模ながらも着実に続けている。

https://jp.wsj.com/articles/SB10616959808240864214104586042291136972836

昨日に続き、3指標とも最高値更新。今朝のBloombergTVで”メルトアップ”という単語が頻発していたが、メルトアップですな。

【NYダウ】 28,121.68 △0.20% +55.21 [11/26]
(52週最高値  28,121.68   52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ  8,647.93    △0.18%
(52週最高値      8,647.93      52週最安値6190.17 )
S&P500  3,140.52 △0.22%
(52週最高値         3,140.52   52週最安値2346.58 ) 
ラッセル2000種指数  1,624.231△0.14%
(52週最高値  1,623.992   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】11.54 ↓ 
【WTI原油】 58.257↓ [7:53JST] 
【NY金先物】 1461.20↑   [7:53JST] 
ドルインデックス: 98.25↓   [7:53JST] 
米国30年債利回り:2.179↓   [7:54JST] 
米国10年債利回り: 1.746↓   [7:54JST] 
米国 2年債利回り:1.600↓   [7:54JST] 
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,737.93 ▼ 0.61%   NYFANG:IND   2,871.350 ▼ 0.41%    
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 –  2,883.428 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,231.19△ 0.07%   [11/25]
(52 WEEK RANGE 2,049.76 –  2,231.19)
米取引所の合算出来高は79億6000万株。直近20営業日の平均は71億2000万株。
AAPL 264.29▲0.78% (52週最高値   267.43 52週最安値142.00 )
AMZN 1796.94△1.30% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1313.55△0.52% (52週最高値 1323.74  52週最安値970.11 )
MS   152.03△0.53% (52週最高値 151.35 52週最安値93.96 )
NVDA  217.00▲1.90% ( 52週最高値 221.41 52週最安値124.46 )
FB    198.97▲0.41% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  312.49▲0.97% (52週最高値 385.99 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/11/26時点

もうUSMCAは年内に承認するのは難しそうだな。

メキシコのロペスオブラドール大統領は25日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定・USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)について、ペロシ米下院議長に今週改めて書簡を送り、早期に下院を通過させるよう要請することを明らかにした。ロペスオブラドール氏は、記者会見で「ペロシ氏と民主党議員がわれわれの力になってくれると信じている」と述べ、米議会が年末までにUSMCAを承認することを確信していると話した。
(中略)
ただ、米企業幹部や議会関係者は25日、議会が今年中にUSMCAを承認する可能性は低くなりつつあるとの見方を示した。

https://jp.reuters.com/article/usa-trade-usmca-mexico-idJPKBN1Y003A