株式市況/米中貿易協議で米国が妥協するシナリオになりつつある

日本は祝日のため休場。
米国市場前から23000円に達していて、米国市場開場でさらに上昇。
為替が109円目指してますなぁ…
【CME日経平均先物:円建て】23,130 (0) 日経比:+279.23 8:22JST
【ドル円】 108.74 0.16 △0.14% [08:35]

さらに8:40JSTにこの一報が入り、米国先物市場が急上昇しちゃったし。
下に書いたように、米国が妥協すると書いた通りの流れになりつつある…

チリでのAPEC開催は中止になったが、他エリアで探しているんだろうか

11月相場カレンダー

ハンセン指数   27,547.30 △1.65%
【上海総合指数】 2,975.49 △0.58% +17.29 [11/04]
MSCI Emerging Markets  1,062.58   ↑ [11/4]
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency  1,640.92    ↑[11/1]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数   1,697.00   ▼1.96% [11/1]
( 52 WEEK RANGE 595.00 – 2,518.00 )

米国夏時間が終了したので日本時間6時に米国市場が終了。

【NYダウ】 27,462.11 △0.42% +114.75 [11/04]
(52週最高値  27,462.11  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ  8,433.20  △0.56%
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500      3,078.27  △0.37%
(52週最高値    3,039.42  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数 1,803.411 △0.37% +
(52週最高値 1,785.261   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】12.80↑ 
【WTI原油】  56.508↑ [6:15JST] 
【NY金先物】 1510.61↓  [6:15JST]
ドルインデックス: 97.54 ↑  [6:15JST]
米国30年債利回り:2.266  ↑    [6:15JST]
米国10年債利回り: 1.777  ↑  [6:15JST]
米国 2年債利回り:1.582  ↑    [6:15JST]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,805.01 △2.72% NYFANG:IND    2,763.621 △1.89%
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 – 2,835.206)
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,219.79△0.05%   [11/1]
(52 WEEK RANGE 2,049.76 –   2,228.89 )
AAPL 257.50△0.66% (52週最高値   255.82  52週最安値142.00 )
AMZN 1804.66△0.74% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1291.37△1.38% (52週最高値   1291.37  52週最安値970.11 )
MS   144.55△0.58% (52週最高値  145.67 52週最安値93.96 )
NVDA  210.50△3.90% (52週最高値 249.88 52週最安値124.46 )
FB    194.72△0.57% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  292.86 △ 2.11% (52週最高値 385.99 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/10/15時点

大統領が株式市場をこんなにも気にすることじたいが異例だと思うんですが、”Spend your Money”ってどういうことですかw 
パリ協定の離脱はだいぶ前から宣言していたのに、なぜ今更と思ったが、国連規定により11/4まで待たなければいけなかったそうだ。
世界の気候変動問題対策には興味がないようだが、Bloombergによるとトランプ政権は、自動車メーカーに対して燃費の効率化や二酸化炭素排出量の制限?と求める予定との記事があった。大統領選挙で対抗馬となるはずのウォーレン議員は、気候変動対策について巨額の財政出動を公約に掲げているので、トランプ政権も何らかの変更を仕掛けてきそうな気がしている。


米中貿易交渉の楽観的なシナリオが続いている。ナヴァロ大統領補佐官も慎重な発言を続けている。全員がトランプ大統領に忖度して、発言を控えているのだろうかと疑いたくなるくらいだ。
中国が軟化することはありえないだろうから、妥協するとしたら米国側だろう。取引の天才と称されたトランプ大統領は、交渉をまとめたいはずだ。
ただし、このタイミングで妥協したら、農家や製造業など被害にあっている支持者を除けば、トランプ支持者からも反感を買うし、共和民主両党から反発をかうだろう。そして、弾劾は着々と進んでいるため、共和党内部から弾劾賛成がでてきたら足元が危うくなるだろう。

中国は習近平国家主席がトランプ米大統領と米中貿易交渉の「第1段階の合意」に署名する場合の首脳会談開催地について、米国内の複数の場所を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-04/Q0G3L1T1UM1001?srnd=cojp-v2

 ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は1日、米中の第1段階の通商合意に向けた交渉は順調に進捗しているとしながらも、中国の構造的な問題に対応するためには第3段階まで必要になるとの考えを示した。
ナバロ氏はFOXビジネス・ネットワークに対し、中国が合意に違反した場合に米国が中国の報復関税を恐れることなく関税措置を発動できる施行メカニズムが交渉の焦点になっていると指摘。「中国の構造問題に対応するためには、第3段階まで必要になる」と述べた。

https://jp.reuters.com/article/usa-china-three-idJPKBN1XB55R

サブプライムローンの名前を変えただけじゃんねw
ローンの返済遅延率が3-5%ならたいしたことない気がする。2019年2月のデータだけど、自動車ローンのサブプライム延滞率も3%くらいだが、ディープ・サブプライムは10%近い延滞率じゃないか!
この記事を読んで、優良プライム層の信用スコアが720以上で、620以下はディープ・サブプライムということを初めて知りました。日本にも信用スコアがあるだろうけど、こういう風に明確に数字でスコア化されているのだろうか?

不適格モーゲージ(非QM)と呼ばれるこうした住宅ローンは基本的に、問題含みの財務履歴を持ち、通常の住宅ローン審査をクリアできない借り手に供与されるローンをいう。貸し手はこうしたローンを組み入れて債券を組成し、投資家に売り出す。こうした債券の総額は今年すでに、180億ドル(約1兆9600億円)を超え、前年を44%上回った。金融危機後に普及して以来、今年が最も発行規模が高い。
  非QM債の発行が急増する一方、元となっている非QMローンの返済遅延率が注目を集め始めた。端的に言って、その比率は高い。バークレイズによると、一部の債券ではローンの返済遅延率が約3-5%に上る。0.7%とされるファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)のローンの数倍に相当する。
  非QMローン債券がデフォルト(債務不履行)の危機にひんしているとの警告は、今のところ聞かれない。あらためて人気が出てきているのは、米経済成長が減速している環境で投資家が利回りを強く求めている状況を反映。ジャンク債(投資不適格級債)やファストフードチェーンのフランチャイズを裏付けにした証券、プライベートクレジットの需要がいずれも今年大きく伸びている状況と類似する。非QM債の場合、表面利率は5%を超えるものもある。典型的なファニーメイのローン担保証券では、最近の例で表面利率は3.5%前後だ。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-04/Q0GAMK6JIJUZ01?srnd=cojp-v2