株式市況/米中の口頭合意は、依然詳細が不明

10月11日(金)の終値

【日経平均株価】 21,798.87 △1.15% +246.89 [10/11]
TOPIX 1,595.27△0.88%
マザーズ 840.28▼1.45%
【ドル建て日経平均】201.82 △0.67% +1.34 [15:00
【ドル円】 108.00 0.14 △0.13% [15:03
東証一部出来高 1,197,140,000株 15:00

アジア市場。
ハンセン指数   26,521.85 △0.81%
【上海総合指数】 3,007.88 △1.15% +34.23 [10/14]
MSCI Emerging Markets 1,017.45↑ [10/14]
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,621.10  ↑[10/11]
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数  1,924.00 ▼0.26%  [10/11]

中国の経済縮小が、数字に出てきた。しかも9月は、建国記念日の1ヵ月前に相当するため、もっと輸入が伸びてもよかったはずだ。それななのに下落している。
更には、国内需要を高めるために、政府は自動車市場を支える取り組みをしているが販売が15カ月ほぼ連続で下落が続いているようだ。中国のリセッションは少しづつ見えてきた。

中国税関総署が14日発表した2019年9月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出は前年同月比3%減の2181億ドル(約23兆円)、輸入は同9%減の1784億ドルだった。輸出・輸入がそろって前年同月の水準を下回るのは2カ月連続となる。米国向け輸出が同22%減とリーマン・ショック直後以来の減少幅を記録するなど、貿易戦争で対米貿易が急速に縮小したのが主因だ。
(中略)
貿易不振の主因は貿易戦争だ。米国向け輸出の減少幅は春節(旧正月)休暇の影響で統計が振れやすい1、2月を除くと09年8月以来の大きさだ。9月1日から米国が1100億ドル分の中国製品に15%の追加関税をかけたのが響いたとみられる。米国からの輸入も16%減った。春節の特殊要因を除けば、輸出の減少幅が初めて輸入の減少幅を上回った。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50965910U9A011C1I00000/

うーむ。今度はトルコへの関税かぁ。トルコの株式市場 ISE100トルコ ▼5.10%の下落だし、通貨がどうなるかだろうね。トルコとの交渉に ペンス副大統領はトルコ訪問するようだ。トランプ大統領がいくと火に油を注ぐので、こういう重要な対応はペンス副大統領の方が適している。

トルコによるシリア北部侵攻を受け、トルコの現・元政府高官らに対する制裁を認可する大統領令を近く発令するほか、1000億ドル規模の合意を目指し進めていた通商交渉を停止し、トルコから輸入する鉄鋼製品に対する関税を50%に引き上げる方針を表明した。

https://jp.reuters.com/article/syria-security-turkey-usa-trump-idJPKBN1WT2IG

続いて、米国市場。出来高うすっ!

【NYダウ】 26,787.36 ▼0.11% -29.23 [10/14]
(52週最高値  27,398.68  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ 8,048.65 ▼0.10%
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500   2,966.15 ▼0.14%
(52週最高値   3,025.86  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数 1,735.824 ▼0.16%
(52週最高値 1,779.484   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】  14.57↓ [10/14]
【WTI原油】   53.528↓ [5:57JST] 
【NY金先物】 1493.28↓  [5:57JST]   
ドルインデックス:98.47 ↓  [5:58JST]   
米国30年債利回り:2.197 ↑  [5:58JST]   
米国10年債利回り: 1.732 ↑  [5:58JST]   
米国 2年債利回り:1.593↑    [5:58JST] 
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,720.03 △0.60%
NYFANG:IND  2,623.986 △0.33%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,204.94▼0.03%   [10/11]
(52 WEEK RANGE 2,049.76 –   2,228.89 )
Volume on U.S. exchanges was 4.73 billion shares, compared with the 6.86 billion average over the last 20 trading days.
AAPL  235.87 ▲0.14 % (52週最高値 238.13 52週最安値142.00 )
AMZN 1736.43△0.26% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1217.14△0.14% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  186.53△0.29% (52週最高値 249.88 52週最安値124.46 )
FB    183.28▼0.49% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  285.53△0.92% (52週最高値 385.99 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/10/15時点

また、コロンブスデーで債券市場が休場となる中、取引は比較的薄いと指摘。「15日から本格化する決算発表を控え、嵐の前の静けさだ」と語った。

https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-14-idJPKBN1WT2IK

どうも、米中協議が合意したとされるんだけど、内容は出てこない。しかも、先週の時点で『 今回の合意内容が文書化されるまで「米国は署名しない」とも述べた 』とあって嫌な予感がしたが、詳細内容が決まっていないようだ。
しかも、合意文書は11月のAPECにあわせるようだ。11月のAPECは11/11~17に開催で首脳会談は11/16~17だ。まだ1ヵ月もあるのですが…
しかも、ムニューシン財務長官は、合意が実現できなければ追加関税発動するって言い切ったし。市場は口先合意のトランプ政権を信頼していないようだから、文書なり、中国側の正式声明などがないとリスクオンに踏み切れないだろう。

関係者の1人によると、中国政府は劉鶴副首相を筆頭とした代表団を派遣する可能性がある。来月チリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて米中首脳が合意に署名できるよう、合意文書をまとめる狙いがある。 (中略)
米中が先週ワシントンで口頭でのみ合意した内容は、依然詳細が不明だ。トランプ大統領は中国の農産物購入拡大を「わが国の歴史上、偉大な農家に対する最大かつ最も素晴らしい合意」だと称賛した。一方、中国国営メディアは両国が「最終的な合意達成に向けて双方ともに努力することで一致した」とのみ伝えた。 (中略)
ムニューシン米財務長官は14日にCNBCとのインタビューで、米中が第1段階の合意に署名できるよう両国当局者は今後数週間かけて作業すると述べた。これが実現しなければ、12月15日に予定している対中追加関税の発動に踏み切ると述べた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-14/PZD3HLSYF01S01?srnd=cojp-v2

さて、今朝の日経平均先物。300円ほど上昇ですか、そうですか。
22,110.00 8:45JST
【ドル円】 108.41 0.03 △0.02% [08:45]
ダウ先物指数  26,795.00 8:35JST
SP500先物指数 2,971.75  8:35JST


[雑談]

台風の影響による雷被害を防ぐため、金曜日夕方にはPCシャットダウンしたので土曜日は市況をお休みしました。ツイッターで情報を追ってはいたんだけど、3日間何も書かないと、情報収取は追い付かないし、思考も鈍る。
やっぱり1日だけ休むと言うのがちょうどいい。

成毛氏のFB投稿で、文章についてはおおいに励みになった。
成毛氏の着眼点やら洞察力やら経験に裏付けられた知識・知恵は素晴らしいものがあり、その差があることは認識しつつも「どんどん書いて、どんどん修正して、どんどん追加して、最後に体裁を整えて」というのは、私のやり方にマッチしそうだ。プレゼンは別だが、書く前に整理しようとすると、書くのが全く進まなくなる。とにかく書きながら考えるというのが私にはあっている。
私に足らないのは、修正やら校正をがんがんやることだろう。このフローを身に着けたい。

で、この市況は、誤字脱字も多く、まったく校正しておりません( 一一)
1時間ちょいという限りある時間の中で、いかに有益な情報収集をして、いかに自分のなかで整理しておくかに重きをおいているためです。やっと、1時間15分くらい市況に時間をかけられるようになってきたんですが、それ以上はなかなか難しい。

著名なプロ作家2人から最近の成毛さんのFB投稿が面白いとお褒めの言葉を頂戴した。ありがたい。
そして有料でも読んでくれる読者がいるはずだと忠告もいただいた。有料にするつもりは毛頭ない。NOTEとかいろいろなサービスがあるのが知っているのだが、ボクは自分の文章が有料なら絶対に読まない。そんな価値はない。
ボクがFBに書いていることはまさに手慰み。ある意味で暇つぶしなのだ。それでも文章は自力で校正する。ひどい場合はFB投稿後に30回も書き直す。それは職人としての本能なので仕方がない。仕事ではない。習性なのだ。
というわけで、職人として「いいね!」の数を励みにしておるのだ。みなさんよろしゅうおたのもうします。
で、どうしたら人が読みたがる文章を書けるのかという議論になった。じつのところ中身ではない、というのがボクの答えだ。ボクは文章を最初から起承転結などを考えて書いてはいない。なにを言いたいのかも書く前に考えていないこともある。どんどん書いて、どんどん修正して、どんどん追加して、最後に体裁を整えてアップして、そのあと10回校正する。それだけだ。要するに作家ではなく文章職人なのだ。
そのために必要なのは文章職人としての才能かもしれない。音楽とスポーツは先天的な資質が大きいことは知られているが、じつは文章も同程度に先天性があるらしいことがわかってきた。でもね、文章を1週間書かないとクソヘタになることを自覚する。音楽家もスポーツマンも練習は必要なのだから仕方がない。はぁ。

https://www.facebook.com/makoto.naruke/posts/2468855419818226