株式市況/Fed Watchでは25BPの利下げと現状維持が拮抗している

昨日の終値。22000円台かぁ~。明日正午にBOJ政策発表ですね

【日経平均株価】 22,001.32 △0.06% +13.03 [09/17]
TOPIX 1,614.58△0.29%
マザーズ 849.68▲△0.22%
【ドル建て日経平均】203.34 ▼0.04% -0.09 [15:00]
【ドル円】 108.21 +0.09 △0.08% [15:01]
東証一部出来高 1,336,280,000株 15:00

ハンセン指数    27,124.55 ▼0.83%
【上【上海総合指数】 3,030.75 ▼0.02% -0.48 [16:11]
MSCI Emerging Markets 1,027.08 ▼0.46% [9/16] 
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,621.00  ↓   [09/13] 
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数    2,311.00 ▼0.04%  [9/16]

続いて、米国市場。FOMC前で手控えたというわりに、出来高が68億。
それにしてもレバレッジドローンが3営業日連続で最高値更新しているが、そんなにリスクオンなのだろうか…?

【NYダウ】 27,110.80 △0.13% +33.98 [09/17]
(52週最高値  27,398.68  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ     8,186.02   △0.40%
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500  3,005.70 △0.26%
(52週最高値   3,025.86  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数   1,760.697 ▼0.18%
(52週最高値 1,779.484   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】   14.44 [09/17]
【WTI原油】 58.690↓  [5:57JST] 
【NY金先物】 1501.35↑   [5:57JST] 
ドルインデックス:98.23 →   [5:57JST] 
米国30年債利回り:2.270 ↓    [5:58JST] 
米国10年債利回り: 1.807 ↓    [5:58JST] 
米国2年債利回り:1.733 ↓      [5:58JST] 
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,764.10 ▼1.13%
NYFANG:IND     2,651.8718 △0.53%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,228.89 △0.15%  [9/16]
(52 WEEK RANGE 2,049.76 –   2,228.89 )→連続で最高値更新!
米取引所の合算出来高は68億株。直近20営業日の平均水準に並んだ。
AAPL  220.70△0.36% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 1822.55 △0.81% (52週最高値 2050.50 52週最安値1307.00 )
GOOG 1229.15▼0.17% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  181.07△0.48% (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )
FB   188.08△1.00% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  298.60△1.46% (52週最高値 386.80 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/8/27時点

さて、まずは今晩(日本時間では早朝)に迫ったFOMC声明。
最新のFed Watchでは、25BP利下げと現状維持が拮抗しております。これは利下げが行われない可能性がかなり大きいと思われます。

ちょい気になるニュース。ブルームバーグでは翌日物レポ金利が8%超えたということだが、現状のFF金利は2.00~2.25%なので異常値ともいえる。
レポ取引って相対取引だから、貸し手と借り手の合意で金利が確定するはずだから、FF金利を大きく上回ってもいいから借りたいという判断だから、何らかの事情で資金不足だったのだろう。
WSJに書かれている通り、FRBが保有有価証券の資産売却を縮小したということは、お金が金融機関に流れなくなるというのはなるほどなと感じた。そこに、政府の財政赤字拡大がどう絡むかはみえない。

トレーダーによると、17日午前のFF金利市場ではビッドが5%まで上昇。FRBが誘導目標とする2.00~2.25%の範囲を大きく上回った。FRBはレポ取引を通じて530億ドル(約5兆7000億円)を市場に供給した。ニューヨーク連銀の発表によると、実効FF金利は前週末の2.14%から2.25%へと上昇していた。
(中略)
FF金利の上昇は銀行の資金不足と関連している。政府の財政赤字の拡大とFRBが保有有価証券を近年縮小したことで金融システムから資金が吸い上げられ、流動性の低下を招いた。

https://jp.wsj.com/articles/SB12747339613882054137404585556940589605242

FF金利の誘導目標レンジ内にとどまることが多い翌日物レポ金利は、17日には8%を超えて記録的なレベルに急上昇した。BMOによれば、同金利はその後には2.5%前後に低下した。レポ金利の急上昇は通常、四半期末あるいは月末にのみに発生する。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-17/PXZD1F6JIJUW01?srnd=cojp-v2

原油が急落しました。石油生産が月内に復旧するということが安心感を与えたのでしょう。中東緊張が本当に緊迫してきたなら、原油価格がもとに戻り始めたということはないでしょう。WTIとブレント原油の動きをみていた方が、次のアクションがよめる気がします。
ただ、原油の純輸入国であるインド、インドネシアあたりは、また原油高のインフレ、通貨安など、苦しむかもしれないので少し気に留めておくべきかなと。
村越さんのブログによると、インド銀行の不良債権沼だとか、インド不動産崩壊だとか、実はインドがリセッションの着火点になるんじゃないかとも思います。

サウジのアブドルアジズ・エネルギー相はこの日の記者会見で、攻撃で停止した石油生産が月内に復旧し、生産能力は9月末までに日量1100万バレル、11月末までに同1200万バレルに達するとの見通しを表明。サウジは世界的な石油供給国としての確固たる役割を維持し、さらなる攻撃を防ぐために徹底的な措置を講じる必要があると述べた。

https://jp.reuters.com/article/wrapup-saudi-attach-idJPKBN1W22KF

FedExが時間外で約10%弱の下落。米中貿易摩擦の影響がでているようです。

Fedの小包から拳銃が見つかったと中国当局が捜査したり、香港に違法な刃物を配送したとして調査を受けたり、色々苦しい展開を迫られています。
尚、FedExは、米国商務省を相手どって訴訟も起こしています。


再掲ですが、米国国務省のWEB出版物がよくできている。
例えば、「米国の歴史と民主主義の基本文書」では、米国の歴史で重要な文書がずらっと並んでいる。これは一部だが、「大統領演説」では、歴代大統領の重要演説が書かれてある。
昨日は、思わず読みふけってしまったのは「選挙」カテゴリーだ。これから大統領選挙を迎えるにあたって、選挙制度を正確に理解しておきたいと考えたからだ。選挙人団制度というのがあることがわかったが、未だ釈然としない。

そして、相場終了後の会長との電話デート♡も楽しかった。
会長が指摘したように、南北戦争は”米国北部の工業資本(黒人労働者を必要とする)と米国南部の農業資本(黒人奴隷を必要とする)の戦いだった”のだ。
そして、リンカーン大統領自身も黒人兵がいなければ勝てないということを認めていた。だからこそ、南北戦争のさなかに奴隷解放宣言をだして、大量の黒人兵を採用したというわけだ。
そもそも南部が連邦政府から脱退して、北部(連邦政府)に対して攻撃を仕掛けて反旗を翻したのであり、だからこそ「連邦をひとつにしたい」と考えたわけだ。あまりにも人道的な観点から考えると、見誤る。あ、そういえばインディアンの強制排除を指揮したのもリンカーン大統領ということを忘れてはならない。

”「この戦いでわたしが最も重視している目標は連邦を救うことであり、奴隷制を守ることでも破壊することでもない。奴隷をひとりも解放せずに連邦を救うことができるのであれば、わたしはそうするだろう。すべての奴隷を解放することによって、連邦を救うことができるのであれば、わたしはそうするだろう。そして、奴隷の一部を解放し、残りを奴隷のままにしておくことによって連邦を救うことができるのであれば、わたしはそうするだろう」連邦を救うという目的のために、リンカーンは奴隷所有制度を維持していても連邦に味方する境界州については、戦争終結まで奴隷を所有することを認めた。”
”リンカーンは、政治の場においては、奴隷解放が軍事的な理由から必要だと主張し続けた。「わたしがそうしたように、奴隷解放をてことして使わない限り、いかなる人力を用いてもこの反乱を鎮圧することはできない」とリンカーンは書いている。”

https://americancenterjapan.com/…/11/wwwf-pub-lincoln.pdf