株式市況/2019年は『米中二極体制がどのようなものになるか』が重要

まずは12月28日(金)の終値。BOJは703億お買い上げ。
2018年は6兆円を超えて、ざっくり6.5兆円くらいの爆買いだった。

【日経平均株価】 20,014.77 ▼0.31% -62.85 [12/28]
TOPIX 1,494.09▼0.50%
マザーズ 812.32▼1.74%
【ドル建て日経平均】180.93 △0.22% +0.39 [15:00]
【ドル円】 110.59 -0.41 ▼0.37% [15:03]
【日経VI】29.12 +1.61 △5.85% [14:43]
東証一部出来高 1,195,060,000株 15:00

まぁでも6.5兆円で買い支えても年初来安値を更新し、最高値から20%も下落している。底上げするにある程度の意味はあると思うが、結局は海外勢の売買で株価は決まるのだろう。


続いて、チャイナと欧州。休場をエリアでそろえてほしい
中国は上海は12/31が大晦日で休場、香港は12時に早引け。そろえればいいのにw
イギリスも12:30に早引け。ドイツは大晦日で休場。

【上海総合指数】 2,493.90 △0.44% +10.81 [12/28]
【HSI】25,845.70 △1.34% [12/31]
【CSI300指数】3,010.65△0.67%[12/28]
【USD/CNH 】6.8689(↓)4:00JST
【USD/CNY 】6.8754(↓)4:00JST
【USD/HKD】7.8298(↓) 4:00JST
【テンセントHK700】314.0 △1.29%
【申万宏源集団】4.07 CNY △2.01%
【中国銀河証券6881】3.54 HKD △2.91%
【HUAWEI 002502】3.94 ▼1.01%
【英国FTSE100】 6,728.13 ▼0.09% -5.84 [12/31]
【ドイツDAX】 10,558.96 △1.71% +177.45 [12/28]
ユーロ・ストックス50指数 3,001.42 △2.18% [12/31]
MSCI Emerging Markets 962.63 △1.08%  [12/28]
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,613.68[12/28]


米国株式市場はやや薄商いだが上昇。

【NYダウ】 23,327.46 △1.15% +265.06 [12/31]
NASDAQ 6,635.28 △0.77%
S&P500 2,506.85 △0.85%
【WTI原油】45.81→[11:00JST]
【NY金先物】1,284.70 ↑ [08:53JST]
ドルインデックス:96.15 (↓) [11:25]
米国10年債利回り:2.684 (↓) [08:01JST]
【VIX恐怖指数】25.42 -2.92 ▼10.30% [12/31]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,614.80△0.12%
NYFANG:IND  2,227.94△0.24%
AAPL  157.85△1.04%
AMZN 1501.97△1.62%
GOOG 1035.61▼0.14%
NVDA 133.50▼0.11%
米取引所の合算出来高は約74億6000万株。直近20営業日の平均は92億2000万株。
https://jp.reuters.com/article/ny-stx-us-idJPKCN1OU175

12月31日時点で、すでに政府閉鎖は10日に達している。まだ株価には表れてはいない。株価に影響がでてくる政府閉鎖は、あと10日くらいだろうか。

米下院民主党は、国土安全保障省(DHS)の2月8日までの予算案を週内に提出する。同予算案には国境警備費用13億ドルが含まれているという。民主党幹部が31日、明らかにした。ただ、トランプ大統領が求める壁建設費用の50億ドルは含んでいない。
民主党は、新議会が招集される1月3日に、政府機関再開に向けた法案採決を目指す考えを示している。
https://jp.reuters.com/article/usa-shutdown-idJPKCN1OU0ZH

日経先物大証(夜間)は、19900円で終了。
【ドル円】 109.66 +0.08 △0.07% [07:11]


2018年のおさらいと、2019年に注目すべき事柄。

会長の真似をして株価まわりの総括した。本当はTOPIXとSP500もやるべきだが省略。

◎日経平均
大発会終値:23,506.33
大納会終値:20014.7 (大発会から-3491.63 ▼14.8%)
年中最高値:24,270.62(大発会から+764.29 △3.25%)
年中最安値:19,155.74(大発会から-4350.59 ▼18.5%)

◎ダウ
2018.1.2終値:24824.1
2018.12.31終値:23327.46(-1496.64 年初終値より▼6.02%)
年中最高値(2018年10月3日)  :26951.81(+2127.71 年初終値より△8.57%)
年中最安値(2018年12月26日):21792.20(+2127.71 年初終値より▼12.21%)

後出しじゃんけんですが、年中最高値でベアを買い、年中最安値で売却すればざっくり40%ほど儲けられるのかぁ。まあいつが最安値で、いつが最高値かなんて、その時にはわからないから、そこを目指してはいけない。

何が起こるか予測というより、引き続きこれに書いたことを注目していきます。

2019年~2023年の株価上昇・下落要因まとめ

2019年で最も大事な考え方の1つは、『米中二極体制がどのようなものになるか』だろう。

2023年までに、アメリカの国防予算は8000億ドルに、中国のそれは3000億ドルに達する可能性がある。一方で、「その他」をみると、800億ドル以上を国防に投入することを計画しちている国は存在しなし。
つまり、考えるべきは、米中二極体制の時代がやってくるかどうかではなく、それがどのようなものになるかだろう。
https://www.foreignaffairsj.co.jp/theme/201901_yan/

知らなかったんだが、2001年4月に海南島事件で米中は南シナ海で接触事故を起こして米中関係がいっきに緊張したことがあったんだな。その流れを変えたのは、9.11テロ事件であって戦略的パートナーに変化させたというのがまた興味深い。

『米中もし戦わば』でも書かれているが、軍事衝突が起こるとすれば南シナ海上、あるいは中国が台湾への軍事介入に対しての米国が参戦という可能性が非常に高いと書かれている。第一列島戦に沖縄をはじめとした石垣島、宮古島、武富島あたりは入っている。ドンパチすることになる可能性があるかもしれない。早めに訪問しておきたいなぁと感じる。
台湾はもはや米中衝突のポイントなので、台湾の政治動向をおさえることは重要だ。

次いで重要なのは、第二列島戦としてのフィリピンであろう。

米国とフィリピンの合同軍事演習「バリカタン2018」が5月7日午前、フィリピンの首都マニラで始まり、8000人以上の兵士が参加した。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2018-05/15/content_51317105.htm

とやっている一方で、中国からのフィリピン投資を受け入れている。

中国企業が20億ドル(約2250億円)を投じ、フィリピンのクラーク米空軍基地跡に工業団地を建設する。同国のドゥテルテ大統領が米国から距離を置いて中国寄りに傾いていることを鮮明に示すさらなる事例だ。
この計画は中国による最大級の対フィリピン投資になるとともに、ドゥテルテ氏が掲げる1800億ドル規模のインフラ再生計画「ビルド・ビルド・ビルド」の目玉の一つとなる。今週予定される中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席のフィリピン訪問と重なる動きだ。中国国家元首によるフィリピンへの公式訪問は2005年の胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席以来となる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37921420Z11C18A1000000/

高原伝道師の動画で、トルコがいかに重要なポジションになっているかというのがあったが、トランプ大統領はシリアから米軍撤退を宣言しているからもう見捨てるつもりなのかな。
そうなると、2019年の注目点としてはフィリピンの米国すり寄りと、中国すり寄りがどうなるかというのは一つ注意すべき点であろう。