株式市況/米国株式市場は85%がアルゴリズム取引だ

昨日の終値。米国市場の爆上げをうけて、日本市場も爆上げ。
「影響をうけて」というより、自らの意思がない市場といった方があっている。

【日経平均株価】 20,077.62 △3.88% +750.56 [12/27]
TOPIX 1,501.63△4.90%
マザーズ 826.69△6.55%
【ドル建て日経平均】180.52 △3.17 +5.54 [15:00]
【ドル円】 111.21 -0.16 ▼0.14% [15:01]
【日経VI】27.50 -3.41 ▼11.03% [14:41]
東証一部出来高 1,383,920,000株 15:00
ダウ先:22811 15:02JST ←昨日終値付近に戻してきている
SP500先:2456.9 15:02JST

2営業日の下落は取り戻したが、それでも年初来最安値水準だよね。


続いて、チャイナと欧州。まぁ欧州は休場が続いてたからね。

【上海総合指数】 2,483.09 ▼0.61% -15.21 [16:05]
【HSI】25,478.88 ▼0.67%
【CSI300指数】2,990.51▼0.38%
【USD/CNH 】6.8742(↓)8:03JST
【USD/CNY 】6.8662(↓)8:03JST
【USD/HKD】7.83040(↓) 8:03JST
【テンセントHK700】309.6 ▼0.32%
【申万宏源集団】3.99 CNY ▼0.50%
【中国銀河証券6881】3.44 HKD ▼1.44%
【HUAWEI 002502】3.98 ▼3.98%
【英国FTSE100】 6,584.68 ▼1.52% -101.31 [12/27]
【ドイツDAX】 10,381.51 ▼2.37% -252.31 [01:35]
ユーロ・ストックス50指数 2,937.36 ▼1.22%
MSCI Emerging Markets 952.33 △0.22%
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,606.09[12/26]

米国から締め出そうとしているのか。確かチャイナ企業は米国議員へのロビー活動が非常に盛んらしいので議員からの法案提出は難しいかもしれないが、トランプ大統領直轄なら議員もしぶしぶと通過させる可能性はありそうだよね。

複数の関係筋によると、トランプ米大統領は、国内企業に対し、中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)が製造した通信機器の利用を禁止する大統領令を来年にも発令することを検討している。米国は、両社が中国政府の指示を受けているとみており、米国人に対する諜報(ちょうほう)活動に両社の製品が利用される可能性があると主張している。大統領令は8カ月以上前から検討されており、早ければ来年1月にも発令される可能性がある。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/12/zte-1.php

↓の記事を読んでそうだよなぁと思ったんだけど、中国相手に甘い汁をすってきたのは米国だってことも忘れてはならない。まぁ中国が米国債をふんだんに買ってくれるから政府があれだけの政府支出を増額できたわけだし。
国家に利益をもたらしてくれる存在であるうちは、大目にみることができたんだろうね。
中国が米国を超えて(というか最初から自分たちが一番だと思っている国家だが)、脅威になった段階で扱いを変えたんだろうね。これが新しい21世紀型の植民地型なんだろうなぁ。植民地側は一部の権益者だけが美味しい思いをして、それ以外はみな苦難にあるという。この構造は20世紀以前の植民地と変わっていないが、まあスペインなどの略奪・虐殺がないだけずっといいといえばその通りだ。

中国のテクノロジー大手が台頭するなか、利益獲得のためにそれら中国企業のいかがわしい行動に目をつぶり、取引を続けてきた無節操な米企業の罪について、考え直してみる必要がある。
米紙ワシントン・ポストは先ごろ、これについて指摘したアイザック・ストーンフィッシュの寄稿を掲載している。
「中国の強制収容所に監視カメラを供給している同国のテクノロジー大手ハイクビジョン(Hikvision)は、米国の友人たちから多くの支援を受けている。米国の大手広告代理店バーソン・マーステラは、ハイクビジョンの米国子会社に“戦略計画の立案や助言”といった支援をすることで、毎月2万5000ドル(約280万円)を稼いでいる」
「ロビー活動を行う法律事務所のシドリーオースティンは、連邦議会の下院議員を14期務めたリック・バウチャー元議員(民主党、バージニア州選出)に支援を依頼。米当局にハイクビジョン製カメラの使用禁止の撤回を求めている」
「ハイクビジョンと提携するインテル は、工場の自動化を推進。アマゾンは 数百に上るハイクビジョン製品を販売している」
https://forbesjapan.com/articles/detail/24413/1/1/1#

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米国株式市場は上昇で終わった。
日本時間明け方5時までは▼1.5%超の下落していたのに、5:15頃からプラ転して一気に駆け上がった。

【NYダウ】 23,138.82 △1.14% +260.37 [12/27]
NASDAQ 6,579.49 △0.38%
S&P500 2,488.83 △0.86%
【WTI原油】45.34↓ [08:20]
【NY金先物】1,277.45 ↑ [08:30]
ドルインデックス:96.57 (↓) [08:32]
米国10年債利回り:2.771 (↓) [08:32]
【VIX恐怖指数】29.96 -0.45 ▼1.48% [12/27]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,605.65▼0.86%
NYFANG:IND   2,207.48▼0.47%
AAPL  156.15▼0.65%
AMZN 1461.64▼0.63%
GOOG 1043.88△0.43%
NVDA 131.17▼1.45%
米取引所の合算出来高は不明。

アルゴリズム取引が85%ですか~。クリスマス休暇中だからってことはないんだよね!?

今朝、PBS(邦訳)でも同じようなニュースに出くわしました。これからも買いが買いをよび、「売りが売りをよぶ」という原則は変わらないでしょう。むしろ、それをどのタームでみるかがポイントになると思っています。それこそが変動オペなのです。

So, computerized trading tends to take small declines, turn them into big declines, take small advances, turns them into big advances, or creates a lot of volatility in the markets.
https://www.pbs.org/newshour/show/how-computerized-trading-exacerbates-market-volatility-including-on-a-record-setting-day


今朝の日経平均先物大証は 19890円 8:47JST

【ドル円】 110.85 -0.15 ▼0.14% [08:42]
ADRは ファナック▼2.78% ソフトバンク△1.12%

それにしても、大納会を終えると米国市場を12/28、1/2、1/3と3営業日またぐのでノーポジションにしておきたいところ。滅多にないことですが、今日は利確オペ以外はマルでいくかもしれません。

さて、昨日は色々話せたことと、昨日配信の吉田繁治先生メルマガのおかげでだいぶ頭の中が整理できたので今朝アウトプットしました。これとは別に数字の整理もしたかったが時間切れ。
こういった整理含めて市況を描くのに1時間半強は必要か。相場には張り付かなきゃいけないことを考えると時間配分が難しいなぁ。

2019年~2023年の株価上昇・下落要因まとめ

あと、昨日の話にあったTweetDeckの私の画面です。

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