米国株式市況/FOMC経済見通しは大きく改善

【NYダウ】30,154.54 △ 0.50%  
【NASDAQ】12,658.19△ 1.25%
【 S&P500】3,701.17 △0.18%        
ラッセル2000種指数 1,952.722▼0.36%  
VIX恐怖指数  22.50↓
米30年債利回り 1.658→
米10年債利回り 0.920 →
米2年債利回り 0.123 →
2年債と10年債の利回り差  80.2BP ↑
WTI原油先物 47.82 8:08JST
フィラデルフィア半導体指数:2773.42▲0.05%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,125.06▼0.10%  
LQD   137.34 ▲0.08%  
HYG  86.84▲0.15%  
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,330.81△0.05%   [12/15]
米取引所の合算出来高は99億株。過去20営業日の平均は114億株。
AAPL 127.81▲0.05% (52週最高値 137.98 )
AMZN 3240.96△2.40%(52週最高値 3552.25)
GOOG 1763.00▼0.27% (52週最高値 1847.20)
MS   219.28△2.41% (52週最高値 232.86) 
FB   275.67△0.04% (52週最高値 304.67)
NVDA 529.70▼0.88% ( 52週最高値 589.07)
TSLA 622.77▼1.65%(52週最高値 654.32)

欧州は上昇。12月ユーロ圏PMI速報値 総合指数49.8(前月45.3)から改善
Europe Stoxx 600 396.08 (△0.82%)
FTSE100  6,570.91 △0.88%

◆米国経済指標
・11月小売売上高 前月比▼1.1%/前月▼0.1%/速報値△0.3%から下方修正)
 - 前年同月比では△4.1%
・ 11月自動車・ガソリン・建設資材・外食を除くコア小売売上高 ▼0.5%
・ 12月住宅市場指数 86 (前月90)
・ 12月米総合PMI速報値 55.7(前月 58.6)
・ 12月米サービス業PMI55.3(前月 58.4)
・EIA発表 原油在庫量  -3.135M  前週15.189M

オープニングは、S&P500もナスダック総合指数もほぼフラットでスタート。
米国市場前から、コロナ追加経済協議で小切手配布が含まれる見込みなことや、合意が近いことが伝わった。超党派法案の9000億ドルをベースにしているとのこと。マコネル上院院内総務の発言によると、ジョージア州上院決選投票で敗戦の見込みがでてきたので、経済対策案を通過させて票を取りたい意向みたい。党内で一致しているのかわからないし、なんだかまだ腑に落ちていない。

マコネル氏はこの日、共和党上院議員との非公開の電話協議で、経済対策案を通過させられればジョージア州で来年1月5日に行われる2つの上院選決選投票で共和党現職の両氏に有利に働くだろうと述べた

引用元:ブルームバーグ

その後は、FOMC待ちで横ばい。

FOMC声明が発表される(声明文全文)とやや下落したが、記者会見がはじまって株価は反発。声明文でのポイント
・ FOMCは月額の債券購入額を少なくとも1200億ドルで据え置き。購入期間に関する「今後数カ月にわたって」という従来の文言を削除。
→改善するまで継続する見通し。
・ 引き続き、2023年いっぱいは政策金利がゼロ付近で維持

FOMC声明発表後に、米債券は大きく動いたのだね。一時、10年債利回りは0.945%まで上昇したのか。

さて、 Summary of Economic Projections より抜粋。
2023年いっぱいは政策金利がゼロ付近で維持ということだが、2023年の利上げを予測するメンバーが一人増えて5名となった。

経済見通しは、9月時点では2020年GDP -3.7%だったのが、-2.4%にまで改善。
失業率も9月時点7.6%→6.7%に改善。2021年~2023年の予測に対してもやや改善の見通しを示した。特に2021年のGDPは-5.5~1.0のレンジだったのに、0.0~5.5のレンジに改善したのだね。要はマイナス成長ではないってことか。