米国株式市況/郵便投票は既に約1200万に到達

【NYダウ】 28,679.81 ▼0.55% -157.71 [10/13]
【NASDAQ】11,863.90 ▼0.10% -12.36 [10/13]
S&P500  3,511.93 ▼0.63%
ラッセル2000種指数  1,636.848 ▼0.74%
米30年債利回り 1.513↓
米10年債利回り 0.727↓
米2年債利回り 0.145 ↓
VIX恐怖指数   26.07
SKEW INDEX 122.54▼1.13%
WTI原油先物 40.09 7:33JST
フィラデルフィア半導体指数:2430.13▼0.14%
ドルインデックス:93.53
ブルームバーグ ドル・スポット指数 : 1,168.73△0.01%
LQD  135.58▼0.10%
HYG  85.00▼0.45%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,270.32 [10/9]
バルチック(BDI)指数  1,807.00 ▼4.49%
米取引所の合算出来高は85億株。直近20営業日の平均は97億2000万株。
AAPL 121.10▼2.65% (52週最高値 137.98 )
AMZN 3443.63△0.02% (52週最高値 3552.25)
GOOG 1571.68△0.16% (52週最高値 1733.18)
MS   222.86△0.66% (52週最高値 232.86)
NVDA 569.93△0.16%( 52週最高値 589.07)
FB   276.14△0.14% (52週最高値 304.67)

アジア時間にJJがワクチンの治験を一時停止と発表されたことで、米株先物指数は小幅に下落していた。
オープニング前に発表があった経済指標
・ 総合CPIは前月比△0.2%(前月0.4%)
・コアCPIは前月比 △ 0.2% (前月0.4%)
  - 9月は中古車が前月比△6.7%上昇(1969年以来最大の伸び)
  -
オープニングではS&P 500はほぼ変わらずでスタート。ナスダック総合指数は、△0.3%上昇。アップルは製品発表後に下落。

さて、米国では決算シーズンが開始。

貸倒引当金の積み増しが懸念されている米銀行が、6億1100万ドルと前四半期から94%減少。カードローンなどの支払遅延残高も半分浦井減少したみたいね。
◆JPモルガン
Revenue :299.4億ドル
 -Trading Revenue:債券46億ドル、株式20億ドル
 - Investment banking revenue: 21億ドル 
Profit :94.4億ドル
なんだけど、 市場コンセンサスよりいい決算だったのに結局▼1.62%で下落。

◆ブラックロック
Revenue :43億ドル
調整後の純利益 :14.2億ドル

個人投資家の純流入がすごいね。2019年は160億ドルの純流入だったのが、2020年は累計340億ドルで2倍を上回ったでしょ。

ラックロックの7-9月の運用資産は過去最高の7兆8100億ドル(約820兆円)に増加した。株高に加え、全ての商品ラインに資金が流入したことが背景。個人投資家の資金は196億ドルの純流入。上場投資信託(ETF)部門iシェアーズの商品には413億ドルが純流入した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-13/QI57X7T0AFB401?srnd=cojp-v2

セクター別では、銀行、不動産、エネルギーセクターが大幅下落しているね。

米議会の混乱は続く…

マコネル上院院内総務は、 休会開けの来週19日に、給与保護プログラム(PPP)の残余資金を活用した5億ドルの支援策を巡る採択を目指すと発言したようですが、ペロシ下院議長はさっそく拒否。

トランプ大統領が圧力をかけても、大型予算は共和党内の反発があるから合意しないんですがね…。しかもその大型予算を拒否している議員って、だいたいベテラン勢だし今年再選挙じゃないからある意味関係なんですよね。トランプ政権が議会に圧力をかければかけるほど、共和党とトランプ政権の足並みがそろっていないことが知られてしまうので選挙前にはよくないよなぁ…

今年の上院再選でトスアップになっている議員は、たいてい議員2期目をかけての戦いであって支持基盤が弱い新人議員なんですよね。

米民主党も民主党内部で意見が割れている状態が続いている。 バイデン大統領誕生で来年1月か2月に大規模な財政出動できるとはずだが、RollCallによると多くの民主党議員はそんな待ちたくないようですね。
12月11日にはCRも期限切れを迎えるので、年度予算にも取り組まなくてはいけないし、1月4日以降の新会期は議題が山積みでしょうなあ。

続々と郵便投票が届く

さて、昨日郵便投票(不在者投票/期日前投票ふくむ)が1000万通を超えたと発表がありましたが、すでに1200万通に達しそうですね。
2016年ポピュラーボート数が1.3億だったので1割に達したということですね。2016年までの郵便投票実績(期日前投票含む)は2~3割くらいだったので、どのくらいに達するか。
あと、ポイントはスゥイング州での郵便投票率がどの程度になるかでしょう。
フロリダ州については、ブッシュvsゴア大統領の時の経験があるので、徹底した投票管理が行われているので訴訟にはならないんじゃないかな。おそらく、想定外の郵便投票数になりそうなペンシルヴェニア州、ウィスコンシン州あたりが訴訟の焦点になりそうな気がしております。

https://electproject.github.io/Early-Vote-2020G/index.html

トランプ大統領の陣営と共和党全国委員会による不在者投票制限の動きが着々と進んでいるんだけど、トランプ・キャンペーンと共和党は訴訟準備しているわけだし、どう考えても選挙にめぐる訴訟がおきる気がするんだよね。
2020年は、そんなにすんなり決まるとは思えないんだけど、バイデン大統領候補当選派の人達にこのあたりのリスクをどう考えているだろうかなあ。

 票そのものの有効性と、それがいつ到着するかの二つが一般的な争点になりそうだ。一部の有権者が年齢や障害といった郵送投票を認める州の基準を満たしていないと候補者が主張するケースもあり得るだろう。
  共和党が一般に制限に動き、民主党は拡大の方向に動いてきたドロップボックス(投票回収箱)を巡り両陣営が争う可能性もある。ダグラス教授によると、大統領が不正を理由に特定のボックスからの全ての投票用紙の有効性に異議を唱え、選挙後に訴訟を起こすことも考えられる。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-10-12/QI2I4BT1UM1A01?srnd=cojp-v2