8月の資金調達は遂にバイデン陣営が上回る。

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ずっと横ならびが続いていたが、ついに資金調達額がトランプ陣営は1億ドルもビハインドした。両陣営がどれだけの手元資金を8月末に保有しているかは9/20に報告される予定だ。トランプ陣営の方が支出が多いので、8月末手元資金でバイデン陣営がリードすることになることが予測される。

▶ 2020年8月の資金調達額
バイデン＋民主党　3.6億ドル
トランプ＋共和党　2.1億ドル
▶2020年7月の資金調達額
バイデン＋民主党　1.4億ドル
トランプ＋共和党　1.65億ドル

▶7月末時点の手元資金
バイデン＋民主党　1.3億ドル
トランプ＋共和党　2.3億ドル

refer : https://www.npr.org/2020/05/20/858347477/money-tracker-how-much-trump-and-biden-have-raised-in-the-2020-election

注目しておきたいポイントとして、7月の少額献金（200ドル未満）はバイデン大統領の方がトランプ大統領を上回ったということだ。
トランプ大統領は、企業やスーパーPACからの献金が多いように思われがちだが、実は少額献金が6割を占める。逆にバイデン大統領候補は、200ドル以上の大型献金が6割を占める。資金調達の200ドル未満少額献金でバイデン陣営がトランプ大統領を上回る状況が続くようなら、有権者の支持が集まっていると考えてもよいのかもしれない。
尚、バイデン大統領候補者自身が2008年にも大統領予備選に立候補しているが、資金調達が全然できていなくて早期に撤退している。また、2020年大統領予備選立候補時も、大型献金が7割近くの資金調達をしているのに、小口献金だけしか受け取らないウォーレン議員やサンダース議員に圧倒的に負けていたし、プティジェチシ元サウスベンド市長（ハーバード大学卒）にも負けたいた。バイデン大統領候補自身の資金調達力はほぼないに等しいと考えている。どれだけ民主党が持ち上げられるか、あるいは、リンカーン・プロジェクトのように反トランプ勢力が資金調達するかにかかっているだろう。

さて、バイデン大統領候補が資金調達を上回るとすると再選する6つの理由のうち1つが消えることになる。6つの理由をもう一度掲載する。詳細は過去ブログにて。

1.　資金調達が上回っている陣営が勝利する
2.　いまだかつてカトリックの大統領が当選したことはケネディ大統領以外ない
　　副大統領でさえ、バイデン大統領候補が初だった。
3.　カマラ・ハリス議員は、黒人代表とは言い難い。
4.　株高の時は、大統領が再選する
5.　バイデンーカマラ・ハリスは、中絶容認・推進派
6.　米郵政公社のサービス劣化で郵便投票が期日通りに到着せずに無効票が多くでる可能性がある。

トランプ大統領が2020年に再選する6つの理由

トランプ再選の鍵を握るのは、黒人票なのだと考えている。

共和党大会では、共和党およびトランプ政権は明らかにアフリカ系アメリカ人を意識していることが明白だった。2016年の共和党大会ではアフリカ系アメリカ人の登壇者数は数名だったが、今回は十数名くらいだったのではないだろうか。かつてない取り込みだと思う。実際、ミット・ロムニー大統領候補は黒人票が6％しか取れなかったが、トランプ大統領は8％もとれた。誤差の範囲ではなく、公民権運動以来の快挙なのだ。

黒人票のカギを握る一つは、アフリカ系アメリカ人の下院議員立候補者だ。その中でも、抜群に目立っているのがキンバリー・クラシック下院議員立候補者（メリーランド州バルチモア）。ブラック＆女性ということでマイノリティの象徴でもある。トランプ大統領ツイッターでは何度も紹介されている。
どうやら、またベニー・ジョンソン監督のもと、新たな広告ビデオを撮影したようで新作も楽しみだ。

もう一人、鍵を握りそうなのがバーゲス・オーウェン下院議員立候補者（ユタ州）だ。元NFL選手でスーパー・ボールのチャンピオンにもなった経験がある人物だ。つい先日、民主党をナルシストと呼んで話題をよんでいるｗ

Foxニュースでオーウェンの発言によると、黒人票の支持がわずかに9％に上昇したようだ。たった1％なら誤差でしょとも思うし、貴重な1％が動いたともいえる。まだまだ追い上げる可能性はじゅうぶんにある。

During the Fox News interview on Sunday, Owens said Black voters were shifting their support away from Democratic nominee Joe Biden and toward President Donald Trump, hailing a late August poll showing Trump’s approval among Black voters rose 9 percentage points during the Republican National Convention.

https://www.sltrib.com/news/politics/2020/09/13/burgess-owens-says/

さて、キム・クラシックや バーゲス・オーウェン下院議員立候補者について情報収集しようとすると、ほんと苦労する。
なぜかというと、民主党メディアは”不都合な真実”を報道しないからだ。共和党からの黒人立候補者がでてきているというのは不都合なのだろう。

民主党にレガシーメディアを支配されている状態で、なぜ共和党（トランプ陣営）がソーシャル・メディア利用に比重をおいたかもよくわかる。比重をおかざるおえなかったということでだろう。
Foxニュースがミスリーディングさせるような報道があることは否めないが、民主党メディアが都合が悪いことを沈黙するのもアレな話だ。

これは経験上だが、レガシーメディアのマーケティングと、ソーシャルメディアは発想が違うしクリエイティブも大きく違う。レガシーメディアでのクリエイティブが染みついた多くの人は、ソーシャルメディアのクリエイティブが下手だ。民主党のソーシャルメディアが上手くないのは、レガシーメディアで染みついてしまった習慣が抜けないのであろう。

参照元
https://www.npr.org/2020/09/09/911191349/trump-republicans-raise-210-million-in-august-far-behind-democrats-haul
https://www.npr.org/2020/09/02/908773287/biden-democrats-shatter-fundraising-record-with-364-5-million-in-august
https://www.npr.org/2020/05/20/858347477/money-tracker-how-much-trump-and-biden-have-raised-in-the-2020-election

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