米国株式市況/7月末までの財政政策決定は期待できないのに株価は上昇

【NYダウ】 26,840.40 △0.60% +159.53 [07/21]
【NASDAQ】10,680.36 ▼0.81% -86.73 [07/21]
S&P500  3,257.30△0.17%
ラッセル2000種指数  1,487.512 △1.33%
米30年債利回り 1.309↓
米10年債利回り 0.606↓ (30年債とのスプレッド0.703↑)
米2年債利回り 0.147↓(10年債とのスプレッド0.317↓)
Fear & Greed Index 65→(Greed)
VIX恐怖指数    24.84→
WTI原油先物  41.55↑
フィラデルフィア半導体指数:2096.59▼0.66%
ドルインデックス:95.15↓
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,193.48▼0.15%
ブルームバーグ商品指数トータルリターン    143.5805 △1.47%
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF   137.88 △0.13%
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF   84.41△0.46%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,224.50△0.24% [7/20] 
バルチック指数    1,678.00 ▼1.87%   [7/20]
米取引所の合算出来高は118億2000万株。直近20営業日の平均は113億7000万株。
AAPL 388.00▼1.38% (52週最高値 399.82 52週最安値170.27 )
AMZN 3138.29▼1.83% (52週最高値 3344.29 52週最安値1626.03 )GOOG 1558.42▼0.47% (52週最高値 1577.13 52週最安値1025.00 )
MS   208.75▼1.35% (52週最高値 216.38 52週最安値115.52 )
NVDA 413.14▼1.73%( 52週最高値 431.69 52週最安値132.60 )
FB   241.75▼1.50% (52週最高値 250.15 52週最安値137.10 )
NFLX  490.10▼2.45% (52週最高値 575.37 52週最安値252.28 )TSLA  1568.36▼4.54% (52週最高値1794.99 52週最安値176.99)
ZM    260.44▼3.03% (52週最高値281.00 52週最安値60.97)

S&P500、ナスダックは0.6%上昇してスタート。EUの合意をうけて、先物から上昇していたからね。
「マッカーシー下院議員が、新型コロナウイルス対策法案第5段は8月まで決まらない」という発言は特に材料視されずにスタートしたようだ。The Hillが、いかに共和党内で案がまとまっていないかが暴かれてる( ゚Д゚)

ナスダックコンポジットは、日中史上最高の10,839.93を記録したが下落。
S&P500も、年初来パフォーマンスがプラスに転じて、日中の史上最高値(2/19)3,393.52を4.01%下回るまで反発してきた。
指数全体としてみれば”反発”という表現になるんだけど、セクター別をみてもらうと、ITセクターと一般消費セクターが牽引してダメな銘柄をカバーしているだけなんですけどね。

セクター別でみると、エネルギー株が急上昇。金融セクターも上昇してるね。
金融セクターが上昇して、銀行株が上昇していたが、キャピタル・ワンは決算発表をうけて時間外で▼4.5%下落。

今日のロビントラック。
時価総額1兆ドルチームがこぞって下落しているので、ロビンフッドユーザーも保有を減らしていたらきれいな感じなんだけど、株保有者は増えていますな。

上院銀行委員会がFRB理事2名を承認

1年くらい放置されていた、トランプ大統領のFRB理事指名。
上院銀行委員会がやっと決議した。 銀行上院委員会委員長はMike Crapo (R-ID) なんだが、あまり動きを追い切れていなかった。シェルビー議員(アラバマ州)が最後まで懸念を示していたからまさか承認されるとは思わなかった。
シェルトン議長って、過去に金本位制に戻すべきだと主張した人なんだよね。
上院銀行委員会の共和党員全員が承認したようなので、上院のみの決議で承認されるはずなので2名の空席が埋まることになるでしょう。
ただし、いつ採決するかは、マコネル上院院内総務次第です。次は、上院本会議での採決になります。民主党以外で、誰が否決するかに注目しています。

シェルトン氏は2016年の大統領選でトランプ陣営の経済顧問を務めた。2月の指名公聴会では、委員会の共和党メンバーからも、主流の経済思想から外れているとの指摘が出た。また、中央銀行の必要性を疑問視し、長年にわたりFRBを批判してきた同氏を金融政策当局者に充てることに懸念の声も上がった。
しかし、21日の採決では共和党メンバー全員が同氏の指名を支持。民主党メンバーは全員が反対票を投じた。
銀行委員会での承認を受け、今後は上院本会議で採決が行われる。本会議では少数の共和党穏健派が承認の鍵を握ることになる。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-shelton-idJPKCN24M2ZY

失業給付上乗せ最後の支払いが7/25-26

ブラックロックの決算をふまえると、個人投資家が動かしている相場になっていると考えている。しかも、これらの個人投資家は、ギャンブルと区別ついていないようなアレな人達が多いと思われる。先を読むなんてことしないし、実際にコトが起こってからわかるような人達だと思うわけです。そんな彼らは、失業手当で毎週1000ドル近く受け取っている(今までの2倍!働かないのに!)
そうなると、8/1になって「ええっ!受給額が少ない!」と騒ぐ気がするわけです。ちょうどそのタイミングは家賃支払いと一緒(米国は当月・月初払いが多いらしい)。家賃支払えない!株式資産を出金するしかない!という流れって出てくるのが8月3日以降。考えすぎなんですかね、どうなんだろうか。

7月末までに次の財政政策が決まらないことだけは、ほぼ確定しているので、一時的にはこういった支援が途絶えることになるでしょう。そこで何が起こるか。