今朝の先物市場
【CME日経平均先物:円建て】21,835 (-115) 日経比:-42 ▼0.19%
【為替ドル円】 107.76 ▼0.01% -0.01 [07:43]
【CME ダウ先物】 25,202.00 ▼0.69% -176.00 [07:37]
ダウ比:-181 (▼0.71%)
今週の経済スケジュール
6/10(水)日本時間朝3時~4時:FOMC
6/11(金)MSQ
6/16(火)日銀政策決定会合
全米で広がる抗議デモ・略奪行為と株価
George Floydという黒人男性が警官に押さえつけられて「I Can’t breath」と10回くらい発しているのに、膝で首を押さえつけていた警官および、それを傍観していた合計4名の警官に対しての抗議デモだった。州警察は、この4名を即時解雇したのだが、殺人罪として起訴を求めるデモが起こったわけだ。
ホワイトハウス前でも、抗議デモが起こっております。
まぁ、平和的なデモはいいわけですよ。ところが、そこから店舗から略奪が起こるし、店舗に火をつける事態が発生していて、州で夜間外出禁止令がでた。
リアルタイムでデモをご覧になりたい場合は、ロイターがライブ中継しています。8:30JST
Nike store on Michigan Ave smashed and completely looted pic.twitter.com/IRZc4FuDBO
— Ben Pope (@BenPopeCST) May 31, 2020
ところがですね、だんだん、 George Floydの死をキッカケに米国人がもっているあらゆる不満が爆発しているんですよ。それが”Eat the rich”ね。
Socialists gather in Beverly Hills to chant “eat the rich.” pic.twitter.com/aY7JatKqhm
— Ian Miles Cheong (@stillgray) May 30, 2020
失業率が20%に達している中で、かつ、不満がたまっていた状態で、こういうことが起こると、爆発しやすいんだろうなあ。こういう事件って、米国ニュースを定期的にみはじめてから隔月くらいで起こっていた気がするけど、ここまでの暴動にはならなかったよね。失業していて、失うものがないからというのもある気がします。デモ起こしたとしても、失業給付はもらえるだろうしね(*’▽’)
アマゾンは配送縮小、アップルは一部休業継続
治安が安定していないと、事業は再開できないよなあ。まさか、不満がここまで爆発するとは誰も予測だにしなかったのではないだろうか。
株価がどのくらい影響するかは、略奪行為がどのくらいの規模で、どれくらいの期間になるかになるだろう。また、その略奪を割けて営業時間短縮や休場する店舗でも出てくるだろう。
あとは、工場とかで、これに乗じたストライキやデモが行われることもあるかもしれないね。
・ Appleは、コロナウイルスのパンデミックに続いて、約270店舗のうち約130店舗を再開し、それらのほとんどは日曜日に閉鎖された
・ ミネアポリスを拠点とするターゲットは、この地域ですでに32店舗を閉鎖していた。日曜日に、それはそれが全国で少なくとも一時的に閉鎖
・Amazonがロスやシカゴで配送事業を縮小
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-31/QB7P6VDWLU6801?srnd=cojp-v2
米国の制裁について中国の反応
まぁ予想通りの反応だけど、報復は今のところ出てきていないね。
香港政府は中国政府による国家安全法制定の方針は同国の「合法的な権利」の一部だとして、トランプ米大統領が行動を辞さないとした措置は「正当化されない」との立場を表明した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-31/QB6C9XT0AFEB01?srnd=cojp-v2
中国共産党の機関紙、人民日報もトランプ大統領が29日示した計画は中国に対する「言語道断の介入」であり「失敗する運命にある」とした。
中国の5月製造業PMI、雇用指数
中国が先月発表している失業率は6%だが、 中泰証券研究所のレポートでは20%に達しているという試算もある。雇用指数も低下しているので、6%では済んではいないのだろうな。建設指数が大きく上昇しているようで、またインフラ投資が活性化しているという話もあるので、そこだけ盛り上がっていくのかもしれない。輸出受注指数が節目の50を大きく低下しているのもアレだよなあ。
・中国国家統計局が31日に発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.6と、前月の50.8から低下し、生産活動の回復の鈍さを浮き彫りにした。
https://jp.reuters.com/article/china-economy-pmi-idJPKBN2370SZ
・ 5月の非製造業PMIは53.6と、4月の53.2から改善。
・ 5月輸出受注指数は5カ月連続で低下。35.3と、節目の50を大きく下回った。
・工場が操業再開後に従業員を削減したことで、5月の雇用指数は49.4と、前月の50.2から低下した。
・4月に50.2だった新規受注の見通しは50.9に改善。内需がまもなく盛り返す可能性を示した。
・建設活動の状況を示す指数は、4月の59.7から5月は60.8に上昇した。建設の新規受注指数は4月の53.2から58に伸長