昨日の終値。
 【日経平均株価】 23,400.70 △0.89% +206.90 [02/19]
TOPIX 1,671.86△0.37%
マザーズ 830.15△2.66%
【ドル建て日経平均】212.64 △0.62% +1.31 [15:00]
【ドル円】 110.05 +0.20 △0.18% [15:03]
東証一部出来高 1,133,970,000株 15:00
今朝の注目ポイントはまずは、為替でしょう。昨日の市場が終了してから、一方的に円安に向かいました。昨日みた限りでは、どの通貨に対しても円は全面安でした。
【ドル円】 111.27 +1.42 △1.30% [08:21]
昨日から今までと異なる動きをみせていると思うのが、まず円安とオフショア元安が同時進行していることです。オフショア元は大きく動くことがあり、元安に動く時は円高に、元高に動くと円安になる傾向があります。少なくとも1分足、リアルタイムで1秒単位でみていると、そういった傾向があります。つまり、負の相関関係があります。しかも相関係数は高いと予測しています。
ところが、昨日15時以降は正の相関関係になっているのです。オフショア元のボラティリティに対して、円が大きく動かない時はよく見受けられますが、正の相関関係であるというのはあまりみたことがありません。

日足でドルインデックスとドル円が正比例の関係にあるならまだしも、やはり昨日は急激すぎます。10月10日以来の水準とありますが、10月10日は一瞬だけで、長くは続きませんでした。尚、ドルインデックスが2017年5月以来の水準にあります。2017年5月って、トランプ政権で減税案が議会で審議し始めていたころのはずです。

どうやら、ユーロも対ドルに対して通過安に苦しんでいるようです。32か月って約3年弱ドルに対してユーロが弱くなり続けているということですよね。
Euro at a 32-month low against the US Dollar… pic.twitter.com/dfv2ia7nIr
— Charlie Bilello (@charliebilello) February 19, 2020
ドルが各通貨に対して強すぎる、米国一人勝ちの市場になっているというのが一番わかりやすい説ではあると思います。実体経済で良好な数字が出てきているのは、唯一米国だけです。あとは、経済成長率が弱まったとはいえ、相対的にみれば中国だけでしょう。
特に円安が進行しているのは、コロナウイルスが日本で蔓延してきて、各国が日本渡航自粛など規制をしはじめているから円が売られているのではないかという説もありますが、その要因だけでは弱いと感じています。ただ、米国メディアが現政権の批判を強めているのは事実です。
ただし、米国メディアは現政権の批判を強めています。別に岩田教授が正しいとか政権引きずりおろしたいとかどうでもいいと思います。重要なのは、米国(欧州もいちおう)がどう解釈するかです。少なくとも、彼は感染症専門家という立場でYoutubeで英語で発信したがゆえに、ブルームバーグで書かれてしまいました。ロイターでも書かれました。日本国内での専門家の立ち位置と、米国での専門家の立ち位置は違います。
① WSJで、増税施行したと酷評
② ブルームバーグでも現政権の失策を指摘
・2020年1月に中国人観光客数が過去最高20%増加となり、他国が入国規制をはじめていたのに日本は何もしなかった。インバウンド消費のためあえて無視?
・神戸大学岩田教授のYoutube告発をとりあげ、専門家の意見を聞かないダメな官僚
続いて、中国市場。 20日午前に銀行貸し出しの指標金利であるローンプライムレート(LPR)を引き下げる見通しがでています。
 【上海総合指数】 2,975.40 ▼0.32% -9.57 [16:12]
ハンセン指数    27,655.81   △0.46% 
CSI 300 Consumer Staples Index    20538.44 △1.43%  
MSCI Emerging Markets  1,103.69  ↑  [2/19] 
( 52 WEEK RANGE 956.59 – 1,150.91 ) 
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,642.35  ↓  [2/18] 
( 52 WEEK RANGE 1,587.38 – 1,673.26 ) 
バルチック指数     450.00   △3.69% [2/18] 
( 52 WEEK RANGE    415.00 – 2,518.00 )  2016年2/5 297.0が直近最安値 
あまり報道されていないですが、ロイターやブルームバーグでは、春節明けで仕事に戻ったら解雇されている話や、直近で働いた給与も支払えないという話が多くでてきています。こうなってくると、香港と同様に失業率、住宅価格をウォッチする必要がでてきました。金融政策は、とにかく債務返済の猶予や更なる貸出で乗り切るつもりのようなので、重要なのは賃金が支払われるかなどになるでしょう。問題は、中国の場合は正確なデータではないことです。
ところで、中国の石油精製も通常通りにはいっていないようです。
Chinese refineries are throttling back production even further to cope with weak demand and a lack of workers due to the coronavirus, and are now processing 25% less oil than they were last year.
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-02-19/chinese-oil-refineries-deepen-run-cuts-in-sign-worst-not-over-k6t43247
Run rates have fallen to about 10 million barrels a day this week, the least since 2014, said senior executives and analysts at the nation’s top refiners. That’s down from 11.4 million barrels a day earlier this month and an average of more than 13 million barrels last year.
続いて、米国。SP500は過去最高だそうです。とはいえ、 Fear & Greed Index がニュートラルのままですし、債券利回りもそこまで上昇していないのでまだ警戒は続いているかと思います。
【NYダウ】 29,348.03 △0.40% +115.84 [02/19]
(52週最高値  29,551.42   52週最安値 23,765.24  ) 
NASDAQ    9,817.18  △0.87% 
(52週最高値      9,731.18   52週最安値6190.17 )
S&P500     3,386.15 △0.47%  
(52週最高値   3,380.16    52週最安値2346.58 ) 
ラッセル2000種指数  1,692.573  △0.54%   
(52週最高値  1,706.175   52週最安値 1,266.925 )
【VIX恐怖指数】   14.38 →
Fear & Greed Index  54→(Neutral) 
【WTI原油】       53.425↑
【NY金先物】   1,612.97↑
ドルインデックス:  99.59↑
米国30年債利回り:2.015↑  
米国10年債利回り: 1.566→    
米国 2年債利回り:1.424↑  
米国3か月債利回り:1.589↑ 
ブルームバーグ商品指数トータルリターン    163.1701 △0.61%
( 52 WEEK RANGE   157.4103 – 174.8420 ) 2016年1/15 148が直近最安値
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 2,108.21   △1.09% 
NYFANG:IND   3,905.778 △2.33%
( 52 WEEK RANGE  2,065.031 –  3,921.452 )
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,279.20△0.00% [2/18]
(52 WEEK RANGE  2,049.76 –   2,287.33 )
BofAML US High Yield Master II Effective Yield 5.04↓[2/18]
BofAML US Corporate BBB Effective Yield  2.90↓ [2/18]
BofAML US High Yield CCC or Below Effective Yield 11.33↑ [2/18]
 米取引所の合算出来高は72億2000万株。直近20営業日の平均は75億7000万株。 
AAPL 323.62△1.45% (52週最高値  327.85 52週最安値153.66 )
AMZN 2170.22△0.67% (52週最高値 2185.95 52週最安値1566.76 )
GOOG 1526.69△0.46% (52週最高値 1529.63 52週最安値1025.00 )
MS   187.28△0.30% (52週最高値 190.70 52週最安値102.17 )
NVDA  314.70△6.11%( 52週最高値 315.41 52週最安値131.00 )
FB   217.49▲0.14% (52週最高値 224.20 52週最安値143.43 )
NFLX  386.19▲0.41% (52週最高値 392.92 52週最安値252.28 )
TSLA  917.42△6.88% (52週最高値 968.99 52週最安値176.99 )
BABA  222.14△0.73% ( 52週最高値 231.14 52週最安値147.95)
※52週最高値・52最安値更新:2020/02/13時点 
FOMC議事要旨をうけて、利上げはなさそうと判断されました。
6月には利下げ確率が50%ですか。そうですか。
