15日の各市場終値はこちらをご覧ください。
週末は、株価を大きく動かすニュースは出ていません。
株価を動かす事態に一歩近づく動きは米議会からでてきました。
共産党軍が香港デモ鎮圧に動いたら、米国で制定されている経済優遇措置を停止する法案制定が提言されてきました。今までの法案は、やや曖昧なところがあったんですがこれは明確なアクションにつながる。どの議員が提言したかまではつかめていません。
米議会の超党派の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」は14日に公表した年次報告で、中国政府が香港の抗議デモ抑圧に軍を投入すれば、香港に対する経済優遇措置を停止する法律を制定するよう提言した。
https://jp.reuters.com/article/usa-china-commission-hongkong-idJPKBN1XO27J
(中略)
また議会が国務省に対し、香港の「高度な自治」を見極める基準を定めるよう指示すべきだとした。
さらに、米政権に台湾との軍事的な交流や訓練を強化するよう求める法案を求めたほか、中国とロシアが連携を強化していることも指摘。これが米国や同盟に与える影響を情報機関が評価するよう求めるべきとも訴えた。
ただ、香港の2018年米国輸出実績でDomestic-exportとRe-exportを合算したとしても360Billion HKドルです。今日のレートでドル換算すると、459億ドルです。一方で、中国から米国への2019年上半期輸出総額は1995億ドル。上半期で3倍もあるので、米国は香港からの輸出品に関税をかけたとしても、そこまでのインパクトはなさそうです。
どちらかというと、米国からの輸入も260Billion HKドル存在しているので、 このまま香港経済がリセッションに入っていった方が米国にとって打撃を受けるんじゃなかろうか。

中国も米国も市場を気にして土曜日とか金曜日に会談しはじめているのだろうか( ゚Д゚)
中国の劉鶴副首相が16日午前、ムニューシン米財務長官およびライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と電話会談した。中国の国営新華社通信が17日に伝えた。新華社によると、電話会談は米国側の要請で行われ、貿易合意の「第1段階」を巡り双方が抱いている中心的な懸念について「建設的な協議」を行った。引き続き緊密に連絡を取り合うことで一致したという。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-17/Q13AH8DWX2PS01?srnd=cojp-v2
大統領選挙までひっぱるつもりじゃないよね…まさかさ…
関係筋によると、トランプ米政権は、米企業に対し、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)との取引継続を認める措置を2週間延長する見通しだ。同措置は前回90日間延長されており、今回はかなり短期の延長となる。より長期の延長に向け作業が進められているものの、規制面の問題などで確定していないという。
https://jp.reuters.com/article/usa-china-huawei-tech-idJPL5N27X0ZG?il=0
さて、今朝は米国先物市場が下落ではじまりました。
日経先物CMEも下落。
【CME日経平均先物:円建て】23,330 (-35) 8:10JST
【ドル円】 108.71 -0.16 ▼0.15% [11/17]
ダウ先物指数 27,945.00 8:11JST
SP500先物指数 3,116.25 8:11JST