株式市況/トランプ政権、米上場の中国株廃止を検討

昨日の終値。BOJは9月初めての701億お買い上げ!
【日経平均株価】 21,878.90 ▼0.77% -169.34 [09/27]
TOPIX 1,604.25▼1.17%
マザーズ 881.67▼0.52%
【ドル建て日経平均】203.05 ▼0.85 -1.75 [15:00]
ドル円 107.75円 15:00JST
東証一部出来高 1,353,660,000株 15:00

一方で、海外は5週連続の買い越し。
もうね、「日銀・クジラ VS 海外」なんですね、構造が。
けれども、ブラックロック・バンガード・ ステート・ストリート3社の株式運用額って1000兆円なんですよ。世界の資産運用額って、2020年には100兆ドル(ざっくり換算で1京円!)ですよ。日銀のETF買いは年間6兆円でしょ、まぁクジラ5頭いて同じ規模を買い入れたとしても30兆円なんですよ、たかだか。世界の資産運用額に勝てるわけがないし。

アジア・欧州。10/1(火)から中国建国記念日で1週間休場です。
ハンセン指数     25,954.81   ▼0.83%
【上海総合指数】 2,932.17 △0.11% +3.08 [09/27]
MSCI Emerging Markets 1,001.50  ▼0.77%
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
MSCI Intl Emerging Market Currency    1,609.28 [09/26] 
( 52 WEEK RANGE 1,575.1 – 1,658.2 ) 
バルチック海運指数       1,963.00 ▼4.38%  [9/26]

このニュース、以前、イエメンが停止をサウジアラビアに依頼した経緯だが、少しは中東情勢が落ち着くことになるのかもしれない。

サウジアラビアがイエメンの部分停戦に合意したと、ダウ・ジョーンズ(DJ)が事情に詳しい関係者の話として報じた。関係者の名前は明らかにしていない。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-27/PYHKXXDWLU6L01

続いて、米国市場。 米中の閣僚級通商協議は10/10-11に開催される予定。
国連総会って半月くらいかかるんですね、長い。9/30まで続くようです。

【NYダウ】 26,820.25 ▼0.26% -70.87 [09/27]
(52週最高値  27,398.68  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ       7,939.63 ▼1.13%
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500   2,961.79 ▼0.53%
(52週最高値   3,025.86  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数      1,738.677 ▼0.94%
(52週最高値 1,779.484   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】   17.22[09/27]
【WTI原油】  56..18 ↓ [5:59JST] 
【NY金先物】  1,503.45 ↓  [5:59JST] 
ドルインデックス:98.77 ↓  [5:59JST]
米国30年債利回り:2.131 ↑  [5:59JST]
米国10年債利回り: 1.684 ↓  [5:59JST]
米国 2年債利回り:1.636 ↓    [5:59JST]  
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,672.07 ▼2.12%
NYFANG:IND  2,526.8228 ▼1.91%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,222.71▼0.04%   [9/26]
(52 WEEK RANGE 2,049.76 –   2,228.89 )
米取引所の合算出来高は66億8000万株。直近20営業日の平均は72億株。
AAPL  218.82▼0.49% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 1725.45 ▼0.83% (52週最高値 2035.80 52週最安値1307.00 )
GOOG 1225.09▼1.31% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  171.76▼ 3.15% (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )
FB   177.10▼1.67% (52週最高値 208.66 52週最安値123.02 )
NFLX  263.08 ▼ 0.09% (52週最高値 386.80 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/9/27時点

これは株式市場にとって、ビックニュースですよ。
やっときたか、遅いよ!という感じでもあります。議員の発言だったか、ナヴァロだったか忘れましたが、この中国投資を制限しなければいけないことは発言していたので、やっときたかという感じです。BABA▼5.15%、BIDU▼3.67%ですが、一時9%近く下落したようだが、ソースがとれない。米上場中国株の中で、アリババだけ5000億ドル近くの時価総額なので、米国市場全体への影響もそれなりにあるでしょう。
私がいつも書いている指数の「 NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 」はナスダック上場の中国ハイテク株なのでどれだけ下落するかは注目でしょう。

トランプ米政権当局者らは米投資家のポートフォリオ投資による中国への資金流入を制限する方法について協議している。実際に規制された場合、主要指数に連動した巨額の投資資金に影響が及ぶ見通しだ。
(中略)
トランプ政権が検討している選択肢には、中国企業の米株式市場での上場廃止や、政府年金基金を通じた米国民の中国市場へのエクスポージャーを制限することなどが含まれる。これらの実施方法に関する正確な枠組みはまだまとまっておらず、いかなる計画もトランプ氏の承認が必要になる。この協議に詳しい関係者によれば、トランプ氏は協議にゴーサインを出した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-27/PYHZJAT0G1KW01?srnd=cojp-v2

昨日の野口悠紀雄先生「20年後に、高齢者の生活保護は4倍になる」講義。

私は就職氷河期世代後半ということもあり、非正規雇用は我々だけの問題だという認識があったんですが、どの世代もそうなんですね。現在の生活保護の半数は、65歳以上って…。
”1970年生まれは、70歳からしか受給できないかも!”っていうのはパワーワードで、2000万円不足なみに、若い世代に強烈な危機感を訴えるのでいつかこの言葉は使いたいなと思いましたよん。
生活保護は保険制度ではないから、財源が必要になるというのは気づきませんでした。話を聞いていて、個人で解決するしかないと考える一方で、ますます日本は治安が悪くなって安全コストがかかりそうだなぁ…と。

それにしても、質問者が「どの政治家を動かせば…」「あべ政権に…」という発言が相次いで、驚きました。この期に及んで、なんで政府に対策してもらおうと思っているんですかね。野口先生が最後に「政府に求めてもあまり意味がない。国民ひとりひとりが変化しないと変わらない」という発言で救われた。

信用と信頼の違いを昨日会長から教わったが、日本は国家を信用できるはずがないじゃないですか。戦中に困窮生活を強いられ、ヒトの命をなんとも思わず爆弾運ぶ要員にされて、歴史を学んでないのではないでしょうか。
学校ではアレな先生方やら、戦争経験した祖父母も「当時の軍(政府)がバカだった。強引に進めたんだ」とよく言っていて、私もそうだったと思いますが、政府が伝えたい歴史家の鵜呑みにしている証拠ですよね。
余談ですが、民主党政権時代だった時、父は「もう自民党はダメなんだ、これからは民主党なんだ。」とイキイキと話していました。今思うと、信用取引での失敗で証券マンのせいにしたことといい、政治についてもとことん人のせいにして生きているなぁと思うし、「バカにつける薬はない」と自分の父親をみて心底そう思います。

話しがそれましたが、日本という国を信用している人は、歴史を学んでいない証拠だし、米国という国を信用している人は、歴史を学んでいる証拠なのかもしれないと思いました。もちろん、米国民も、いつ移民になったかによってどれくらい優遇されたかも変わるので、すべてがそうだとは思いません。
ただ、国家を信頼しているかどうかは別問題で、それは個人の想いが入るので、善悪の判断ではなくなるかと思います。

最近関心のある「金」については、金の価値を信頼している人が多数いるので買われるのですよね。そして、ドルの価値は信用しているけど、信頼置いていない人は一定数いて、実は多数派なんではないかとも感じます。
信頼(Trust)と信用(Credit)は、使い分けをしていきたい。