株式市況/ナヴァロの発言とトランプ大統領の発言がほぼ一致

昨日の終値。
【日経平均株価】 20,655.13 △0.98% +199.69 [08/14]
TOPIX 1,499.50△0.87%
マザーズ 868.80△0.69%
【ドル建て日経平均】193.80 ▼0.13% -0.26 [14:59]
【ドル円】 106.47 -0.27 ▼0.25% [15:01]
【日経VI】19.08 -2.24 ▼10.51% [14:41]
東証一部出来高 1,063,240,000株 15:00
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ハンセン指数25,396.00 ▲0.45% 15:02JST
USD/CNH 7.0347 15:02JST
ダウ先物指数 26,293.00 14:53JST
SP500先物指数 2,930.25 14:53JST

今朝の日経先物大証
20,200.00  8:50JST
【ドル円】 105.90 +0.01 △0.00% [08:50]
ADRは ファーストリテイリング▼1.09%  ソフトバンクグループ▼2.85% 
ファナック▼2.76%


昨日の欧州は暴落。
バルチック指数がまた急上昇してきてる。貿易摩擦のために中国が買いだめしているという記事を見かけだが、それだろうか?
ハンセン指数        25,302.28 △0.08%
【上海総合指数】 2,808.91 △0.42% +11.66 [16:11]
CSI 300 生活必需品指数  19389.56 △1.41%
ユーロ・ストックス50指数            3,288.70 ▼2.04%
MSCI Emerging Markets  964.43 ▼0.45%  [08/14]→直近半年で最も下落
(52 WEEK RANGE 929.90 – 1,099.18)
バルチック指数      1,950.00     △4.61%  [08/14] 


続いて米国市場は下落。52週最安値でみると、まだまだ高い水準。とはいえ、今年最大の下落になった。 2年債利回りが10年債を上回る逆イールド現象が発生していたが、日本時間5:58JSTでは同じ利回り。
出来高は膨らんだが、ものすごい膨らんだわけではないことは留意すべき。

【NYダウ】 25,479.42 ▼3.05% -800.49 [08/14]
(52週最高値  27,398.68  52週最安値21712.53 ) 
NASDAQ     7,773.94 ▼3.02%
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500         2,840.60   ▼2.93%
(52週最高値   3,025.86  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数   1,667.583 ▼2.92%
(52週最高値 1,779.484   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】 22.10 [08/14]
【WTI原油】54.920  [5:56JST] 
【NY金先物】1516.40 [5:56JST]   
ドルインデックス:98.00  [5:56JST]  
米国10年債利回り:1.581  [5:58JST] 
米国2年債利回り:1.581  [5:58JST]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,615.35 ▼0.26%
NYFANG:IND   2,440.27 ▼3.49%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100  2,204.71▼0.07%  [8/13]
米取引所の合算出来高は86億8000万株。直近20営業日の平均は74億7000万株。
AAPL  202.75 ▼2.98% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 1762.96▼ 3.36% (52週最高値 2050.50 52週最安値1307.00 )
GOOG 1164.29 ▼2.75% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  150.07▼ 3.83% (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )
FB   179.71 ▼ 4.64% (52週最高値 218.62 52週最安値123.02 )
NFLX  299.11 ▼4.22% (52週最高値 41.77 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/7/8時点


ピーター・ナヴァロが本日Fox Newsでインタビューにこたえたようだ。
もはやトランプ大統領と発言が重複しているのが面白いんだけど、彼の主張は以下の通り。ピーター・ナヴァロってFoxNewsにしか出演していない気がする。

・現在の景気後退を引き起こしているのは、Fedのせい。Fedが今すぐ100BPくらい利下げすべきだ。
・対中貿易での関税引き上げで、米国民が関税分を負担することはないし、現在もしていない
・逆イールドカーブはリセッションを意味するわけではない
・中国は為替操作国だ、けしからん。

Newsweekには明確に、対中関税を決定した人物はピーター・ナヴァロと書かれているし、もう注目が集まっているのだろう。

Peter Navarro, who serves as President Donald Trump’s director of trade and manufacturing policy, referred to the White House’s decision to hold off and forego some additional tariffs on Chinese imports as a “Christmas present to the nation,” despite previously claiming that the tariffs were not having any impact on American consumers.

https://www.newsweek.com/trump-adviser-china-tariffs-christmas-present-nation-1454368

連邦準備銀行が利下げして、 U.S.-Mexico-Canada の貿易協定が進めば、数か月後にはダウ指数が30,000超えるってピーター・ナヴァロが宣言しています。

“If the Fed gets this right and if we pass the U.S.-Mexico-Canada agreement, those are the two most important things we need to do over the next several months to move the Dow over 30,000,” he said.

https://www.foxnews.com/media/federal-reserve-trump-white-house-dow-jones

トランプ政権は大幅な利下げを求めているようですが、市場は25BPの利下げが約8割とよんでいるようです。

さらに、12月FF金利は、125-150、150-175で80%の予測を占めている。
現在の200-225BPよりも75BP下落するとよんでるのか。
まぁナヴァロは100BP下げろと主張しているようですがね。

トランプ大統領は、香港についても含めてmeetingするかい?と呼びかけておりますが、BloombergTVによるとナヴァロは「中途半端な進展で、中国とは協議できない」と更に強硬姿勢を示している。


さて、話題の米国債の2年債と10年債の逆イールドカーブ。
米国債が日本国債化するという極論まで出ているが、ここまでの沈み具合をみていると、1%を割り込むんじゃないかという気にもなる。

米国の10年債利回りは一時1.57%と、2016年9月以来の低水準となり、2年債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は一時マイナス1.92ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となった。 30年債利回りは過去最低を更新。英国では10年債利回りが2bp低下して0.475%、2年債は1bp上昇の0.478%を付けた。
  逆イールドへの流れは時間をかけてゆっくり進行してきた。成長懸念がその間に著しく深刻化したことを反映している。2年債と10年債の利回り差は2年以上にわたって徐々に縮小していた。リセッションシグナルとして注目される別の指標である3カ月物と10年物の利回り差は、今年3月に逆転して以来現在までの大半の期間で逆イールドの状態が続いていた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-14/PW885L6TTDS501