株式市況/FOMCは25BPの利下げを決定

昨日の終値。BOJは704億お買い上げ。
ワシントン時間で日米閣僚級通商協議が明日まで行われます。

【日経平均株価】 21,521.53 ▼0.86% -187.78 [07/31]
TOPIX 1,565.14▼0.66%
マザーズ 904.92△0.18%
【ドル建て日経平均】198.25 ▼0.81 %-1.61 [15:00]
【ドル円】 108.54 -0.06 ▼0.05% [15:26]
【日経VI】15.81 +0.71 △4.70% [15:06]
東証一部出来高 1,350,880,000株 15:00
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今朝は下落しそうだ。
【CME日経平均先物:円建て】21,325 (-160) 日経比:-196.53 5:55JST
【ドル円】 108.78 +0.18 △0.17% [05:55]


ハンセン指数       27,777.75 ▼1.31% –
【上海総合指数】 2,932.51 ▼0.67% -19.83 [16:02]
CSI 300 生活必需品指数  19308.47 ▼1.09%   
ユーロ・ストックス50指数          3,466.85   △0.12%  
MSCI Emerging Markets  1,037.01 ▼0.59%  [07/31]
バルチック指数     1,868.00 ▼1.63%  [07/31]

何も決まらないのは想定済だが、また米国と中国で合意内容が違っているしね。何度繰り返すんだろうか。

ホワイトハウスのグリシャム大統領報道官は声明で、協議は「建設的」だったと評価した上で、中国が米国産農産物の購入を拡大するとの見通しを表明。引き続き9月上旬にワシントンで協議を再開する予定とした。
中国商務省は声明で「双方が大阪での首脳会談の合意に基づき、主要な通商・経済問題について率直ながらも非常に効果的で、建設的かつ突っ込んだやりとりを行った」とし、中国による米国産農産物の購入拡大が議題になったが、購入拡大で合意はしていないと述べた。

https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-idJPKCN1UQ22H

続いて米国。 S&P500企業中296社がこれまでに四半期決算を発表し、うち74.7%の企業収益が予想を上回ったとのこと。

【NYダウ】 26,864.27 ▼1.23% -333.75 [07/31]
(52週最高値  27,398.68  52週最安値21712.53 )  
NASDAQ      8,175.42     ▼1.19% 
(52週最高値 8,330.21      52週最安値6190.17 )
S&P500       2,980.38 ▼1.09%  
(52週最高値   3,025.86  52週最安値2346.58 ) 
ラッセル3000種指数   1,754.655 ▼1.04%   
(52週最高値 1,779.484   52週最安値 1,379.014 -)
【VIX恐怖指数】16.12 [07/31]
【WTI原油】57.866 ↓ [5:38JST] 
【NY金先物】1414.09↓  [5:38JST]  
ドルインデックス:98.59 ↑  [5:38JST]  
米国10年債利回り:2.007 ↓   [5:38JST]  
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000)  1,743.49 ▼0.82%    
NYFANG:IND     2,636.13 ▼0.49% 
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,215.46 ▼0.01%  [7/30]
  米取引所の合算出来高は89億2000万株。直近20営業日の平均は61億9000万株。
AAPL  213.04△2.04% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 1866.78▼1.67% (52週最高値 2050.50 52週最安値1307.00 )
GOOG 1216.68▼0.69% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  168.74 ▼3.82% (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )
FB   194.23▼1.43% (52週最高値 218.62 52週最安値123.02 )
NFLX  322.99▼0.90% (52週最高値 41.77 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/7/8時点


Fed Watch、すごいなぁ。予測通りになったのか。Fed Watchがすごいというより、市場予測力がすごいというべきか。一方で、FOMCメンバーの2名が利下げに反対したことに注目だ。

米連邦準備理事会(FRB)は30─31日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.00─2.25%に25ベーシスポイント(bp)引き下げることを決定した。利下げは2008年以来初めて。FRBは世界経済を巡る懸念のほか、国内インフレの低迷に言及し、必要に応じて一段の利下げを実施する用意があることを示唆した。 利下げは8対2で決定。ジョージ・カンザスシティー地区連銀総裁とローゼングレン・ボストン地区連銀総裁が景気拡大が継続し、失業率が50年ぶりの低水準にある中での利下げに疑問を呈し、金利据え置きを主張した。

https://jp.reuters.com/article/july-fomc-rate-cut-idJPKCN1UQ2G0

利下げしたといっても、2016年から段階的に利上げを重ねてきている。2018年末に戻しただけでもある。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-31/PVIQGW6JIJUP01?srnd=cojp-v2

となると、今後の利下げがどういう風に進むかが気になるわけだが、本日のFed Watchでは次回は現状維持の予測が多い。しかし、下の12月11日開催FOMCの予測では、200-225BPSが44%と最も多く、175-200は33.6%だ。
12月までにもう25-50BPSの利下げがあると市場は予測しているようだ。

ところで、トランプ大統領はFOMCに利下げを求めていたようだが、それに屈しなかったFOMCには少し安堵した。案の定、FOMCの25BP利下げにかみついておる。

一度きりの利下げではないが、長期にわたる一連の利下げの始まりでもないって? なんか日銀の声明文みたいな解釈に苦しむ発言になってきているなぁ…
また、FOMC声明の全文を読むと、インフレ率2%を下回っているのを懸念している。コア・インフレ率についての分析資料を読むと、医療サービスがキーになっているようで、 メディケアから病院へ支払われる診療報酬の動向が重要とのこと。民主党大統領候補トップ3が政策に掲げている国民皆保険制度が導入されたらインフレが起こるかもしれないのかw

パウエル議長は31日、声明発表後の記者会見で「この利下げの本質は、サイクル半ばでの政策調整だとわれわれは捉えている」とし、「長期にわたる一連の利下げの始まりではない」と説明。その上で、「一度きり(の利下げだ)とは言っていない」とも加えた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-31/PVIQGW6JIJUP01

雇用の伸びはこの数カ月ならしてみると堅調で、失業率は低い水準が続いた。家計支出の伸びは今年初めの頃より回復しているが、企業設備投資の伸びは弱い。前年比ベースでは全般的なインフレ率および食品とエネルギー以外の項目のインフレ率は2パーセントを下回っている。市場に基づくインフレ調整指標は引き続き低水準で、調査に基づく中長期的なインフレ期待の指標はほぼ変わっていない。(中略)
FF金利誘導目標レンジの将来的な道筋を慎重に検討しながら、委員会は経済見通しに関する今後の情報が示唆するものを引き続き注視し、景気拡大や力強い労働市場、対称的な2%目標近くのインフレの維持に向けて適切に行動する。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-07-31/PVISBK6S972801
https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us190515.pdf

なるほど、じゃあ資産管理手数料は株価が上がると上昇するのかw

「資産管理手数料」は、金融機関 が顧客に提供する金融資産の管理や投資助言等のサー ビスに支払われる手数料であり、統計上、金融資産の運用残高(即ち、株式への投資残高や投資信託の 購入残高等)に比例するように作成される。実際、資産管理手数料と株価は強く相関している(図表3)。 昨年末の株価下落が資産管理手数料の下振れに繋がったものの、その後、株価が持ち直しに転じたこ とから、資産管理手数料の下振れも解消に向かうと予想される。

https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/us190515.pdf

さっそく米国の銀行も金利引き下げを発表。金利5.25%もあるのか…。

米銀大手のJPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)は31日、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを受け、個人・企業向け融資の基準となる金利を8月1日付で25ベーシスポイント(bp)引き下げ、5.25%とすると発表した。
各行の金利は名称が異なり、シティの金利は「ベースレート」、JPモルガンとWファーゴの金利は「プライムレート」と呼ばれている。
基準金利の引き下げは多種にわたる融資の金利低下につながり、向こう数四半期の業績に影響が及ぶ可能性がある。

https://jp.reuters.com/article/idJPL4N24W66S?il=0

さて、7月のパフォーマンスをまとめました。
現在マイナスですよん。平常心が何より大切なので、黙々とオペをしております。