株式市況/バルチック指数が示すもの

7月5日(金)の終値。
【日経平均株価】 21,746.38 △0.20% +43.93 [07/05]
TOPIX 1,592.58△0.18%
マザーズ925.93△0.44%
【ドル建て日経平均】201.48 △0.10 +0.20 [14:59]
【ドル円】 107.89 +0.10 △0.09% [15:01]
東証一部出来高 933,150,000株 15:00
ダウ先物指数 26,995.00 14:52JST
SP500指数 3,003.50  14:52JST

成毛氏が セブンペイのアホさ加減を解説しております。
https://www.facebook.com/makoto.naruke/posts/2284139428289827
https://www.facebook.com/makoto.naruke/posts/2284547691582334

今朝は、ほぼ動かず。
【CME日経平均先物:円建て】21,680  7:58JST
【ドル円】 108.52 +0.07 △0.06% [08:11]


続いて、チャイナ。バルチック指数
ハンセン指数   28,774.83    ▼0.07% 
【上海総合指数】 3,011.06 △0.19% +5.81 [07/05]
CSI 300 生活必需品指数  19757.11 △2.67%
ユーロ・ストックス50指数   3,527.98 ▼0.46% 
MSCI Emerging Markets 1,059.93 ▼0.44%  [07/05]
バルチック指数  1,740.00   △2.35% [07/05]→WOW!

バルチック指数が急回復している。2018年の7~8月付近の最高値1770ポイントまであと少しだ。

一方で、長期チャートでみると、2008年に11,000ポイントを超えていた時がある。たとえそれが異常値だったとしても、2009~2010年には3000ポイントを超えていた時があった。2014年以降、2000ポイントを超えると時がない。

ちょうど、7月号のフォーリン・アフェアーズが届いていた記事、「オートメーションとグローバル経済構造」がつながった。簡単にいうと、モノから無経済へシフトしているということだ。ブツが動いていないなら、そりゃあバルチック指数に反映されないよなぁ。ここでも、もうモノではなく、データの時代なんだなぁということを改めて感じた。

2007年~2017年に、世界の総算出に占める輸出の割合は、28%から23%へ低下した。もっとも取引が落ち込んだのは、コンピュータ、家電、乗用車、化学薬品など複雑なグローバル・バリューチェーンのなかで激しく取引されてきた製品だった。グレートリセッション(リーマンショックのこと)から10年を経ても、貿易はかつてのような伸び率とパターンへ回帰していない。
(中略)
中国における需要の高まりは、この国で組み立てられた製品の多くが国内で販売されるようになることを意味する。2007年当時、中国はこくないで 製品化した家電、繊維製品の37%を輸出していたが、2017年には、これらの比率は、それぞれ29%、17%へ低下している。他の新興市場国もこのパターンを踏襲しつつある。
(中略)
2007年以降、サービス貿易は物品取引と比べて60%速いペースで拡大している。テレコミュニケーション、情報技術、ビジネスサービス、知的所有権を含む貿易部門は物品の貿易よりも2~3倍のペースで拡大している。たしかに、2017年のグローバルなサービス貿易の規模は5.1兆ドルと、17.3兆ドル規模の物品の貿易規模には遠く及ばない。

https://www.foreignaffairsj.co.jp/theme/201907_lund/

米国は独立記念日あけなのに、薄い。
トランプがまたFRB攻撃しているが、もう見飽きてきた。

【NYダウ】 26,922.12 ▼0.16% -43.88 [07/05]
(52週最高値  26,966.00  52週最安値21712.53 )  
NASDAQ   8,161.79 ▼0.10%
(52週最高値 8176.08 52週最安値6190.17 )  
S&P500  2,990.41 ▼0.18%
(52週最高値  2,995.82  52週最安値2346.58 ) 
【VIX恐怖指数】13.28 +0.71 △5.65% [07/05]
【WTI原油】57.634 ↑ [8:34JST] 
【NY金先物】1396.40↓ [8:34JST]
ドルインデックス:97.24 ↑ [8:34JST]
米国10年債利回り:2.039 ↑ [8:34JST] 
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000)  1,801.52 ▼0.69%  
NYFANG:IND   2,600.66 ▼0.42% 
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,198.66▼0.02%   
米取引所の合算出来高は50億8000万株。直近20営業日の平均68億株
AAPL  204.23▲0.09% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 194.91△0.20 %   (52週最高値 2050.50 52週最安値1307.00 )
GOOG 1131.59△0.89% (52週最高値 1289.27 52週最安値970.11 )
NVDA  160.23 ▲1.55%  (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )
FB   196.40 ▲0.41% (52週最高値 218.62 52週最安値123.02 )
NFLX  380.55 ▲0.33% (52週最高値 419.77 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/7/8時点

日本ではさっぱり報道されていませんが、5日(金)日本時間午前~午後は、米ニュース各社は米国独立記念日の行事式典をライブ中継していたようです。米軍機による実演飛行、戦車の展示など独裁者がやりそうな軍事パレードを実行していました。どうやら、フランス革命記念日の軍事パレードで「俺もやりたいぜ」と思ったようです。BBCは皮肉たっぷりに報道しています。
https://www.bbc.com/japanese/48878119

トランプが大大嫌いな、民主党シフ議員は、無駄遣いしてるんじゃない!とおそらく式典中にツイートしていて笑いましたw


高原伝道師も紹介していたピルズベリー「China 2049」を読了しました。パンダハガーだったピルズベリーの懺悔ともいえる本です。全く進んでいない書評は、別途ちゃんとやります😢

・「だます」「隠す」が中国の主な策略。孫氏や戦国時代の戦法を重んじている。
・クリントン政権は当初は対中強硬路線だったが、チャイナのロビー活動により緩和されていった
ベオグラードの誤爆事件で、米国大使館を民衆が包囲していた事件があったなんて知らなかった!
・天安門事件以降、中国の教科書では米国が大悪党として歴史を書き換えられて教えられていた。むしろ、米国が、中国にとって公平な取引ができるように各国と調整したことは何も伝えられていない。
・中国のプロパガンダ戦略では「落とす」ことができない、あるいは、矯正できないアメリカ人はいないと考えられている。悪者も十分に圧力をかけ誘惑すれば、また「よい」人になると考えている

china 2049 マイケル・ピルズベリー

契約重視、言葉を重んじるプロテスタントにとって、「だます」「隠す」を常套手段とする中国は理解しにくいだろうな…
非常に色々腑に落ちた本です。中国を理解する上では必須な本だと感じました。