株式市況/ボルトンが政権内部にいる限り、なんらかの軍事衝突は起きる

5月17日(金)の終値。BOJはなし。

日経225 21,250.09 +187.11 △0.89%
ドル建て日経平均 193.82 +1.43 △0.74%
TOPIX 1,554.25 +16.70 △1.09%
JPX日経400 13,839.29 +145.40 △1.06%
マザーズ総合 890.96 +16.71 △1.91%
日経ジャスダック平均 3,368.97 +13.83 △0.41%
ドル円 109.58 -0.26 ▼0.24% 15:25 JST
東証一部出来高 1,349,520,000株


【ハンセン指数】27,946.46▼1.16%
【上海総合指数】 2,882.30 ▼2.48% -73.41 [16:11]
CSI 300 生活必需品指数 18179.03▼2.56%
【英国FTSE100】 7,348.62 ▼0.07% -4.89 [05/17]
ユーロ・ストックス50指数 3,425.64 ▼0.64%
MSCI Emerging Markets 996.39 ▼1.46% [5/17]←
MSCI Intl Emerging Market Currency  1,611.94▼0.49%  [5/17]
バルチック海運指数 1040.00△0.78% [5/17]

やっぱり中国は、イラン産原油を輸入したか。現段階では、経済制裁されていないようだが、これで米国が経済制裁を行えるカードができてしまった。

中国はイラン産原油の最大の輸入国だ。会談ではトランプ政権が原油の全面禁輸に踏み切ったことを受け、今後の取引についても意見交換したとみられる。
ロイター通信によるとイラン産原油を積んだタンカーが8日に中国浙江省の港に到着した。米国は2日に禁輸措置を始めており、調達に関わった企業や金融機関に経済制裁を科す可能性がある。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44974090Y9A510C1NNE000/


続いて米国。

【NYダウ】 25,764.00 ▼0.38% -98.70 [05/17]
NASDAQ 7,816.28▼1.04%
S&P500 2,859.53▼0.58%
【VIX恐怖指数】15.96 +0.67 △4.38% [05/17]
【WTI原油】63.446 ← [8:12JST]
【NY金先物】1277.59 ↑ [8:12JST]
ドルインデックス:97.98 ↑ [8:12JST]
米国10年債利回り:2.393 ← [8:12JST]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,782.14▼5.28% ←WOW!
NYFANG:IND 2,537.66▼3.53%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,210.19 △0.06% [5/17]
米取引所の合算出来高は約67億1000万株。直近20営業日の平均は69億8000万株。
AAPL  189.00▼0.57% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 1869.00▼2.02%  (52週最高値 2050.50 52週最安値1307.00 )
GOOG 1162.30▼1.41% (52週最高値 1273.89 52週最安値970.11 )
NVDA  156.53▼2.28% (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )←時間外で4%近く上昇
FB   185.30▼0.90%(52週最高値 218.62 52週最安値123.02 )
NFLX  354.45▼1.35%(52週最高値 423.21 52週最安値231.23 )
※52週最高値・52最安値更新:2019/5/7時点


イランと米国の軍事衝突があると予測していますが、非常に緊張が高まっている。やるならラマダン中の金曜日だよな~と思っていたが、17日(金)は何も起こらなかった。残るは、5/24,31の2回だな。
日本時間の今朝、バグダット中心部でロケット砲が撃ち込まれたようだ。

イラク軍によると、首都バグダッド中心部で政府庁舎や米国大使館など在外公館が集まる制限区域「グリーンゾーン」の敷地内に19日、何者かがロケット砲を撃ち込んだ。米大使館への被害や死傷者はなかった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052000098&g=int

それを受けて、この発言のようだ。やたら好戦的な発言だが、真意はわからない。

ボルトンは、ボスに忠実なタイプのようだ(←フォーリン・アフェアーズ情報)
トランプ大統領はあわないと思えば、すぐにでも更迭するだろう。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は15日、中東への空母派遣など対イラン強硬策を進めるボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)らに対し、「トランプ大統領が不満を抱いている」と報じた。米・イラン間の緊張の高まりが軍事衝突につながると危惧する声も出ており、トランプ氏は外交解決を望み、イラン指導部と直接交渉したいと考えているという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019051600742&g=int

そもそも、ボルトンが政権にいるだけで危険なのかもしれない。ボルトンがトランプ政権にいる限り、自作自演で軍事衝突を起こして戦争突入する可能性はある。その段階にはいってから更迭したら遅い。

いずれにしろボルトンはこれまでも、武力行使を正当化するためにたびたび情報を誇張し、操作してきた男だ。そのため今回の件もボルトンの自作自演の危機扇動劇とみる向きもあるだろう。だが、イランの行動が引き金となって大規模な軍事衝突が起きる可能性は十分にある。緊張を高めているのは、イランを追い詰めるトランプ政権の政策そのものなのだが。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/post-12090_1.php

更には、サウジアラビアも戦争したい気満々な気がしてならないのだよ。
”われわれは平和と安定を望む”って、サウジが考えるサウジの平和と安定であって、イエメンにロケット打ち込みまくっているのにね~

サウジアラビアはイランとの戦争を望まないが、イランが開戦を決めるなら、「力と決意」をもって応じる。サウジのジュベイル外相が19日に述べた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-19/PRRDAY6KLVR401?srnd=cojp-v2


ちょうど昨日考えていてモヤモヤしたことをうまく集約してくれている。
これは日本にもいえることだ。大学に行ってもペイする可能性は低いが、かといって行かなければ低賃金が確定してしまう。まぁ親なら低賃金確定よりも、少しでも望みがあるのなら大学に行かせたくなってしまうのが子への想いだろうな~。
じゃあ、その中庸くらいの能力の人はどうすればいいのか?となると、国内に残りたいなら公務員という手もあるだろうが、会長のいうようにこれから伸びていく新興国で文化があうところでチャンスをみつけるのがいいんだろうな。

米連邦準備理事会(FRB)が9日に開いたイベントに参加した研究者らは、学歴が将来の収入と中流階級への道を保証するという常識が、この膨大な借金によって崩れ去ろうとしていると懸念を表明した。

(中略)

借金をしてでも大学に進学しなければ、事態はさらに悪化するかもしれない。自動化とグローバリゼーションの波が押し寄せる中、スキルや学歴が相対的に低い労働者の賃金と雇用率は下がり続けている。安定した職を保持するには、準学士号以上の学位がこれまで以上に必要不可欠になりそうだ。

学費の手当てをいかに容易にするかよりも、学費自体を見直すべきとするルーズベルト・インスティテュートの研究者、ジュリー・モーガン氏は、「大学に行く資金的な余裕がない。しかし、行かないという余裕もない」と語った。
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-middleincome-idJPKCN1SL0B1