株式市況/中国大手証券会社が息を吹き返してきた

昨日の終値。

日経平均株価】 21,528.23 △0.48% +102.72 [02/25]
TOPIX  1,620.87▲0.71%
マザーズ 932.04▲1.67%
【ドル建て日経平均】194.60 △0.61 +1.18 [15:00]
【ドル円】 110.60 -0.08 ▼0.07% [15:04]
【日経VI】17.13 +0.02 △0.12% [14:44]
東証一部出来高 1,057,310,000株 15:00
ダウ先:26065 15:05JST→ほぼ変わらず


続いて、チャイナ。

【ハンセン指数 HSI】28,959.30△0.50%
【上海総合指数】 2,961.28 △5.60% +157.06 [02/25]
【USD/CNH 】6.6827(↓)8:11JST
【USD/CNY 】6.6843(↓) 8:11JST
【USD/HKD】7.8484(↓) 8:11JST
【英国FTSE100】 7,183.74 △0.07% +5.14 [02/25]
ユーロ・ストックス50指数 3,280.01△0.29%
MSCI Emerging Markets 1067.64 △0.84%
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,645.79 [2/22]
バルチック海運指数 634.00 [2/22]

チャイナで動きがでてきた。中国大手金融からの融資はほぼ国営企業が占めていて、民間企業への融資が流れていないというのは覚えていたが、ここでシャドーバンキングの存在がでてくるとは思わなかった。そういう流れなのか、とやっと理解した。

中国の銀行は一般的には貸出は国営企業に大きく偏っている。
これは最後は省政府あるいは中央政府が責任を取ってくれるということを前提に貸している。一方で民間企業に対しては貸出は概して冷たい。
また、国営企業は実は銀行から低利で借りた金を民間企業に融通して利ザヤを抜いていたりもする。

つまり民間企業が金を借りるにはそれなりのハードルの高さがあり、そのハードルを潜り抜けて金を借りる重要なソースがシャドウバンクであった。しかし、いよいよこの厳しい流れが止まり、再度資金が流れ始めてきた。
http://muragoe-makoto.blog.jp/archives/78467117.html

ちなみに、中国の大手証券会社の申万宏源集団 000166:CHは10%上昇。
香港上場大手証券会社の中国銀河証券6881:HKも10%上場。

 しかも、ここ2日間で急上昇。一時、株式担保融資のために株売却の動きが起こっていて、つぶれるなら中国の証券会社からという話があったのでトラッキングしていたが、まさか急に息を吹き返すとは思わなかった。

更に、中小企業向けの融資が増えているようだ。まさにシャドーバンキングを利用していた顧客が、銀行から借りているとしたら、息を吹き返しそうだ。

中国人民銀行(中央銀行)が15日公表した1月の新規人民元建て融資は3兆2300億元(約4768億7000万ドル)で、過去最高を記録した。ロイターがまとめたアナリスト予想の2兆8000億元を大幅に上回った。昨年12月は1兆0800億元だった。中国の銀行は、優良顧客と市場シェアを獲得するため、年初に融資を増やす傾向があるが、規制当局は銀行に対し、特に中小企業向けの融資を増やすよう促してきた。これまでの最高記録は2018年1月の2兆9000億元だった。
https://jp.reuters.com/article/china-yuan-idJPKCN1Q40W3

shenさんの記事も非常に参考になるが、コメントできるほど理解できていない😢
1月の中国新規社会融資総額がブースト

一方で、これ以上、中国の消費マインドが上昇するかというと難しい側面もある。
意外だったんだが、中国の家計資産は、主に銀行預金だ。しかし、インフレを上回る金利を提供していないので運用が難しくなっている。更には、高利回りの商品に手を出すことも難しい。これでは、家計が潤わないだろう。中小企業が息を吹き返したところで短期的に株価は動きそうだが、もう少し長い目でみるには、消費がどう動くか、住宅価格はどうかをウォッチしていく必要があるだろう。
高債務の家計から重要な収益源を奪っている。インフレが金利を上回るペースで加速しているため、銀行の普通預金のリターンは、実質マイナスに陥っているからだ。
(中略)
国有銀は個人の預金を一手に集め、国が定めた低水準の利子しか支払っていない。
(中略)
家計が持つ最大の金融資産は銀行預金で、総額71兆6000億元(約1200兆円)に上る。
(中略)
家計を取り巻く環境は、影の銀行への締め付けでさらに厳しくなった。当局の取り締まりにより、高利回りの貯蓄商品の発行が激減。こうした理財商品の年率金利は、預金金利の2%に対して約5%と総じて高く、預金者に対し、低いリターンを増やす方法を提供していた。

続いて米国市場。しかし薄い。
今週は、パウエル議長の議会発言が2/26、27、3/1と3回あるのね。
米朝会談2/27~28そのもので株価が動くというより、両国の関係性によって米中貿易交渉の動きが変わりそうだから、そういった視点では大事だね。
【NYダウ】 26,091.95 △0.23% +60.14 [02/25]
NASDAQ 7,554.46△0.36%
S&P500 2,796.11△0.12%
【VIX恐怖指数】14.85 +1.34 △9.92% [02/25]
【WTI原油】55.120 ↓ [8:16JST]
【NY金先物】1,327.44 ↓ [8:16JST]
ドルインデックス:96.41 ↓ [8:16JST]
米国10年債利回り:2.665 ↑ [8:16JST]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,939.66△1.25%
NYFANG:IND  2,553.56△0.74%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,158.08 [2/22]
BofA Merrill Lynch US and Global High Yield Indices:6.26900 ↓ [2/22]
米取引所の合算出来高は73億6000万株。直近20営業日の平均は73億2000万株。
AAPL 174.23△0.73% (52週最高値 233.47 52週最安値142.00 )
AMZN 1633.00△0.09% (52週最高値 2050.50 52週最安値1307.00 )
GOOG 1109.40▼0.09%(52週最高値 1273.89 52週最安値970.11 )
NVDA  158.69▼0.31% (52週最高値 292.76 52週最安値124.46 )
FB   164.62△1.69%(52週最高値 218.62 52週最安値123.02 )
※52週のデータは2019.2.25日時点
中国代表団の目の前で、ライトハイザーとトランプが言い合いになるって…
しかも、それを報道陣の目の前で展開してしまうって…。トランプが強硬姿勢を崩してきてるのだろうか。
ライトハイザー氏は、米中の交渉担当者が作成中の「覚書」に関しても、トランプ氏に異議を唱えた。劉氏との会談の席で、トランプ氏が「呼び名が気に入らない」と述べ、覚書が正式合意文書にふさわしくないと批判を展開。ライトハイザー氏が「法的拘束力がある(正式)文書だ」と擁護して、言い合いになったのだ。ライトハイザー氏と大統領の意思疎通が十分ではない印象を与えた。
これも米国内ではちょい注目されているようですね。
トランプ米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン被告は、2月27日に下院監視・政府改革委員会で証言する。同委員会のカミングス委員長は、トランプ氏のビジネス手法が証言の焦点になると語った。
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-cohen-idJPKCN1QA0BR

今朝の日経平均先物。ちょい上昇ですな。

21560.0 8:52JST
【ドル円】 111.04 -0.03 ▼0.02% [08:52]
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