株式市況/米中貿易協議待ちの米国市場

2月8日(金)の終値。

【日経平均株価】 20,333.17 ▼2.01% -418.11 [02/08]
TOPIX 1,539.40▼1.89%
マザーズ 853.22▼1.97%
【ドル建て日経平均】185.30 ▼1.82% -3.43 [15:00]
【ドル円】 109.74 -0.07 ▼0.06% [15:02]
【日経VI】19.50 +2.35 △13.70% [14:42]
東証一部出来高 1,463,830,000株 15:00
ダウ先:25,036.00 14:53JST→ 終値から100ドル強下落
US10Y:2.648 15:04JST


今日から上海市場も開場。やっとですな。

【上海総合指数】 2,618.23 [2/1]
【HSI】28,143.84△0.71%
【USD/CNH 】6.7982(↑)8:16JST
【USD/CNY 】6.7923(↑) 8:16JST
【USD/HKD】7.8477(→) 8:16JST
【英国FTSE100】 7,129.11 △0.82% +57.93 [02/11]
ユーロ・ストックス50指数 3,165.61△0.96%
MSCI Emerging Markets 1035.41▼1.24%
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,645.05 ↓ [2/8]
バルチック海運指数 601.00▼1.48%[2/8] →WOW!

バルチック海運指数が500ポイント台になりそうです。かなり危険な水準だと感じております。
直近で最も落ち込んだのは286ポイントで2016年2月上旬です。確かチャイナショックがあったはずですが、この時何が起こったかを振り返っておく必要がありそう。
この時、日経平均株価は2/1に17,900円の値をつけていたのに、2/12には14,800円まで下落しています。
この時、17.3%の下落!ダブルなら35%近くの下落!2/12だけでも5%近く下落しています。

これは下落要素になるバッドニュースがでてきた。PBOCは預金準備率の引き下げを年初に実施しているし、特別債発行も減税実施した。それでも、大規模な債務不履行に陥るということは金融政策がうまく効いていないのかもしれない。

再生可能エネルギーと不動産を対象に投資を手がける中国民生投資(CMIG)は、債券保有者に約束していた2月1日の返済を怠った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。一方、昨年デフォルト(債務不履行)に陥った永泰能源は、債務再編計画の一環である支払いを先週履行しなかった、と別の関係者は話した。

両社とも借入額が大きいため、今回の動向は重要だ。こうした企業が資金調達で問題を抱えている状況は、11兆ドル(約1200兆円)規模の債券市場に生じた亀裂を埋めようとする政府の取り組みが、すべての企業に行き渡っていないことを示唆する。格付け会社のリポートによると、中国民生投資は永泰能源と並んで中国最大級の債務不履行となる恐れがある。債務残高は6月30日現在で2320億元(約3兆8000億円)だった。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-11/PMRLR86TTDS001?srnd=cojp-v2


続いて、米国市場。また薄くなった…
米中協議が2月14~15日開催だから、今週はうごかなそうだなぁ。

【NYダウ】 25,053.11 ▼0.21% -53.22 [02/11]
NASDAQ 7,307.90△0.13%
S&P500  2,709.80△0.07%
【WTI原油】52.35↓ [8:19JST]
【NY金先物】1,311.45 ↓ [8:29JST]
ドルインデックス:97.07 (↑) [8:30JST]
米国10年債利回り:2.655 ↓
【VIX恐怖指数】15.97 +0.25 △1.59% [02/11]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,799.21△1.06%
NYFANG:IND 2,477.72 ▼0.16%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,137.08 △0.03%
BofA Merrill Lynch US and Global High Yield Indices:6.49900 [2/8]
AAPL  169.43▼0.58%
AMZN 1591.00△0.18%
GOOG 1095.01▼0%
NVDA 146.45▼1.16%
FB   165.79▼0.92%
米取引所の合算出来高は62億3000万株。直近20営業日の平均は74億3000万株。

遂に米国の不動産(しかもニューヨーク市)まで値下げに転じてきた。
不動産を売却してキャッシュをゲットするリファイナンスができなくなってきますなぁ。


週末は野暮用もしておりましたが、この本を読み進めました。これは、完全保存版ですな。
さて、残り数ページとなりましたが、メルマガに匹敵するほどの良書です。しかも1円で入手できる!

国家財政なんてよくわからなくても、問題ないじゃんと思っておりましたが、考えがかわりました。
1日500兆円の通貨売買があり、規模が大きい以上、通貨と国債は切っても切り離せない状況にあるし、通貨とその国の株価もつながっているから全部トータルで理解しないとダメだわ。

この資金循環表を、最新版の数値に更新して、頭に叩き込もうとおもいました。こういう整理ができるようになりたい…

国債価格と金利を決める債券市場では、売りの反乱がある。国際価格は、海外も参加する債券市場が売買を決める。

吉田繁治さんの本でしつこくでてくるのは「価格は、市場が決めるんだ」という点です。
ますます濡れ粟と接点が高まったと感じます。

そして、この本で何度か引用された「国家は破綻する」も入手したので、読み進めます。