株式市況/米国株ETFの流出超過額

昨日の終値。

【日経平均株価】 20,844.45 ▼0.19% -39.32 [02/05]
TOPIX 1,582.88 △0.10%
マザーズ 868.86▼1.19%
【ドル建て日経平均】189.79 ▼0.27 -0.51 [15:00]
【ドル円】 109.83 -0.06 ▼0.05% [15:02]
東証一部出来高 1,228,360,000株 15:00
ダウ先:25,160.00 14:53JST→大きく動かず

だろうねぇ。日本の実体経済は、インバウンド消費(売上見込み)に支えられていた部分が多分にあるから、中国がくしゃみをしただけで、日本経済は風邪で高熱だしてもおかしくないだろうねぇ。

中国の法令変更が、日本の消費に影を落とし始めている。今年1月施行の中国電子商取引法(新EC法)では、海外で購入した商品を転売する者が同法の規制対象となり、転売目的の商品購入にブレーキがかかっている。中国経済の減速や円高・元安も重なり、インバウンド消費の先行きは、急速に不透明感が増している。


【上海総合指数】 2,618.23 [2/1]
【HSI】27,990.21 [2/1]
【USD/CNH 】6.7593(↓)8:13JST
【USD/CNY 】6.7425(-)[2/1]
【USD/HKD】7.8450(↓) 8:13JST
【英国FTSE100】 7,177.37 △2.04% +143.24 [02/05]
ユーロ・ストックス50指数 3,215.04△1.57%
MSCI Emerging Markets 1051.90 1048.05 ▼0.20%
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,651.25 [2/1]
バルチック指数 634.00[2/4]▼1.71% →WOW!


続いて、米国市場。やっぱり薄い…
さて、本日は日本時間6日午前11時から始まるトランプ大統領の一般教書演説が大イベントです。前場中なので、発言によっては何が起きるかわかりません。

【NYダウ】 25,411.52 △0.68% +172.15 [02/05]
NASDAQ 7,402.08△0.74%
S&P500 2,737.70△0.47%
【WTI原油】53.75↑ [8:06JST]
【NY金先物】1,318.75↓ [8:16JST]
ドルインデックス:96.07 (↑) [8:18JST]
米国10年債利回り:2.701 ↓
【VIX恐怖指数】15.57 -0.16 ▼1.02% [02/05]
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000)1,803.19△0.20%[8:19JST]
NYFANG:IND  2,584.94 △1.53%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2129.23 △0.03%
BofA Merrill Lynch US and Global High Yield Indices:6.52000 [2/4]
AAPL  174.18△1.71%
AMZN 1658.81△1.56%
GOOG 1145.99△1.16%
NVDA 149.95△1.16%
FB   171.16△1.13%
米取引所の合算出来高は69億7000万株。直近20営業日の平均は75億6000万株。

今朝の日経平均先物
20940 8:45JST
【ドル円】 109.96 -0.01 ▼0.00% [08:45]
ADRは、ファナック△2.28%  ソフトバンクグループ△2.39%  ファーストリテイリング▼2.61%


米国市場に関して重要なニュースの一つがありました。
やはり、米国市場がこれ以上の上昇は難しいという説が濃厚だと思います。

まずは、再度、以下をご覧ください。

2019年~2023年の株価上昇・下落要因まとめ

ここの一つで、パッシブ投資を通じたETFマネーの流入という上昇要因があります。参照記事には、以下のようにあります。

1つはETFを通じたパッシブ投資が今年は前年比で減少に転じたということ。11月までのETFの資金流入額が前年同期比で62%減少したという。2008年のリーマン・ショック以降は順調にパッシブ投資の受け皿としてETFを通じた投資マネーが米株に流れ、低ボラティリティ下の相場環境を支えていた訳だが、その好需給に今年は変調がみられたことになる。根雪のような買いが入ってこなくなれば、高ボラティリティの相場環境が長引く恐れがありそう。
https://www.quick.co.jp/6/article/18534

つまり、ETFへの流入額、流出額は、自社株買いと同様に重要な要素です。
そして、米国株ETFから過去最高額の流出が1月に起きたそうです。

1月は米国株式相場が急反発したものの、米国株ETF(上場投資信託)からは過去最高となる250億ドル(約2兆7500億円)が流出した。
流出超過は約1年ぶりで、昨年12月の株価急落で警戒感が高まったことをうかがわせる。株価はそれ以降、予想を上回る企業決算や米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ棚上げを受けて持ち直している。ただ、中国の景気減速に対する懸念が引き続き相場の重しとなり、投資家は2018年1月時点に比べ、はるかに慎重姿勢を強めている。当時は米国株ETFに約310億ドルの資金が流入していた。今年は債券ファンドのほか、安定成長が見込める優良株で運用するETFが選好されており、米国の新興企業株や、IT(情報技術)などの成長分野に資金を投じるETFから資金が流出している。
https://jp.wsj.com/articles/SB11565376301374123961004585104630364096248

新興企業株、ITなどの成長分野に資金を投じるETFから資金が流出しているということは、FANGを中心としている自社株買いもなかなかキツクなるんじゃないかな。
ETF経由で株価が上がると、自社株買いしている分の配当金が入ってくるインカムゲインがあったのが、それがなくなってくるということでもあるよね。加えて、本業でも利益が見込めなくなってくると厳しくなってきて、悪循環に陥るのではないかな。


おカネにまつわる雑談

相方から「この直近20年で投資が500万円が1000万円になった場合、よかったといえるのか?」という質問を受けて即座に以下をこたえられるようになった自分に驚きました(*’▽’)

まず、直近20年で金利は上がっていない。つまり、預金でもっていたとしてもほとんど増えなかったことになる。したがって、預金と比べるならば、はるかによい結果だ。

次に、パッシブ&インデックス投資(ソニー変額保険)と比較した場合、だいたい最低20年払い続けて1000万投資が1300万円前後になると聞いたことがあるから、それと比べてもはるかにパフォーマンスはよい。

ヘッジ・ファンドでも年利20%あるところはあるが、20年続いてリターンし続けられるかというと微妙。

最期に、仮に日経平均が最も落ち込んだ2003年や2009年頃の7000円台で買って、ずーーっとホールドできていたとしたら3倍のリターンを得ることができた。しかし、それは極めて難しい。

アクティブ運用になるともっとリターンを期待できるかもしれないが、リスクも大きくなるので、その計算方法はわからない(投げやり)

なんというか、「よいパフォーマンスといえるか?」という質問って、何と比べるかが重要であって、一つの極端な例を出してパフォーマンスの良し悪しを判断するのはよろしくないんだろうなぁと思いました。