株式市況/日銀のETF残枠は3696億円/知能の換金

昨日の終値。BOJは703億お買い上げ。残枠は3696億円なのであと5発!

【日経平均株価】 21,507.54 ▼0.35% -75.58 [11/21]
TOPIX 1,615.89▼0.60%
マザーズ 946.97▼0.36%
【ドル建て日経平均】190.64 ▼0.62% -1.18 [15:00]
【ドル円】 112.81 +0.04 △0.04% [15:24]
【日経VI】21.30 +0.11 △0.52% [15:05]
東証一部出来高 1,392,580,000株 15:00
ダウ先物:24,518.00 15:15JST
SP500先物:2,649.75 15:15JST

寄付きでは1.3%も下落しておいて、まさか1%も下落幅縮小するとは!
HSIも寄付き1%下落していたのにプラ転してますしね。
この数日間、寄付きで下落して巻き戻される現象がどうもよくわかりません。


続いてチャイナと欧州。欧州は大幅反発。

【上海総合指数】 2,651.51 △0.21%
【HSI】25,971.47△0.51%
【CSI300指数】3,226.49△0.25
【USD/CNH 】6.9246(↓) 8:06JST
【USD/CNY 】6.9255(↓) 8:06JST
【USD/HKD】7.8310(→)  8:07JST
【チャイナ10年債】3.396 (→)
HSI Volatility (VHSI) 24.80 [11/21]
【テンセントHK700】289.6△2.84%
【英国FTSE100】 7,050.23 △1.47% +102.31
【ドイツDAX】 11,244.17 △1.61% +177.76
【SMIスイス】8,841.90△0.94%
ユーロ・ストックス50指数 3,153.91△1.21%
MSCI Emerging Markets 975.04△0.25%
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,603.98 (→)[11/20]

欧米と同じように中国の国債利回りをウォッチしていたのですが、どうも変動が小さいなぁと思っていたら、吉田さんからこのような指摘があり、なるほどなぁと。

現代では、中国の土地は、封建時代の領主のように国有です。このため、地価とは、70年や90年の賃借権の価格です。賃借権を買うと、代金は、省政府(=地方共産党)のものになります。中国で国債発行が、他国より少ないのは、土地の賃貸権の売却収入があるからです。
引用元:吉田繁治 181121 ビジネス知識源プレミアム

珍しく日経がナイスな記事を書いてくれた。
村越氏が書いているように、中国の官僚が”謝罪”するってよっぽどのことです。
この点は、注視していきたい。
http://muragoe-makoto.blog.jp/archives/77614992.html

締め付けの効果はてきめんに表れた。影の銀行からの調達額は17年の3.6兆元(約57兆円)から18年(1~10月)はマイナス2.6兆元に転換。返済が調達を上回り、ざっと100兆円の信用収縮が起きた計算になる。

後ろ盾のない民間企業は干上がった。もともと中国の銀行の融資は国有企業に偏りがちで、民間向けは全体の4分の1にすぎない。影の銀行からの調達を断ち切られた民間企業は資金繰りに窮し、過去最高となった7~9月期の社債債務不履行の4分の3を占めた。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO38012270Q8A121C1EA1000/


続いて米国。商いが薄いのでもう連休モードですね。
米国市場、本日はThanksGivingで休場、明日は半日休場。
NVDAは再び下落。年初から30%下落、最高値からは50%下落。

【NYダウ】 24,464.69 ▼0.00% -0.95
NASDAQ 6,972.25△0.92%
S&P500 2,649.93△0.30%
【WTI原油】 54.73 (↑)[08:08]
【NY金先物 1,226.00(→) [08:19]
ドルインデックス:96.72(↑)[08:20]
米国10年債利回り:3.069(→) [08:20]
【VIX恐怖指数】20.80
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,740.83△2.42%
NYFANG:IND 2,351.76△0.51%(BABA△2.35% 、BIDU△3.65%)
AAPL▼0.11%
AMZN△1.42%
GOOG△1.16%
NVDA▼2.93%
米取引所の合算出来高は約65億株と、直近20営業日の平均85億株を下回った。
https://reut.rs/2zlReVt

今朝の日経平均は、円安にもふれているので上昇しそうです。

日経先物CME 21,610 8:50JST
【ドル円】 113.06 [08:38]
ADRはソフトバンク△4.20% ファナック△1.77%

 


educe指数について、時間をみつけては考えています。

『安心社会から信頼社会へ』を読了して、IQだけではなく多重知能という存在を知り、8つの知能の判定というのはもう数十年前から提言されていたことがわかった。

日能研が8つの知能の日本語版を唯一提供していたようだ。本家の英語サイトはこちら
で、さっそくやってみた。8つの知能の詳細については、日能研のサイトに掲載されていますが、「で?」というのが正直な感想。

ここで感じたのは、絶対的な知能評価を示されても何も役に立たないということ。
私達が能力を換金する環境と言うのは、常に相対的に比較されることで換金に至る。

例えば、あるコミュニティ(国単位、エリア単位、会社単位、学校単位など)では、論理・数学的能力が高い人材は、需要が大きい。にもかかわらず、供給が少なければ、当然、その能力をもつ人は換金力が高くなる。

それとは逆に、「音楽・リズム」「身体・運動感覚」に優れているからといって、需要量が極めて少ないのに供給量が多ければ、当然、換金力は下がる。

もちろん、時代によっても変わる。景気がいい時は、「音楽・リズム」に能力がある人の需要量が少しは大きくなるかもしれないが、不況時では需要量が極めて少なくなるだろう。

能力というのはある一定の範囲での需要と供給バランスによって換金力が決まるのに、それが考慮されていないから、こういった能力判定は利用価値が著しく低くなる。

そう、能力を換金するということは、需要と供給を考えなくてはいけないのだ。おそらく日本では「換金」という発想がタブーなんだろうから、その点は考慮されていない。

では、日本ではこういった能力判定は他に何があるかというと株式会社リアセックというリクルートグループの自己分析・適職発見:R-CAPがシェアを占めているようだ。リクルートグループというのが厄介で、彼らはリクナビ進学(大学・専門学校の資料請求サイト)と、リクナビ(新卒採用の応募サイト、リクナビNEXT(転職サイト)をおさえている点だ。

進学・就職・転職など、自分の能力が図られる進路のポイントで常にR-CAPがつきまとっていることになるのだ。リクルートのビジネスモデルとしては、広告業務しか考えていないから、能力判定で換金力はある意味隠していた方がいい。換金力がわかってしまったら、人は応募しなくなるだろうし、広告も成立しにくくなるだろう。

じゃあ、自分のもっている能力の換金力を測定できるものがあったらいいかというと、それはそれで現実を突きつけることになるので、多くの人は受け入れられることが難しいだろう。

現実を突きつけられることに対して、真正面から受け入れられる人は少ない。
米国の大学生のメンタルヘルス課題が深刻化している。これはPBSの放送でみても知っていたが、4人に1人が心理療法を受けていることになる。テクノロジーの発達とともに、求められる能力が時代を経るごとに難しくなっているのはあるだろう。そうなると、現実を受け止めるマインドが重要になってくるのだろう。

2007年以降の10年間で、心理療法を受けているアメリカの大学生の割合は13%から24%へ上昇している。高等教育の中核ミッションの一つが、学生たちを試し、答をみつけさせることにあるだけに、メンタルヘルスの課題に対処していくのは複雑な課題になる。端的に言えば、大学は学生たちにとって本来容易な場所ではない。大学教育の特徴である、学習面での困難さとストレス間のバランスをどのようにとらせ、一方で学生のメンタルヘルスをどのように支えていくかは、次第に綱渡り並みの難しさを伴うようになった。
https://www.foreignaffairsj.co.jp/theme/201811_burwell/

もし、人の能力の換金力が一瞬で測定できるようになったら、雇用側は非常に楽になるだろう。広告は不要になるな。
あとは、その人が、自分の能力の現実を受け止められるようなメンタルヘルス策も同時並行で構築しないといけないんだろうな。

やっぱりこうやって書くと、考えがまとまるね。