株式市況/NASDAQ OMX China TechnologyとNYFANG

昨日の終値。BOJは爆買いなし。

【日経平均株価】 22,192.04 ▼0.05% -12.18 [08/16]
TOPIX 1,687.15▼0.64%
マザーズ 942.48▼1.33%
【ドル建て日経平均】200.20 △0.34% +0.67 [15:00]
【ドル円】 110.87 +0.12 △0.11% [15:09]
【日経VI】17.72 +0.61 △3.57% [08/16]
東証一部出来高 1,546,770,000株 15:00

寄付きから数分で1.3%ほどの下落があった。
しかし10:15の元の基準値公表が6.8と元高で公表されたこととでUSDCNHも急激な元高にふれた。
6.94まで進んでいた元安があっという間に6.89近くまでに達する。

更に決定的だったのが、10:30の中国商務次官が8月末に訪米するとのニュース。
これが決定的だったのか、いきなり下げ幅縮小して、しまいにはプラスに転じてしまった。

とはいえ、一部の人のツイートをみてると「次官ごときで権限ないだろう」「単なる時間稼ぎだ」という発言が多く、私も同感だ。トランプ政権は関税交渉しないだろう。なぜならば、中国の軍拡を防ぐための資金を断ちたいからだ。逆に、トランプ政権が自由貿易に戻そうとするならば、「米中もし戦わば」を書いたピーター・ナヴァロが辞任するなど方針の変更がでてくるだろう。


投資部門別売買状況では、海外は売り。なぜか投信も大きな売り。
確か「投信」にGPIFが含まれている。2017年10-12月には売却したとの報道があったがポートフォリオ見直しのタイミングっていつなんだろうな。


続いて、アジアと中国市場。チャイナは上海、HSIともに1%近く下落する場面もあったが、元高設定で下落幅が縮小した。

【上海総合指数】 2,705.19 ▼0.66% -18.07 [16:05]
【HSI】27,100.06 ▼0.82%
【英国FTSE100】 7,556.38 △0.78% +58.51 [08/16]
【ドイツDAX】 12,237.17 △0.61% +74.16 [00:35]
【イタリア FTSE MIB】20,524.13▼1.83%
【ロシアRTS】1,066.51▲1.07%
【トルコISE100】87,143.21 ▼3.46%
MSCI Emerging Markets  1,021.57 ▼0.18%
MSCI Intl Emerging Market Currency 1,591.31 △0.22%
MSCI Europe (MIEU00000PUS) 1,666.55  △1.16%

トルコの通貨は対ドルで上昇してきたが、新興国危機は終わってない。MSCI Emerging Marketは小幅に下落を続けている。

ちなみに、トルコ10年国債利回りは、8/16時点で20.960!
ベネズエラを除き、世界で最も高い利回りとなっております。アフリカ諸国や南米諸国より高いっても異常だ。

そして、イタリアの債務問題も気になる。イタリア10年債も着々と上昇している。
1994年~1999年頃に利回り106%とかいうデータを見たんだけど、何があったんだ?(◎_◎;)
あとで調べよう。


続いて、米国市場。ダウは爆上げしてるが、BA、WMT、CATで200ドル近く上げてるから偏ってるなぁという感じだ。とはいえ、SP500も上昇してるから、やっぱりチャイナ訪米ニュースの影響だろうか。

【NYダウ】 25,558.73 △1.58% +396.32 [08/16]
NASDAQ 7,806.52  △0.42%
S&P500 2,840.69△0.79%
【VIX恐怖指数】13.45 -1.19 ▼8.13% [08/16]
【WTI原油】 65.37 ▼0.14% -0.09 [08:21]
ドルインデックス:96.575(↓)
米国10年債利回り:2.870(↑)
NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 1,862.09 ▼0.42%
NYFANG:IND 2,791.34 ▼0.05%
ハイイールド債 BofA Merrill Lynch US and Global High Yield Indices:6.13500(↑)
米取引所の合算出来高は63億9000万株。直近20営業日の平均は65億3000万株。
https://reut.rs/2PkvlMS

さて、今日からインデックス指標を2つ追加しました。
1つ目は、NASDAQ OMX China Technology (CHXN9000) 

私はアホなことに注視していなかったことが、アリババなどが米国市場に上場していたこと。
世界時価総額ランキングをみると、もう上位にアリババとテンセントはNY証券取引所上場、バイドゥはナスダック市場上場。2010年時点で100社で、少なくともニュースリリースを見る限り毎年20社は上場しているので、おそらく200~300社になっている。ナスダックとNY証券取引所は約3000社だから、10%を占めるって大きいと感じています。

となると、中国株式市場だけでなく米国上場のチャイナ企業もウォッチせんといかんと思い始めました。中国企業が打撃をうけるということは、米国上場のチャイナ企業も打撃をうける可能性が大きいと思っているが、その相関関係についてはまだモヤモヤしてる。

2つ目は、NYFANG:IND
これはFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル=アルファベット)に加えてアップル、ツイッター、アリババ、百度(バイドゥ)、エヌビディア、テスラの10銘柄で単純に構成されている指数。どうも、アリババ、バイドゥが足を引っ張りそうな気がするのでウォッチしていこうと思います。


長文になったが、本日は…
日経先物大証 22,300.00 08:49JST
【ドル円】 111.00 +0.09 △0.08% [08:49]
ADRはファーストリテイリング△3.43%や、銀行株が上げてますなぁ

そういえば、ADRが何かいまいち理解できていなかったんだが、これは別に米国取引所に上場しているわけではないんだよね。NY証券取引所に上場している日本企業って11社しかないんだね…

ADRとは「米国外の外国企業や外国政府,あるいは米企業の在外法人子会社などが発行する有価証券に対する所有権を示す証書」のこと。 くだけて言うと「米国で売買される外国企業の株式」のこと。もちろん日本企業のADRも取引されています。数十の日本企業のADRも取引されており、日本の夜間もニューヨークの市場でADR価格は変動しています。 ADRは米ドルで取引されていますが当サイトでは、東証株価と比較することができるようにリアルタイムで円換算を行って表示しています。「ADR東証比」がプラスになっていればADRの価格にプレミアムがついている状態ですので、翌日の東証での株価は上昇することが期待できますし、逆もまた然りです。
https://adr-stock.com/