【NYダウ】31,391.52▼0.46%
【NASDAQ】13,358.79 ▼1.69%
【 S&P500】3,870.29 ▼0.81%
ラッセル2000種指数 2,231.509 ▼1.93%
VIX恐怖指数 24.10 ↑
MOVE Index 57.70 ↓ [3/2]
米30年債利回り 2.192→
米10年債利回り 1.390→
米5年債利回り 0.658↑
米2年債利回り 0.125↑
2年債と10年債の利回り差 126.5BP↓
5年債と30年債の利回り差 153.4BP↑
30年物TIPS利回り 0.07% ↓
10年物TIPS利回り ―0.81% ↓
5年物TIPS利回り ―1.88% ↓
10年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.20% ↑
WTI原油先物 59.32↓
フィラデルフィア半導体指数:3070.94 ▼3.10%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,133.86 ▼0.13%
LQD 131.98 ▼0.11%
HYG 86.97 ▼0.15%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,369.57△0.05% [3/1]
米取引所の合算出来高は123億株。直近20営業日の平均は149億株。
オープニング。S&P500、ナスダック総合指数はほぼフラットでスタート。
米10年債金利は、オープニング前の東部標準時間7時頃に1.45まで上昇するがその後は下落。
ただ、FANG+Tはオープニングでは大きく下落していなかったが、引けにかけてずるずると売られる展開となった。
1.9兆$追加財政で恩恵をうけるのは主に最下層
さっきツイートで日経ラジオで「今回の1400$ばら撒きでラグジュアリーブランドが売れると言っていたと書いてあったが、今回恩恵を受けるのは先週21,300$以下の貧困層かつ子どもをもつ層だ。段階的に、恩恵を受けるのは減っていく。 米国の人口はざっくり3.2億人なので下位20%貧困層は6400万人ほどになるはずだ。
子どもがいる家庭には、今回の大人も子供も1人$1,400配布&Child tax creditの給付インパクトが特に大きい。 夫婦(15万ドル以下の収入)+子ども2人で$12,000~$13,000の給付を受け取ることに…なるわけだ。これは貧困世帯の年収の半分にもなるわけだ。とはいえ、既にChild tax credit は1人$2000あったから、子ども2人分を除いたとしてもそれでも今回だけで実質は$8000~$11000の効果がある。
この層は、毎週、給料を受け取るようなブルーワーカーだと思われるので、この層がいきなり大金をもったらどうなるか?というのを想像すると、きちんと子どものために食料なりを買うのかどうかやや怪しい気もする。
また、CFPBの調査によると住宅ローン90日以上の遅延は210万人(返済猶予ローン数は274万件もある!)、賃貸料の遅延者は880万人というレポートがでている(The Hill)
個人所得がスパイクして、消費のマグマがたまっているとされる一方で、遅延や返済猶予のマグマも溜まっていることを覚えておかなくてはいけない。
上記のグラフは年収別の家賃延滞率だが、世帯年収25000$以下だと27%に達しているため3世帯に1つは家賃延滞をしている。まさにこの世帯は、今回の恩恵を多分にうけるので家賃支払いにまわるだろう。次いで、世帯年収25000$~74999$が17%もいるので、この層も家賃にまわる人達がいるだろう。一方で、 25000$~74999$年収層の約8割が家賃延滞していないので、お金がどこに流れるか?ということだ。
フードバンクがパンクしているという話も聞くが、どこにお金がいくかなぁ…
さて、どこまで株式市場にお金が流れてきますかねえ。