米国株式市況/テキサス州停電の影響が拡大

【NYダウ】31,613.02△0.29%
【NASDAQ】13,965.50▼0.58%
【 S&P500】3,931.33▼0.03%
ラッセル2000種指数 2,256.106▼0.74%
VIX恐怖指数  21.50→ 
米30年債利回り 2.037 ↓ 
米10年債利回り 1.277↓ 
米5年債利回り 0.548 ↓   
米2年債利回り 0.105 ↓  
2年債と10年債の利回り差   118.16 BP 
5年債と30年債の利回り格差  149.97BP
10年物ブレーク・イーブン・インフ レ率(BEI)2.226% ↓
WTI原油先物 61.61 ↑ 8:38JST
フィラデルフィア半導体指数:3178.24 ▼1.87%
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :1,129.46
LQD   134.40  △0.50%
HYG 87.61  ▼0.03%
Fear & Greed Index  66 [2/17]
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,369.52△0.02% [2/16]
米取引所の合算出来高は143億1000万株。直近20営業日の平均は159億9000万株。

米経済指標
・ 小売売上高 前月比△5.3% (前月は▼1%に下方修正)
 ― 飲食店,自動車,建材店,ガソリンスタンドを除いたコア売上高 △5.9%
 ― オンラインストアを含む無店舗小売り△11%
 ― 飲食店△6.9%
・ 1月米鉱工業生産指数 △0.9%
・ 1月米生産者物価指数(PPI)は前月比△1.3%

小売売上高が好調だったにも関わらず、S&P500は▼0.6%下落、ナスダック総合指数は▼0.9%下落でスタート。
アップル▼1%、テスラ▼3%、FB▼がオープニングで下落だったのが寄与してS&P500は下落してスタートしたと思われる。

もうテキサス州の原油生産停止やら、遂には半導体工場まで操業停止になっているのが気になってしょうがない。
地中から地上にくみ出すポンプが電気で動かすので、停電で生産できなくなったのはテキサストリビューンで読んだが、まさかパイプラインまで凍結したか…

米国の原油生産は前例のない猛烈な寒波で中部各地の油井が操業を停止したため、40%近く減少し、過去最大の落ち込みとなっている。生産状況を直接把握しているトレーダーや業界幹部が明らかにした。 (中略)
  テキサス州では極寒で油井の坑口とパイプライン内で原油と天然ガス液が凍結した。パイプラインを地下に敷設する北部の油田と異なり、同州では地上に設置されている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-16/QON72DDWRGG701?srnd=cojp-v2

記録的な寒波に伴う米テキサス州全域の停電で、オースティン周辺に集積する半導体工場が操業停止となった。既に顧客ニーズに対応できていなかったサプライチェーンにとってさらなる打撃となる。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-17/QOOV3KT1UM1101?srnd=cojp-v2

面白いのが、テキサス州(といっても州内の一部は違う)だけ電力供給網が独自なので他の州から融通しづらいというのも興味深い。
また、生産国なんで貯蔵設備も他州に比べて貧弱だったというのもアレな話。今回の件は、一つが理由ではなく、いくつもの理由が連鎖してここまでの大停電を招いているよねえ。