米国株式市況/順調におえた米10年債入札

【NYダウ】 27,976.84 △1.05% +289.93 [08/12]
【NASDAQ】11,012.24 △2.13% +229.42 [08/12]
S&P500  3,380.35 △1.40%
ラッセル2000種指数  1,583.246 △0.52%
米30年債利回り 1.379↑
米10年債利回り 0.681↑
米2年債利回り 0.177↑
Fear & Greed Index 74↑(Greed)
VIX恐怖指数  22.28↓
WTI原油先物   42.62 ↑ 7:54JST
フィラデルフィア半導体指数:2227.22△3.36%
ドルインデックス:93.42↓
ブルームバーグ ドル・スポット指数 :    1,178.66 ▼0.04%
ブルームバーグ商品指数トータルリターン   149.9563 △0.54%
iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF  137.25▼0.63%
iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond ETF  84.46△0.02%
S&P/LSTA U.S. Leveraged Loan 100 2,246.46△0.13% [8/11] 
バルチック指数   1,510.00 △0.27% [8/11] 
米取引所の合算出来高は112億4000万株。直近20営業日の平均は103億2000万株。
AAPL 452.04△3.32% (52週最高値 457.65 52週最安値170.27 )
AMZN 3162.24△2.65% (52週最高値 3344.29 52週最安値1626.03 )GOOG 1506.62△1.78% (52週最高値 1586.99 52週最安値1025.00 )
MS   209.19△2.86% (52週最高値 216.38 52週最安値115.52 )
NVDA 475.47△1.83%( 52週最高値 460.19 52週最安値132.60 )
FB   259.89△1.47% (52週最高値 278.89 52週最安値137.10 )
NFLX  475.47△1.83% (52週最高値 575.37 52週最安値252.28 )TSLA  1554.76△13.12% (52週最高値1794.99 52週最安値176.99)
ZM    772.99△1.95% (52週最高値281.00 52週最安値60.97)

オープニング前に発表された経済指標
・ 総合CPI 前月比0.6%上昇 ( 前年同月比では1%上昇 )
・ 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは、前月比0.6%上昇
ガソリン価格は5.6%上昇し、総合CPI上昇の約4分の1を占め、 食品価格は1.1%低下と、ほぼ1年ぶりに下げた。

S&P 500とナスダックコンポジットはどちらも0.9%上昇してスタート。
場中で発表があった原油在庫量は今週も減少で、予想を上回る減少となった。

さて、注目されていた米10年債の入札が東部標準時間13時。
他国よりは利回りが高いので、まだそれなりの需要があるようですね。
本日13日も、260億ドルの30年債入札を実施予定。30年債入札の規模としては過去最大なので、こちらも注目。米国の国家債務が膨らむ~と危機を煽っている人はいるものの、入札でそれなりの需要があるということはおさえておくべきでしょう。

米財務省が12日実施した過去最高額となる380億ドルの10年債入札は、堅調な需要を集め、最高落札利回りが0.677%と、過去最低だった7月時の0.653%に迫った。
落札比率は外国人投資家を含む間接入札者が65.43%、直接入札者が14.74%。国債の安定消化を担うプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)の落札比率は19.83%と、12カ月平均の26.1%を下回った。
応札倍率は2.41倍と、7月時の2.62倍を下回ったが、平均並みとなった。入札結果を受け、10年債利回りは低下したが、終盤では0.661%でほぼ横ばいとなった。

https://jp.reuters.com/article/usa-bonds-auction-idJPKCN2582OO

セクター別では、ITセクターが最も上昇。工業セクターは弱く、デルタ、アメリカンエアラインなど▼1.5%前後の下落。

トルコの通貨危機

さて、先週がもっとも旬のネタだったが、いちおうメモ的に書いておく。
ドルに対してのリラ安が止まらない。先週、過去最安値を更新して、 トルコの中央銀行が金利を625ベーシスポイント(6.25%)引き上げてから少し落ち着いた。しかし、また再度最安値をアタックしようとしている。

外貨準備をつかって通貨安を食い止めているもんだから、外貨準備の減少が著しい。過去10年間で最も少ない状態だ。8月第一週で460億ドルしかない。
しかも、トルコはIMFからの支援を断っている。IMFは、悪魔の手先だと言っているようだ(まあ半分本当)。

このニュースによると、5月にトルコはカタールと150億米ドル(114億ポンド)の通貨スワップ契約を締結したよう。もちろんですが、FRBはトルコとスワップ協定を結んでいません。信頼できない国家として認定されているからね。
FRBとスワップ協定を結んでいるブラジル、メキシコなどとは同じ新興国でも状況が全然違いますからね。

笑っちゃうのが、ソブリンCDSのワースト10だ。CDSが遂にウクライナ、パキスタンよりも上回った!デフォルト率9.60%で、アルゼンチン、ベネズエラに次ぐ高さ。

http://www.worldgovernmentbonds.com/sovereign-cds/

尚、トルコは2018年時点でGDP世界ランキング20位で、それなりの経済規模がある。そして、投資の半分~3分の2は欧州だ。トルコが経済破綻すると、欧州にもろダメージがくることはおさえておいた方がいいだろう。

https://wiki-investment.jp/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3-%E6%8A%95%E8%B3%87%E7%92%B0%E5%A2%83/